降伏の代償【島田洋一:WiLL HEADLINE】 - WiLL Online(ウィルオンライン)
「中国が攻め込んでくれば降伏すればよい。命が何より大事だ」との考えを披露する人がいる
「誰ですか?。名前を挙げて下さい」ですね。「沖縄戦」のような「抗戦しても、もはや敗戦必至。むしろ降伏した方が捕虜として生き延びる可能性がある」という状況ならともかく、そうでない状況で「降伏云々」なんて普通誰も言わない。
大抵の人間は
【1】対ロシア経済制裁や「国連総会ロシア非難決議」を見た中国がそんな無法をすると思えない。国際的批判を恐れ、香港デモにも機動隊(警察)は投入しても最後まで軍隊は投入しなかったし、「南シナ海の領土紛争(ベトナムやフィリピン)」「印中領土紛争(カシミール紛争)」において現在、外国相手に大規模な軍事力行使をしてるわけでもない
【2】自衛隊や在日米軍は世界有数の軍事力(中国軍が簡単に勝てる相手ではない)
【3】そもそも中国が何のためにそんなことをするのか?
つまりは「中国が日本侵攻なんかするわけがない」でしょう。
降伏することで命が長らえる保証もなく
ですよね、「バターン死の行進」で降伏した米軍人*1は日本軍に虐殺されましたもんね(島田への皮肉)。
日本が無抵抗のまま降伏し、中国に軍事基地、産業拠点として利用される事態を黙って見ているほどアメリカはお人好しではないだろう。横須賀基地を、米政府が無傷で中国に献上するはずがない。
吹き出しました。「横須賀基地(米軍基地は他にもありますが)」を拠点に米軍が反撃できる状況で「自衛隊が無抵抗で降伏する」とは島田の想定も随分と非常識です。
一方で「米軍が横須賀基地から撤退せざる(あるいは横須賀基地で降伏せざる)を得ないほど中国軍がすさまじい怒濤の快進撃で、米軍が惨敗」なら「場合によっては自衛隊の降伏も不可避」でしょう。まあ、そもそも中国の侵攻自体「可能性が低い」のですが。
◆島田ツイート
とツイートしながら「何故インチキと判断するのか」何一つ根拠らしい物が出てこないのには呆れます。
島田洋一
「アメリカが許さないでしょう」。
日本核武装というとこう反応する人が多い。
「アメリカが許さない」を無為の言い訳にするような人間は政治家や政府高官になる資格はない
客観的事実として「許さない」でしょう(勿論「許した」としても核武装すべきではないですし、俺も含めて、多くの反核派は「米国が認めるかどうか」を反対の主な理由にしていませんが)。
「やってみなければ米国が反対するか分からない*2」という島田の強弁には心底呆れます。
「適切な名前」どころか「名誉毀損」で元慰安婦や支援者から「刑事告発、民事提訴」されても文句の言えない暴挙です(実際、そうした提訴が今後されるかもしれない)。しかし何で韓国人の中に「日本軍の犯罪を否定しようとするバカ」が出てくるのか訳が分かりません。
本気で「河野談話も国連クマラスワミ報告、マクドガル報告も米国下院慰安婦決議も全て間違ってる」と思ってるにせよ、故意のデマにせよ、およそ正気ではない。
【1】パネルは必ずしも中国製ではない、【2】確かに環境に配慮しないメガソーラーも一部にあるようだが、全ての太陽光発電がそうではないという意味で島田の物言いはデマと言っていいでしょう。
一方で島田がプッシュする原発は「核廃棄物が必ず出る」という意味で「公害を拡散」しています。
島田洋一
昨年、産経「正論」欄の執筆者に橋下徹氏が入ったのはフジテレビからの圧力だったと産経の論説幹部*3(複数)から聞いた。もっとも産経側の抵抗で、1度しか書かせていないという。
橋下とフジテレビを「ウクライナ降伏論」で非難しながら産経については必死にかばう島田の醜態に吹き出しました。
しかしこうした島田の発言にはフジも「誰のおかげで産経新聞が経営できてると思ってるんだ!。フジの支援のおかげだろ!」「そもそも橋下と親しいのはお前の大好きな安倍だろ、島田!。安倍批判はしないのか!」と怒り心頭でしょう。