今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年9月9日分)(追記あり)

【追記】
 この拙記事を田中均元外務省アジア大洋州局長が、日朝首脳会談直前に米国高官に会談についての事前通告をしたことを認めた(高世仁とか家族会ほかの面々は、どんだけ馬鹿なのかと思う) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でご紹介頂きました。いつもありがとうございます。
【追記終わり】
日朝首脳会談20年 田中均氏が語る 拉致被害者帰国 交渉決裂寸前で回避 | NHK政治マガジン

 小泉訪朝が事実上固まり、交渉が最終盤を迎えていた2002年8月下旬。田中は、来日していた当時のアメリカ・ブッシュ政権の幹部に対し、東京・虎ノ門ホテルオークラで、北朝鮮との交渉と小泉訪朝の計画について、極秘のブリーフィングを行った。
 出席者は、アーミテージ国務副長官、ケリー国務次官補、国家安全保障会議マイケル・グリーン日本担当部長、ベーカー*1駐日大使という面々だった。

 「米国の了承もなしに訪朝しないだろう。了承がなかったら米国は小泉訪朝にもっと反発してるはずだ」とは当時から思われていましたが、ついに田中氏が「事前に米国の了承を得ていたこと」を認めました。
 それにしても「安倍が死に」、NHKがこうした「田中氏に好意的な報道をする」。拉致問題がまともな方向に行くことを期待したいところです。


元航海長「一般人と思えぬ屈強さだった」 北朝鮮工作船引き揚げ20年 | 毎日新聞

 鹿児島県・奄美大島沖で、海上保安庁の巡視船との銃撃戦の末に沈没*2した北朝鮮工作船が引き揚げられてから11日で20年。
 事件当時、巡視船「きりしま」(184トン)の航海長として工作船を追尾し、2022年4月からは事件のあった東シナ海や九州の南側の警備や救難を担当する第10管区海上保安本部(鹿児島)で指揮を執る田中航二郎警備救難部長(51)に話を聞いた。

 そんなことを記事にすることに何の価値があるのかと呆れます。


【竹島を考える】旧統一教会と酷似 韓国の歴史認識は宗教的だ - 産経ニュース
 合同結婚式広告を紙面に載せるほど統一教会とズブズブだった産経が良くも言ったもんです。
 そもそも「韓国の領有権主張はこの点で不適切」と冷静に言えば済む話で「統一教会」云々と誹謗に走るとはどういう神経なのか(呆)。


【主張】旧統一教会調査 自民はきっぱり手を切れ - 産経ニュース

 「霊感商法」や「合同結婚式」については、日本人は敗戦までの36年間統治していた韓国への贖罪のため徹底的に貢がなければならない、という教祖・文鮮明総裁の「反日色」が濃い考えに裏打ちされたものだ。

 思い切りデマです。「贖罪のために貢げ」は霊感商法合同結婚式を正当化するための統一教会の「手段(洗脳トーク)」「後付けの理屈」にすぎません。「贖罪のために貢げ(目的)」から霊感商法合同結婚式が「手段」として生まれたわけでは全くない。
 そもそも統一教会霊感商法合同結婚式を日本で始めたのは1970年代のことだし、一方で「贖罪のために貢げ」で統一協会が持ち出す「慰安婦や徴用工」が日韓間で政治問題化したのは1990年代以降のことです。時代の流れからして明らかにおかしい。
 というかそれが事実なら過去に産経が「合同結婚式の広告」を紙面に掲載したことを産経はどう説明するのか。統一教会が「日本の贖罪」を否定する日本ウヨ(例:安倍晋三)と政治的に癒着する一方で「日本の贖罪」を主張する日本共産党を攻撃してきたことはどう説明できるのか。


北朝鮮 9日は建国記念日 祝賀行事を通じ内部の結束強化か | NHK | 北朝鮮情勢
 ということで「1948年9月9日」は「北朝鮮建国記念日」ですが、特に話題にもならないわけです。小泉訪朝の頃なら話題になったでしょうが。


韓国検察 最大野党代表を公選法違反で在宅起訴 与野党対立激化 | NHK
 果たして韓国政治にどんな影響があるか。


差別文書配布のフジ住宅敗訴 韓国人女性への賠償確定 - 産経ニュース
 賠償額が安いのは不快ですが、勝訴判決が確定したことは素直に喜びたい。

*1:大統領首席補佐官(レーガン政権)、駐日大使(ブッシュ子政権)など歴任

*2:沈没自体は2001年12月22日(九州南西海域工作船事件 - Wikipedia参照)