ウクライナはなぜ降伏しないのか(その2) - 高世仁のジャーナルな日々
国葬をめぐって国会で質疑があったが、岸田首相の「説明」はこれまでと同じにすぎない。それでは納得できないと追及されると―
今後、丁寧な説明を続けていく、というだけ。
「丁寧」とは「同じ文言を繰り返すこと」と国語辞典を書き換えなくては。
高世には
◆岸田の態度は「沖縄県民多数派の意思を無視して、『本土で基地引き受け』論を主張する高世さんそっくり」ですね!
と嫌みを書いておきます。高世もいかに「本土で基地引き受け」論が批判されようとも、支持が皆無だろうとも「説明に努める」の一点張りですからやってることは岸田と変わりません。違うのは「高世は権力者でないので実害はないが、岸田は首相なので実害がでる」ということだけです。
なお、高世の「本土で基地引き受け」論については
◆「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/19分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ2018.1.19
◆「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(12/11分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ2018.12.11
◆高世仁に突っ込む(2020年8/9日分) - bogus-simotukareのブログ
◆高世仁に突っ込む(2020年8/10日分) - bogus-simotukareのブログ
◆珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年4/25日分)(副題:寺越母子の気持ちを踏みにじる高世を批判する) - bogus-simotukareのブログ2022.4.25
◆珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/27日分)(副題:『即時一括全員帰国路線が二人を見捨てた』という高世の救う会、家族会批判に驚く) - bogus-simotukareのブログ2022.5.27
で批判しました。
今頃になって五輪が盛り上がり (宮城県 猪又義記)
きょうの「朝日川柳」だが、東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、AOKIの5000万円に続いて、KADOKAWAが7600万円の賄賂との報道。広告大手の「大広」も家宅捜索。
「安倍が死んだから(安倍が存命なら捜査に圧力をかけてる&安倍死後の統一教会批判で自民党も『捜査への圧力』をうかつにかけることができない)」なのかと言いたくなる突然の捜査ですね。
ウクライナから避難民を日本に受け入れる、新たなNPOの立ち上げについて相談するため関西に泊りがけで行ってきた。
NPOの登記はすでに済んで、活動スケジュールを具体化する段階に入っている。
来週、記者会見で発表するので、詳しくはその後に報告しよう。
「東京に住む高世が何故関西に?(何故東京で運動しない?、東京にもウクライナ避難民はいるだろうに?)」など疑問がありますがそれは「記者会見」とやらを待つことにしましょう。
いずれにせよ
◆これじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2012.2.27
◆そういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2020.12.21
◆けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.5.25
◆高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.1.11
◆自分に都合の悪いことを他人などのせいにしているあたりが、高世仁が会社の経営に失敗した遠因でもあったのだろう(福島香織の独立の失敗もあまりにひどい) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.5.9
◆家族会と巣食う会の見解と違う報道ができずに高世仁の北朝鮮報道は自滅した(関川夏央もたぶん同じ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.6.3
という「高世ごときクズ野郎」を記者会見に入れる団体にまともな成果が期待できるとも思えません。しかし今の高世ってジャーナリストと言うよりは「市民運動活動家」なんでしょうか。
日本人は敗戦後、多くが「負けて良かった」と思った、まれな体験*1をした国民だ。
「東京大空襲など米軍の空襲」などを考えれば、そうした面がないとは言いませんが、敗戦後の「満州での集団自決」「シベリア抑留」「『火垂るの墓』が描いた戦争孤児(両親を戦争で失った清太、節子の兄妹が餓死)」などを考えれば話はそんなに単純ではないでしょう。
その日本人が、長引くウクライナでの戦争について、命が大事だから殺されるより降伏したほうがよい、一部の国土が占領されてもすぐに停戦することを選ぶべきだ、などと思ってしまうのは無理もないことなのだろう。
「降伏した結果、シベリア抑留*2(殺されたわけではないが、過酷な労働で多くの日本兵が死亡)」を考えれば、日本人にとって話はそれほど単純ではないでしょう。
問題は「ウクライナ戦争に明るい展望がないこと」でしょう。高世や片岡氏のような徹底抗戦派も多くは「いつまでにロシアを撤退させる」など明るい展望が語ることが全くできません。「とにかくロシアが撤退するまで戦う」ではあまりにも展望がなさ過ぎる。それでは戦争が何年かかるか全く分からない。
講演のあと、日本人が「国のために戦う」ことに拒否感をもつことについてどう思うかとソフィヤさんに質問してみた。
以前も
◆珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/16日分) - bogus-simotukareのブログ2021.6.16
◆珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/17日分) - bogus-simotukareのブログ2021.6.17
◆珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年7/23日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログ2021.7.23
◆日本の「過去の戦争被害」を考えれば「国のために戦う」という回答が低いのは当たり前の話だ - bogus-simotukareのブログ2022.5.11
で書きましたが「国のために戦う」という「国のため、ってどういう意味?、という疑問を感じるアンケート調査」での「わからない」という回答を高世のように「戦うこと(あるいは軍隊)への拒否感」と理解するのは不適切です。
「分からない回答」が多かった調査は「日本が外国に侵攻されたら戦いますか?」のような「正義の戦い」に限定された「戦い」ではない。
「国のために戦う、とは何か?」と聞かれて高世はまともに答えられるのか?
