安倍元首相 拉致問題は時間との闘い 痛切に感じていた | | 山谷えり子 | 毎日新聞「政治プレミア」
本当に「痛切に感じていて」、史上最長政権で、にもかかわらず「小泉訪朝のような成果が出なかった」というのは「安倍が無能」てことなんですけどね(安倍が痛切に感じていたとはとても思えませんが)。しかし統一協会問題で安倍や山谷*1が批判される中、どういう了見で、毎日新聞はこんな記事を書くのか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしょう(呆)。
韓国でやまぬ特赦の政治利用 財閥トップの罪「帳消し」: 日本経済新聞
日本とて慶事を理由にした政令恩赦がある。「政治の私物化」云々も「安倍のモリカケ桜」があるのであまり偉そうなことは言えないと思いますが、そういう認識はないんでしょう。日本マスコミは韓国を見下す「腐った精神」があまりに酷くないか。
徴用工訴訟問題で26日に日韓局長協議 外務省発表 - 産経ニュース
今の日本政府ではまともな対応をするとは思えないところが何ともかんとも。
北朝鮮、新型コロナ再発か 「先軍」62年で核保有強調: 日本経済新聞
北朝鮮は25日、「先軍政治」と呼ばれる軍優先の政治指導を故金正日総書記が始めたとされる日から62年となる「先軍節」を迎えた。
今から62年前(1960年)といえば金正日(1941~2011年)は「19歳」で、勿論、父「金日成(1912~1994年)」が首相の地位にあるので「?」ですね。
先軍政治 - Wikipedia
先軍政治という言葉が北朝鮮のマスメディアに登場したのは金正日が朝鮮労働党中央委員会総書記に就任した1997年である。
という記述もウィキペディアにはありますし。
ここで「先軍政治って、1994年の金日成死後に金正日が始めたのと違うの?」「1960年当時、19歳の金正日に何ができるの?。父親に先軍政治を進言した*2って事?」「それともただの誤記?*3。本当は金正日でなくて金日成とか、(金正日記述は正しいが)62年前(1960年)でなくて22年前(2000年)とかそういうこと?」という予想される読者の疑問に対して「きちんと説明をしない」のは怠慢*4でしょう。共同や時事の配信記事*5を「何も考えないでそのまま掲載」なのか?
ちなみに今から62年前(1960年)といえば以下の出来事がありました。
1960年 - Wikipedia
◆1月1日
カメルーンがフランスから独立。これ以降もアフリカで多くの独立があり1960年は「アフリカの年」と呼ばれた
◆1月19日
新安保条約調印
◆1月24日
民主社会党(民社党)結成大会
◆2月13日
フランスが、サハラ砂漠で初の核実験。米国、ソ連(現在のロシア)、英国に次ぐ第4の核兵器保有国となる
◆2月23日
皇太子明仁親王(現在の上皇)と同妃美智子(現在の上皇后)の第1子として、浩宮徳仁親王(現在の天皇)が誕生
◆4月4日
セネガル独立
◆4月19日
韓国で大統領選挙での不正を理由に李承晩打倒を叫ぶ市民が蜂起し(4.19人民蜂起)、四月革命が開始。4月27日に李承晩が大統領を辞任。5月29日にハワイに亡命
◆4月27日
トーゴ、フランスの信託統治領から独立
◆6月15日
改定安保条約批准阻止の全学連7000人が国会に突入。樺美智子死亡
◆6月19日
新安保条約が自然成立
◆6月26日
マダガスカルがフランスより独立
◆6月30日
コンゴ共和国がベルギーより独立
◆7月15日
岸内閣総辞職。7月19日に池田内閣成立
◆7月27日
経済協力開発機構(OECD)創設
◆8月11日
チャドが独立
◆8月13日
中央アフリカ共和国独立
◆8月15日
コンゴ共和国がフランスから独立
◆9月14日
石油輸出国機構(OPEC)結成
◆10月1日
ナイジェリア独立
◆10月2日
浅沼稲次郎・社会党委員長暗殺事件
◆11月28日
モーリタニア独立
◆12月20日
南ベトナム解放民族戦線結成
◆12月27日
池田首相、所得倍増計画を発表
*1:これについては例えば有田芳生 on Twitter: "▼どうしてこんなに明々白白のウソが言えるんだろうか。山谷えり子さんは統一教会の重点候補でした。長い長い付き合いがあることは、多くの信者たちが証言しています。 https://t.co/oUb9DsZZqL" / Twitter参照
*2:そういう「金正日・天才伝説」があったとしても「予想の範囲内」ですが。勿論、『1960年に19歳の江田五月(金正日と同じ1941年生まれ、2021年に死去)が父・江田三郎(1960年当時は社会党書記長)の政治活動(例えば有名な構造改革論など)に大きな影響を与えた』というような怪しい話なので、どう見ても事実ではないでしょうが。
*3:どうも誤記ではないようですが。
*4:とはいえ裏返せばそれは「拉致に対する関心の風化→北朝鮮に対する関心の風化」ということでしょう。
*5:そうだとして配信記事にその点に何も触れてないのも「何だかなあ」ですが。