◆黒坂のツイート
黒坂真
吉岡正史さん。志位さんは、米軍が海外で武力行使を始めたら沖縄が巻き込まれるという話をしています。志位さんは、台湾有事は米軍が台湾海峡で人民解放軍に先制攻撃をすることにより生じる*1と本気で考えていそうですね。
「黒坂ってバカ?」ですね。第一に「ブッシュ子のアフガン、イラク戦争」などでわかるように「過去、米国は様々な場所で戦争してる」のだから、志位発言「米軍の海外での武力行使」が「台湾有事に限定される」わけもない。
第二に黒坂は「中国からの開戦」なら「沖縄が巻き込まれても構わない」というのか。
黒坂真
福山和人さんが、大企業の内部留保は死に金だ、と呟きで主張されたので驚きました。福山和人さん、大企業の内部留保は、大企業保有の現金・預金総額ではありませんよ。
「黒坂ってバカ?」ですね。この福山氏の場合も、一般的な用語法でも「死に金」が「現金や預金」を必ずしも意味しないこと、もっと幅広く「資産一般を意味すること」は明白でしょうに。
黒坂真
田村智子議員は自民党が相手の国に出かけて行って戦争をやる、と訴えています。田村智子議員は、自衛隊が敵基地攻撃能力を保有すると集団的自衛権を行使してそうなる、と言いたいのでしょうけれど、自衛隊は自民党の私兵ではありませんよ。
黒坂には「はあ?」ですね。政権与党が自民である以上、自民が「戦争実施」を決意すれば、当然、自衛隊の武力行使はあり得ます。
「ブッシュ子のアフガン、イラク戦争」「プーチンのウクライナ侵攻」を開戦前に危惧する主張について「米軍(ロシア軍)は政党の私兵ではない」といって済ませるくらい馬鹿げている。
引用は省略しますがこれに対して黒坂が「日本共産党は、戦前は治安維持法で非合法化されていた(徳田や宮本など幹部が投獄)し、当然、国会に議席もなかったので大政翼賛会に入れなかった」とツイートしたのには吹き出しました。
吉岡氏はそんなことを問題にしているわけではないので、「話のすり替え」にもほどがある。
そこはせめて
◆大政翼賛会に参加しなかった議員(非翼賛議員*4:いわゆる反軍演説の斎藤隆夫*5など)もいた
◆石橋湛山*6、田中角栄*7など戦後、政界進出した人間は直接には大政翼賛会は関係ない
◆大政翼賛会に参加した議員にも「親中国派でハト派」の松村謙三*8、社会党委員長の河上丈太郎など過去を反省した人間はいるはず*9
とか言った方がましではないか。
*1:その可能性もゼロとは言えないでしょう(勿論、志位氏の想定には「中国からの開戦」もあるでしょうが)。
*2:立憲政友会、立憲民政党(いずれも自民の前身の一つ)、社会大衆党(社会党の前身)など
*3:「ヒトラーのナチス」的な物を目指した物の、団体内は一枚岩ではなく、結局そのようなものにはなりませんでした。そもそも数は少ないとは言え、「非翼賛議員」もいたわけです。
*4:ただし非翼賛議員には笹川良一、中野正剛と言った右翼もおり、必ずしも反軍部や反戦というわけではありません(第21回衆議院議員総選挙 - Wikipedia参照)。
*5:戦後、吉田、片山内閣行政調査部総裁、民主自由党総務会長(吉田総裁時代)を歴任
*7:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相
*8:戦後、東久邇宮内閣厚生相、幣原内閣農林相、鳩山内閣文相など歴任
*9:勿論「東條英機の弁護士を務めた清瀬一郎(戦後、鳩山内閣文相、衆院議長など歴任)」「戦犯容疑者(東条内閣商工相)で改憲右派の岸信介(戦後、首相)」など反省してるとは思えない翼賛議員もいますが。