「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年9/14日:島田洋一の巻)

島田洋一
 NPT(核兵器不拡散条約)は核保有国を増やさないと同時に既存保有国は核軍縮を進める約束だったが、特に中露と食い逃げ脱退の北朝鮮が核軍拡に邁進。

 【1】米国も核軍縮などしてない、【2】公表数値を信じるならば一番核保有が多いのはロシア、二番目が米国で、中朝は米ロに比べればずっと保有数は少ない、のに米国批判しないとは島田らしいデタラメさです。
 また「NPT非加盟」を口実に核開発してる国ならインドとパキスタン(またイスラエルもそうだと疑われている)があるのに北朝鮮しか批判しない辺りも島田らしいデタラメさです。

島田洋一
 小泉訪朝時の拉致議連会長でありながら、防衛庁長官ポストと引き換えに寝返り、ミサイル攻撃を招くという間違った理屈で対北制裁に反対した石破氏らしい
石破氏「事実誤認でした」英女王国葬めぐり発言訂正し陳謝 | TBS NEWS DIG (1ページ)*1

 「今回の件と、拉致議連から離れたことと全然関係ねえだろ」ですね。なお、石破は小泉内閣防衛庁長官就任後「福田内閣防衛相」「麻生内閣農水相」「自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)」と要職を歴任してるので「政治家としての出世」と言う観点では「拉致議連」を離れたことは正解でした。というか救う会などの拉致右翼を利用して成り上がった政治家など「元首相」安倍だけでしょう。
 「拉致議連幹部だから政治的に落ちぶれた」わけではないですが「拉致議連会長」だった平沼赳夫などは「森内閣通産相」「小泉内閣経産相」を歴任した己の政治力を過信し、自民を離党したことで「次世代の党(平沼が党首)の失敗」でかえって自滅しました。

島田洋一
 脱北者の女性留学生が、北朝鮮より授業内容が反米的と呆れた*2ほどだから、当然だろう。
コロンビア大学、米ランキングで2位から18位に転落 - WSJ

 吹き出しました。このランキングは「所属教員の論文被引用回数」など客観的な数値を元に出すもので、そういう政治的な代物ではない。

島田洋一
 沖縄のデニー、静岡の川勝*3 と最も軽薄*4、ゴネ得狙い*5、かつ媚中的な知事2氏が安倍首相の国葬儀をボイコット。

 「基地問題自民党と対決する」デニー氏欠席は予想の範囲内ですが、川勝欠席は意外でした。なお、彼らを「媚中派」と罵倒する島田ですが、デニー、川勝に限らず多くの知事は「中国人観光客誘致」や「中国への県産品輸出」に努力しており、島田のようなアンチ中国ではないので、島田の詭弁には心底呆れます。
 それにしても「自民党系知事が日本には多い」とはいえ、「国葬出席表明」が多いことにはげんなりします。

島田洋一
 日刊ゲンダイが、松野博一官房長官を、安定感があると大いに持ち上げている。「死の接吻」というやつか。
【岸田政権】経済界で松野長官の評価が急上昇 安定感のある対応に「安倍派後継に」との声も|日刊ゲンダイDIGITAL
◆政界通
 (ボーガス注:安倍派でも統一教会との癒着が明るみに出た萩生田政調会長(前経産相)や下村元政調会長と違い)「無傷」とされた同派の松野博一官房長官の評価が経済界で急上昇しているそうだ。
◆財界通
 官房長官に就いて約1年、毎日の記者会見を淡々とこなす様子が実は好感されている。小泉政権福田康夫氏や安倍晋三氏、安倍政権の菅義偉氏、菅政権の加藤勝信*6ら歴代長官のような「上から目線」がなく、嫌な質問が出てもムキにならない。その安定感が「安倍派後継に」との声まで呼んでいる。

 ここで「そうした松野評価はこういう理由で間違いだ」と言わず、内容に乏しい悪口しかしない辺りが島田らしい。
 それにしても「同じ安倍派」で「安倍政権時代無役だった福田氏を除けば」

◆下村
 第一次安倍内閣官房副長官、第二次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)
◆萩生田
 第三次安倍内閣官房副長官、第四次安倍内閣文科相
◆松野
 第三次安倍内閣文科相

として「皆、安倍政権幹部」だったとはいえ「異常な極右である下村や萩生田」と「そこまで酷くない福田氏や松野氏」の違いは何なのか。
 そして安倍派でも島田が礼賛するのは前者のみで後者は悪口するわけです。

*1:小生もそんな話をネット上で見て「それなら日本も国会議決が必要だろう」と思ったのですがこの記事を信じる限り、事実に反する俗説(一体どこから生まれたのかはともかく)に過ぎないようです。だからと言って安倍国葬について「閣議決定だけでいい」ということには勿論なりませんが。

*2:デマ屋・島田の主張ではそんな事実があるかどうか自体怪しい。そもそも「何が反米的」なのか、まともな説明もない。

*3:早稲田大学教授、国際日本文化研究センター副所長、静岡文化芸術大学学長など歴任。著書『日本文明と近代西洋:「鎖国」再考』(1991年、NHKブックス)、『「美の文明」をつくる』(2002年、ちくま新書)、『文明の海洋史観』(2016年、中公文庫)など

*4:私見では「最も軽薄な知事」は大阪の「イソジン吉村」です。

*5:何がごね得だか全く分かりません。

*6:第三次安倍内閣一億総活躍等担当相、第四次安倍内閣厚労相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、菅内閣官房長官などを経て現在、岸田内閣厚労相