今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年8月28日分)

最愛の娘に会えぬまま先立った夫・滋さん。北朝鮮による拉致被害者家族、横田早紀江さんが語る(ハルメク365) - Yahoo!ニュース

 夫・滋さんを見送った2020年の秋、横田早紀江さんに思いを伺ったインタビューです。
※この記事は雑誌「ハルメク」2020年12月号を再編集し、掲載しています。インタビューは、2020年10月に行いました。

 また手垢のついたお涙頂戴かよ、と横田早紀江のアホさには心底呆れます。ちなみにこの記事が載った「ハルメク(春めく?)」は中高年女性向けの通販雑誌のようです。


コロナ下で朝鮮学校の排除拡大、国連の是正勧告に従わない日本政府 マスク支給でも格差、「非人道的」批判受けたさいたま市は撤回 在日朝鮮人差別問題・前編 | 47NEWS
「官民一体」の在日朝鮮人バッシング、安倍元首相銃撃でも飛び交ったヘイト 各種学校口実の排除、幼保無償化からコロナ対策支援にも拡大 在日朝鮮人差別問題・後編 | 47NEWS

 朝鮮学校公的支援から排除する日本政府の理屈は国際社会からすべて退けられている。
 国連の人種差別撤廃委員会など三つの人権機関は2019年2月までに、日本の人権状況の審査で計5回、高校無償化制度の対象に朝鮮高の生徒を含めることや朝鮮学校への自治体の補助金支給を再開、維持することを勧告するなどしている。

 こうした批判には全く同感なので紹介しておきます。


「自分の家族が拉致されたことを考えて下さい…帰国20年 拉致被害者曽我さん蓮池さんの思い(BSN新潟放送) - Yahoo!ニュース

蓮池薫さん】「この20年が過ぎて、また次30年という契機になってしまうのが怖い」
「そんなことはあり得ない、あってはならないですが、今日のような関心を持っていただいているかなという不安もあります。そういう意味ではこの20年というのを最後にしたい」

 「そんなことはあってはならない」と言ったところで今のままでは間違いなくそうなるでしょう。


「日朝間の関係づくりを」 拉致被害者の蓮池薫さん、曽我ひとみさんが講演 - 産経ニュース
 結局、「即時一括全員帰国(家族会、救う会の主張)ではなく段階的帰国でもいいではないか」など「救う会、家族会批判につながるような発言」「救う会、家族会から批判を受けるような発言」はしないようですが、それでは問題は何ら解決しないし、また、「ウクライナ戦争」「コロナ禍」「統一教会疑惑」「物価高」などといったニュースが報じられる中では、「代わり映えのしない発言」では世間の注目も受けないでしょう。
 なお、ひとみ氏には「感情的に絶対に認められない」のでしょうが、「20年前の小泉訪朝当時」ならともかく、ミヨシ氏の年齢(1932年生まれ、今年で90歳)と「北朝鮮の食料事情、医療事情」を考えれば彼女が現在も生存している可能性は正直高くはないでしょう。


【竹島を考える】歴史研究を重視せぬ日本 「情報戦」を戦えるのか - 産経ニュース
 有料記事なので途中までしか読めませんが無論、日本において竹島研究が存在することは「竹島」でググる

【刊行年順】
◆大西俊輝『日本海竹島:日韓領土問題』(1998年、東洋出版)
◆池内敏*1竹島問題とは何か』(2012年、名古屋大学出版会)
◆池内敏『竹島:もうひとつの日韓関係史』(2016年、中公新書)
◆藤井賢二*2竹島問題の起原:戦後日韓海洋紛争史』(2018年、ミネルヴァ書房
坂本悠一*3『歴史からひもとく竹島/独島領有権問題』(2021年、清水書院

などがヒットすることでわかります。
 では何故「歴史研究を重視せぬ日本」と下条が産経に書くのかと言えば
【1】他の研究の多くは下条*4や産経ほど嫌韓国ではない
【2】下条や産経が「俺たちの研究こそが唯一無二のまともな研究」と自画自賛したい
ということでしょう。くだらない話です。

*1:名古屋大学教授。著書『近世日本と朝鮮漂流民』(1998年、臨川書店)、『「唐人殺し」の世界:近世民衆の朝鮮認識』(1999年、臨川書店)、『大君外交と「武威」:近世日本の国際秩序と朝鮮観』(2006年、名古屋大学出版会)、『薩摩藩士朝鮮漂流日記:「鎖国」の向こうの日朝交渉』(2009年、講談社選書メチエ)、『絶海の碩学:近世日朝外交史研究』(2017年、名古屋大学出版会)、『日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか』(2017年、講談社)など

*2:島根県庁「竹島問題研究会」委員

*3:元・九州国際大学教授。立命館大学社会システム研究所上席研究員。著書『近代植民地都市釜山』(共著、2007年、桜井書店)など

*4:拓殖大学教授。島根県庁「竹島問題研究会」座長。著書『日韓・歴史克服への道』(1999年、展転社)、『竹島は日韓どちらのものか』(2004年、文春新書)、『安龍福の供述と竹島問題』(2017年、ハーベスト出版)、『韓国の竹島教育の現状とその問題点』(2018年、ハーベスト出版)、『日韓の中学生が竹島(独島)問題で考えるべきこと』(2020年、ハーベスト出版)、『竹島VS独島:日本人が知らない「竹島問題」の核心』(2021年、ワニブックスPLUS新書) など