なぜ拉致問題は選挙の争点にならないのか(R4.6.28): 荒木和博BLOG
6分11秒の動画です。
以前も荒木は
争点: 荒木和博BLOG
参院選 【調査会NEWS2229】(28.6.22): 荒木和博BLOG
選挙の争点【調査会NEWS3512】(R3.10.11): 荒木和博BLOG
で似たり寄ったりのことを言っていたので「またかよ」ですね。
◆お前ら救う会、家族会が無所属で候補をたてればいい
→家族会、救う会の候補ではなく、増元の個人的出馬だったようですが、2004年参院選で議席の多い参院選東京選挙区(当時は定数4*1)ですら「自公、民主など既成政党の壁を破れず」落選したのが増元照明*2ですが
◆今回、蓮池透氏*3は前回衆院選に引き続いて、れいわから出てるぞ
→当選できるかどうか、当選したとしても何ができるのかは未知数ですが
ですがそれはさておき。
これについてはそもそも拉致問題と選挙というのは、根本的にそぐわないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も参照して欲しいと思いますが争点にならない理由はいろいろあります。
第一に「これが一番大きい」と思いますが、以前、俺が書いた文章(そもそも拉致問題と選挙というのは、根本的にそぐわないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)で紹介いただきました)ですが
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/4分:荒木和博の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ
争点にならないのは「俺達救う会の主張だけが拉致解決の唯一の道、他の主張をする奴は拉致問題解決の妨害をしている」と放言して議論を封じた上、その「唯一の道」が何の成果も生まないからです。これで争点になったらその方が不思議です。
ですね。「制裁解除して外交交渉に本格的に打って出るべき」「段階的帰国でもいいと思う」「まずは平壌に常駐事務所を置くべし」「拉致解決のためにも日朝国交正常化交渉を早急にすべし」とか「救う会や家族会の意向に反すること」を言ったら確実に救う会や家族会が悪口する上に、得票という意味では「何の利益にもならない」。
「よくぞ言った」と言って投票してくれる人はほとんどいないでしょう。
第二に外交問題は選挙の争点にしにくい。そんなことより「身近な生活問題(医療、福祉、景気対策など)」の方が選挙民にアピールする。ほとんどの選挙民にとって「拉致は他人事」です。
第三に「外交権限を持ってる与党」ならともかく「政権交代の可能性がない限り」野党は「外交アピールをしづらい」。
法律制定なら建前上は「一定以上の議席数があれば、単独ないし複数野党の共同提出で野党でも法案提出ができる」(勿論、与党も含めた超党派での法案提出でもなければ成立は困難ですが)。
「法が成立しなくても、法案提出して世論喚起するだけでも意味がある」といえるかもしれない。外交についてはそういうことは野党にはないでしょう。
野党に「外国の政治家が会ってくれるのか」。会ったとしてそれは「与党の外交に影響する」のか。果たして世論喚起になるのか。
これが与党が「ホニャララ外交をします」というなら野党も「ホニャララ外交には賛成(逆に反対)だ」といえる。しかし、拉致はそうじゃない。与党が「救う会や家族会」を恐れて、拉致については「具体的な政治表明から完全に逃げている(まあ、「家族会を恐れて」は野党の方も似たり寄ったりですが)」。これでは「与党の拉致対応にはホニャララという問題がある」とも言いづらい。
まさか「小泉訪朝から20年経っても解決しないのだから与党には問題がある」とはいえないでしょう。いや確かにあるんですが「その程度の抽象的な批判」では争点化できない。
まあ、与党であれ、野党であれ、俺個人は「制裁解除して外交交渉に本格的に打って出るべき」「段階的帰国でもいいと思う」「まずは平壌に常駐事務所を置くべし」「拉致解決のためにも日朝国交正常化交渉を早急にすべし」とか「選挙で誰かに言って欲しい」感はありますけどね。恐らく「れいわの蓮池氏」くらいしかそれはないわけです。しかもその蓮池氏ですら報道に寄れば主として訴えてるのは「脱原発」ですからね。
ショートメッセージ公開時間変更のお知らせ: 荒木和博BLOG
これまで毎日午前零時に公開していましたが、アドバイスをいただき18:00からに変更します。
さすがに「たった1分の動画」です。タイトルと説明文だけで見る気が失せます。
「たった1分の動画」とはいえ、そんなことをわざわざ動画で語る必要があるのか。「記事」で告知すれば十分ではないか。
「よほど話すネタがないのか」。
そもそも公開時間がいつだろうと、どうでもいい話です。
まさか午前零時で「公開直後」に見てる人間もいないでしょう。俺だってそんなことはしません。
公開時刻がいつであっても、いつでも見れるのであって「深夜のテレビアニメ放送」などとはわけが違う。