「例は何でもいい」ですが、例えば
【1】ナチス時代のドイツにおいて「ヒトラーの意思に従って海外侵攻(ソ連東欧など)で戦うこと」
【2】今のロシアにおいて「プーチンの意思に従ってウクライナで戦うこと」
は「国のために戦うこと」なのか?。「戦争の性格が侵略か自衛戦争かに関係なく、時の政府、国家指導者(国王、首相、大統領など)の意思に従い戦うこと」が「国のために戦うこと」なのか?。
多くの人間は「その通りだ」とは言わないでしょう。一方で「ヒトラーやプーチンの支持者」は「その通りだ。この戦いは『国のための戦い』だ。反対する奴らには愛国心がないのだ」というでしょう。
その点、「国のために戦えるか?」という質問では「その辺り、質問者が何を考えてるのか(質問者にとって『国のため』とは『自衛戦争のような正義の戦いに限定される』のか、それとも『戦争を開始した国家指導者の意思に従うこと』なのか)」は全く分かりません。
だから「分からない回答」が増える。特に日本人は「国のための戦い」として戦った太平洋戦争が「ハルノートを受諾すれば恐らく回避できた」ということを知っているからなおさらです。
問題は「国のために戦えるか?」という曖昧な質問なのに、何故高世はそれを無視するのか?
そうした問題に高世が気づいていないなら「バカ」だし、気づいた上で何らかの理由で「故意にネグってる」のなら「不誠実」です。
そうした「バカさor不誠実さ」でジンネットも倒産したのでしょう。
なお、少し話が脱線しますが「国のために戦えますか?」に限らず「わからない」回答が多いアンケート調査は多くの場合「相手の聞きたいことが何か分からないから、分からないと回答する」、つまり「調査質問が出来損ないだから」というケースが少なくないと思います。
例えば「会社のためならどんな仕事でも喜んでやりますか?」もそうでしょう(あくまでも高世の紹介した『国のために戦えますか?』から思いついたたとえであって、そうした質問が実際にあったわけではありませんが)。
これも問題は「会社のため」「どんな仕事」が何を意味するかが問題です。
質問文だけでは「会社のため」「どんな仕事」は「ロッキード事件での田中首相への贈賄(丸紅)」のような「違法行為」も含んでると読める。
これまた「合法行為で本当に会社のためになるなら喜んでやるが、違法行為まではやれない。質問文が何を意味してるか分からないから分からないとしか回答できない」となるでしょう(日本人が違法行為を拒否するまともな国民なら)。その回答結果をもとに「日本人には愛社精神がない」というくらい高世の主張は馬鹿げている。
ソフィアさんはこう答えた。
「いまゼレンスキー大統領が、国土の2割を占領された状態で「停戦する」と言ったら、多くの国民は納得しないでしょう。」
ウクライナ出身とはいえ、日本在住の人間「片岡氏」が何故勝手に「ウクライナに住む人間」の意思を代弁できるのか?
というかウクライナ国民もいろいろでしょう。
戦争の被害が少ない「首都キーウ住民」なら「徹底抗戦」が多いかもしれない。
一方、「現実に戦争の惨禍を受けてる場所」なら【1】ロシアへの敵意から徹底抗戦を主張する人間もいれば、【2】戦争への疲労感、徒労感から早期停戦を主張する人間もいるのではないか。
いずれにせよ問題は「国土の2割を占領された状態」とやらを「いつどうやって、改善するのか」でしょう。
その見通しもなく「2割を取り戻すまでは戦い続ける」で本当にいいのか?