今日の中国ニュース(2022年7月6日分)

リベラル21 専制主義といわれようと民主主義だ(阿部治平)
 中国擁護と誤解されるのをいとわず、あえて書いておきます。

専制主義的な民主主義】
トルーマン時代の赤狩り
◆議会襲撃を扇動したトランプ
◆安倍政権(モリカケ桜などの無法)
大阪維新(裁判所に断罪された大阪市役所職員への違法な思想調査)
◆フィリピンのドゥテルテ政権、マルコス政権(反対派メディアの弾圧)
◆ロシアのプーチン政権(ウクライナ侵攻、反戦派の投獄など)
→不正選挙の疑いがあるとは言え、プーチン政権は一応選挙で成り立っています。完全な独裁ではない
◆トルコのエルドアン政権(フェトフッラー・ギュレン派(トルコ政府はフェトと呼んでいる)への弾圧)
権威主義的な民主主義】
天皇制を戴き、世襲候補が横行する日本

などでわかるように「民主主義」と「専制主義」「権威主義」は対立概念ではありません。
 で、中国は「トランプ」など「専制的な民主主義」「権威主義的な民主主義」の存在を理由に「俺たちの民主主義の方がましではないか」「バイデンは何故フィリピン政権の無法を容認するのか?。人権擁護が聞いて呆れる」などと反論している。
 それに対して「中国は自国を民主主義と言うが専制主義、権威主義ではないか(阿部治平)」といっても何ら有益な批判ではない。
 「モリカケ桜の安倍の長期政権を認めたお前ら日本人の民主主義」「議会襲撃を扇動したトランプを大統領にした米国民主主義」「反対派メディアを弾圧するドゥテルテ、マルコス大統領のフィリピンの民主主義」などより「中国型民主主義が劣ってる」といえる根拠は何か、他国のことに日米はあれこれ言う前に自国の政治をまともにしろとか、元首相が「統一教会との付き合いが理由で暗殺される」ような国の民主主義がまともなのかなどと反論されるだけでしょう。
 まずは「中国の主張には一理ある、我々は安倍の長期政権が恥ずかしい」位の物言いがあってしかるべきではないのか。
 いつもながら「中国叩きしかしない」阿部もリベラル21も呆れたバカです。
 なお、以上を阿部記事に投稿しようとしたのですが「エラーが出た」のでしばらくしてから投稿します。システムエラーで投稿できないとは全くお粗末なサイトです。
 まあ、投稿しても「中国擁護扱い」で掲載拒否でしょうが。自称「リベラル」が聞いて呆れます。
【参考:中国型民主】
「中国的民主」についての所感2010.7.31
「西側デモクラシー」と「中国デモクラシー」の違い|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ2019.9.16
「中国的民主」とは何か|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ2020.5.2
「人民」と「中国的民主」|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ2020.5.27
中国の「全過程民主」|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ2020.6.13
中国共産党の「中国的民主」2021.11.2


【中国的核心】中国ネットの銃撃「歓喜」は安倍氏の勲章 - 産経ニュース
 「反中国」産経らしいですが勿論こんなのは「一部の非常識人間」にすぎません。日本だって「加藤紘一自宅放火を歓んだゲス右翼(産経の同類)」などそういう人間はいくらでもいます。


【正論】ロシアと中国の「特別軍事作戦」 東京国際大学特命教授・村井友秀 - 産経ニュース

 中国は日本が現在実効支配する領土を奪おうとしている唯一の国である。

 尖閣のことを言うのなら台湾も領有権を主張しているのですが?


32年前の男児連れ去り、中国・地元当局が関与認め「社会調整」と正当化…人口抑制に批判再燃 : 読売新聞オンライン
中国地元当局が子供連れ去り認める 32年前「一人っ子政策で」 | 毎日新聞
 中国素人なので「日本マスコミ報道」でしかこうしたことは分かりませんが、今後どうなるか気になるところです。

 中国紙・新京報(電子版)が不受理は「二次被害を生んだ」と批判するなど、対応に非難が集中。県の上部機関は5日、陳情を軽視したとして県政府幹部を停職処分にすると発表

ということで今のところは「力で批判を完全に封じる」といった強権対応ではないようです。なお、今回の件(地方政府の無法への批判)は「2015年に一人っ子政策が正式に廃止されたこと」と無関係ではないと思います。


中国、比の取り込み狙う 外相訪問「新たな黄金期」を - 産経ニュース
 少なくともフィリピンが「産経が期待するレベルで反中国になること」はありえないでしょう。そんなことをしても何の利益もない。
 一方で産経が危惧するような「中国べったりで米国と対立」もありえない。
 中国も米国も「世界の大国」であり「中国(米国)と付き合うから米国(中国)と対立してもかまわない」なんて国は「まともな国」ならどこにもありません。