今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年8月27日分)

不自由展の慰安婦像展示中止求め、韓国の市民団体が抗議 - 産経ニュース
 「反日種族主義」を書いた連中の同類ですね。韓国にも「日韓友好*1重視→戦前日本批判の敵視」というゴロツキ右翼がいると言うことです。


朝鮮学校に対する補助金復活を県に申し入れ|NHK 山口県のニュース

 朝鮮学校を支援する山口県ネットワークの代表、内岡貞雄さんは「行政側はこれまでと同じ答弁で壁は厚いと感じた。法的なことや良い知恵を探りながら活動を続けていきたい」と話していました。

 全く同感なので紹介しておきます。


【国難日本】安倍氏「遺産」と命題 拉致 米を動かした「同志」の情 - 産経ニュース
 拉致問題で米国はリップサービスしかしていないので馬鹿馬鹿しい。
 むしろ米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する「末端の暴走で政府中央は知らなかった、ということで拉致を認めた方がいい」と金正日にアドバイスしたという金大中政権にこそ感謝すべきです。


【産經抄】8月27日 - 産経ニュース

 小泉純一郎首相の平成14年9月の初めての北朝鮮訪問直前、安倍晋三官房副長官首相官邸で、絞り出すような声で漏らすのを聞いた。
 「小泉さんは、拉致の『ら』の字も分かっていない」。
 小泉氏は、拉致問題の重大性への理解が足りないというのだった。

 安倍は訪朝からは完全に蚊帳の外だったので事実とは思えません。産経のいつもの嘘八百でしょう。そもそも仮に事実だとしても「小泉首相に面と向かって安倍がそう言って、小泉氏の方針に影響を与えられない」「単に産経記者相手にぼやいただけ」では何の意味もない。

 古川貞二郎*2官房副長官も、記者会見で強調した。
 「拉致問題で何人か帰ってくるということではない。それよりまず国交正常化に対する扉を開くことに大きな意義がある」 
(中略)
 日朝首脳会談当日の昼の休憩時間に、安倍氏が盗聴されていることを前提に「謝罪がないなら日朝平壌宣言の署名は見送り、席を立って帰国しましょう」と主張したエピソードは有名である。午後の会談で、金正日総書記は突如「拉致は遺憾なことだ」とおわびを表明した
 安倍氏がいなかったら拉致問題は棚上げのまま、政府は国交正常化に突き進んでいた。

 実際「まずは国交正常化すべき」だったと俺は思いますね。「国交正常化」し、北朝鮮との間に「ある種の信頼関係」を徐々に構築しながら拉致解決を進展させていく。「拉致が全面解決しないと国交正常化できない」ではいつまで経っても拉致は解決しないでしょう。
 日ソ国交正常化だって「シベリア抑留が全て解決しなければ国交正常化しない」なんて立場*3ではなかった(まあ国交正常化後に、遺骨回収などの抑留問題があまりにもおざなりになった問題はあるとは思いますが、それは「シベリア抑留が全て解決しなければ国交正常化しない」と言う立場に立つべきだったという話ではない)。
 むしろ安倍のせいで「拉致解決が挫折した」といっていいでしょう。
 まあ、産経や安倍らウヨの場合「拉致解決を口実にした国交正常化妨害が本音」だからそれでも構わないのでしょうが、拉致被害者家族はそれでいいのか。
 なお、

そんな程度の人間が偉そうに何を言う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 馬鹿。三文映画じゃないんだから(笑)、いいかげんにしろよ。
 常識的に考えて、そんなことは実務者交渉の段階でつめられているし、仮に詳細が未定であったとしても、そんな安倍の発言で左右されるようないいかげんなものではありません。
 だいたい安倍はこのときは内閣官房副長官という立場であって、そんなに発言権もないし、小泉氏もこの時点では安倍をそこまで重用していないでしょう(笑)。

と言う批判の通り、エピソード云々は産経など「安倍礼賛ウヨ」が放言してるだけで何の根拠もありません(勿論有名でもない)。常識で考えて、少なくとも「日本政府による小泉訪朝の発表時点」で「拉致の事実を認め、拉致被害者5人を返すこと」について北朝鮮から小泉政権側に回答があったとみるべきでしょう。何の成果も見込めないのに訪朝するほど小泉首相も無謀ではないでしょう。


弁護士懲戒請求で賠償命令 700人に、横浜地裁 - 産経ニュース
 例の朝鮮学校無償化除外絡みでの嫌がらせです。

請求者約700人がそれぞれ10万~30万円を支払うよう命じる内容。

というのは安すぎると思いますがまずは喜びたい。
 そしてこうしたふざけた運動を助長した「例の橋下の暴言(奴の場合は光事件弁護団への誹謗ですが)」に改めて怒りを禁じ得ません。
 橋下なんぞをテレビに出すなと言いたい。
 勿論「朝鮮学校無償化除外」などという差別行為は早急に撤回されるべきです。

*1:といってもその友好相手の「日本」とは自民党に過ぎませんが

*2:厚生事務次官官房副長官(森、小泉内閣)、恩賜財団母子愛育会理事長など歴任

*3:それをやるとソ連の拒否権発動でいつまで経っても日本が国連加盟できないという問題が勿論ありましたが