「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年8/4日:島田洋一の巻)

島田洋一
原爆の日」の広島。
「(ボーガス注:統一教会と癒着した)安倍は(ボーガス注:統一教会被害者の山上に恨まれて)殺されて当然!」「アベの国葬反対!*1」などと叫ぶ連中がいたという。
勇気があるなら、一度天安門広場で「習近平は核軍拡と人権蹂躙をやめろ」と叫んできたらどうか。
拡声器デモで安倍氏罵倒 静かな鎮魂、今年もかなわず - 産経ニュース

 アンチ中国「島田」の方こそ勇気があるなら、一度天安門広場で「習近平は核軍拡と人権蹂躙をやめろ」と叫んできたらどうか。でしょう。そもそも「安倍国葬反対派」が中国批判する義務もない。
 「身柄拘束の恐れがある。駐日中国大使館前ならともかくそんな危険なことができるか」と島田がいうなら「他人にそんなことを要求するな」という話です。まあ、荒木和博も似たような与太を過去に放言していましたが(自分では気の利いたことを言っているつもりで馬鹿なことばかりほざくクズ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。

島田洋一
 いま日本を含む東アジアは、習近平という卑劣な男に支配されるかどうかの瀬戸際にある。媚中命の林芳正外相留任はじめ岸田政権のいい加減な人事は許されない

 吹き出しました。「ソ連が盟主のワルシャワ条約機構」「米国が盟主のNATO」ならともかく「中国が盟主の組織」なんてどこにもないのに、「東アジア(日本、韓国、北朝鮮、モンゴル、台湾)」のうち「日本と韓国は、米国と軍事同盟を結び、米軍基地も置いている*2」のに、どうやって「支配する」のか。
 勿論「AIIB(アジアインフラ投資銀行)」「BRICS*3首脳会議」など中国の影響が強い組織はありますが、それらは少なくとも建前上は「中国を盟主にしている」わけではないし、当然「ワルシャワ条約機構におけるソ連」「NATOにおける米国」のような力は中国にはない。

島田洋一
 安倍政権では首相が外交を仕切ったから、外相は岸田*4でもよかった。
 今は「核廃絶*5」をうわごとのように唱える岸田氏が首相だけに、全方位土下座外交の林*6外相留任では話にならない。

 吹き出しました。岸田に対して失礼すぎでしょう。なお、第二次、第三次内閣は確かに岸田外相ですが、その後「河野太郎*7」「茂木俊充*8」が安倍内閣外相を務めています。

島田洋一
 岸田首相は、税金を用いた核廃絶「国際賢人会議」を2022年11月23日に広島で立ち上げるという。
 既往に照らして、知的に意味のある会議にはならないと断言できる。
 単なる税金の無駄遣い、さらには左翼*9「賢人」らへの活動資金提供*10に終わるだろう。

 島田の悪口雑言はどうでもいいとして「いかなる賢人」を呼ぶのか注目はしたいと思います。
 ネットで調べた限りでは「研究者や市民活動家は含まれず」、「各国の国家元首」が対象であり、賢人会議と言うより「首脳会議」とでも呼ぶべき代物のようですが。

島田洋一
 岸田首相は11月に広島で核廃絶「国際賢人会議」をスタートさせるというが、それなら私も立候補しておく。

 島田が「賢人どころかただのアホ右翼」でしかないのは言うまでもありませんが、そもそも報道に寄ればこの会議「各国元首が対象(研究者や市民活動家は対象外)」であり首脳会議とでも呼ぶのが適切な会議です。

*1:「殺されて当然」はともかく「国葬反対」は道徳的な意味で何ら問題のある発言ではない。島田とて「奴が敵視する政治家」の「国葬」扱い(例:小泉訪朝の功績を称えて小泉氏を国葬扱い)には反対するでしょうに。

*2:そのことの是非はここでは論じません。

*3:ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ

*4:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)などを経て首相

*5:なお、本音はともかく建前では安倍ですら「核廃絶」は否定していません。

*6:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相などを経て岸田内閣外相

*7:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛相、菅内閣行革相などを経て、現在、自民党広報本部長

*8:小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融担当相、第二次安倍内閣経産相、第四次安倍内閣経済財政担当相、外相、菅、岸田内閣外相などを経て自民党幹事長

*9:自民党の岸田が「左派」なんか呼ぶわけもないでしょうに。

*10:旅費と最低限の謝礼ぐらいしか出ないでしょうから「活動費」になど到底ならないでしょう。こんなことを言う島田の「救う会」の方こそ「税金たかり」「税金の無駄遣い」ではないのか?