顧問:
岩田昌征*1(千葉大学名誉教授)、鈴木顕介*2(共同通信社友)、岡本磐男*3(東洋大学名誉教授)、内田弘*4(専修大学名誉教授)、野沢敏治*5(千葉大学名誉教授)
リベラル21もそうですが「老人ばかりが前面に出る」のではなく「若者世代(20~30代)」「中年世代(40~50代)」も出してくれとげんなりします。残念ながら出せないのでしょうが。
立民、安倍氏国葬欠席を決定 - 産経ニュース
出欠については「もっと早く決められたはず」です。
欠席を早期に表明した「共産、社民、れいわ(党として)」「辻元、蓮舫(個人として)」に比べて「遅くなった理由」に正当な理由があるとはとても言えないでしょう。
結局、立民党内や支持団体の「出席派(安倍に考えが近いウヨ議員、今後、細野*6のように離党して自民入りする可能性あり。また連合の芳野会長も出席を表明)」「欠席派(辻元など反ウヨ議員)」双方にいい顔をしようとして最後までぐだぐだだったという話です。
醜悪なことこの上ない。しかも欠席理由が「閣議決定だけでは法的根拠に乏しい」。
勿論そうした法手続きの問題も重要です。しかし「根拠法」があれば「モリカケ桜疑惑」「レイプもみ消し疑惑」「統計捏造疑惑」「河井夫妻の公選法違反問題」「統一協会との癒着」といった不祥事、疑惑まみれの安倍を国葬にしていいのか。「モリカケ桜」などで安倍を立民が追及していたのは一体何だったのか。
「不祥事まみれの人間を国葬にすべきでない」「戦後では過去に吉田茂しか国葬の前例がない。沖縄返還、日韓国交正常化の佐藤、日中国交正常化の田中といった『安倍以上の政治業績』をあげた人間でも国葬にしてない」で「共産、社民、れいわ」などと同様に「欠席」とすぐに答えが出せる話ではないのか。
実際「共産、社民、れいわ(党として)」「辻元、蓮舫(個人として)」はすぐに答えを出したわけです。
こんな醜悪な形での「欠席表明」では「国葬賛成派」は勿論「反対派」だって立民を評価などしません。
立民・野田元首相、安倍氏の国葬参列へ - 産経ニュース
「ウヨの野田*7」なら予想の範囲内ですが心底呆れます。いかに「憲法問題などで安倍に考えが近いウヨ」とはいえ安倍の不祥事「モリカケ桜」などを良く容認できるもんです。そして、党執行部が欠席を決めたのに野田が出席することは「立民党への不信、不満を高め支持率を低迷させないか」(実際、低迷させるでしょうが)程度の政治的計算もできないのか?(呆)
「そのうち自民党入りする気なのか?」と疑いたくもなります。勿論泉立民が最後まで「国葬問題でぐだぐだだった」のも「野田や連合の芳野(いずれも国葬出席を表明)」などに忖度したからでしょうが。
政府、20日に土地利用規制法施行へ 基本方針を閣議決定 - 産経ニュース
施行が具体的にどんな物になるかが問題ですね。
与党防戦か 臨時国会、10月3日召集を伝達 - 産経ニュース
やっと国会が開かれるのかと思うと「多少はほっとします」。勿論「9月中に開催可能だろ!」とは思いますが。
大物リベラル学者を謝らせた米版自虐史観 福井義高 - 産経ニュース
主張の是非以前に「米国政治」「米国史」等、「米国研究者、専門家」ではない福井*8 がこんな文章を書くのが変な話です。
新型コロナワクチンの接種希望者に生理食塩水を注射していた。東京都北区のクリニックの院長(51)にこんな疑いが浮上している。
この医師はすでに詐欺などの容疑で、警視庁に逮捕されている。昨年、ワクチン接種をしていない札幌市の母子3人について、国のワクチン接種記録システムに虚偽登録し、接種委託料をだましとったとみられる。警視庁はクリニックに残っている約230人の接種記録について、調べを進めている。
おいおいですね。こうなると「個人クリニックは不正の危険があって、怖いから、そうした不正はないであろう自衛隊や自治体の接種会場、大規模病院で受ける」という人間は増えるでしょう。この悪徳医師の罪は本当に思い。
【政治デスクノート】国葬で「沈黙」破る菅氏の狙いは - 産経ニュース
「内閣改造で菅氏*9が副総理の見込み(実際には副総理どころか、実際には何の役職にも就かず)」云々という記事菅前首相に副総理起用説、本人否定的も焦点は求心力維持 - 産経ニュース(2022.7.27)を書いた産経としては岸田*10に不満があり、それを「菅持ち上げ」で修正したいようですが、菅などもはや「過去の人」でしょう。
「菅おろしでの辞任」の上に国民的人気もなければ、麻生*11副総裁、茂木*12幹事長(病死した竹下派会長・竹下亘*13の後を継ぎ派閥ボス)、森山*14選対委員長(落選した石原派会長・石原伸晃*15に代わり派閥ボスに就任)のような派閥ボスでもない。
万博大阪パビリオン 建設費上振れ100億円超に 目玉の屋根形状変更も - 産経ニュース
いつもながら維新らしいデタラメぶりです。
内閣支持32%、発足後最低 国葬反対51%―時事世論調査:時事ドットコム
俺的には「まだ高い」ですし、内閣支持率の低下が、自民党支持の低下に必ずしもつながっていないことや「我が支持政党・共産の支持率が維新や公明より低いこと」にげんなりしますが、内閣支持率の低下自体は悪いことではありません。
やはり「統一協会問題(国葬問題含む)」「コロナ第7波」「物価高」などの影響でしょう。
【直球&曲球】野口健 安倍氏がまいた種を育てるのは私たち - 産経ニュース
安倍元首相に対する評価に賛否両論があることは知っている。しかし、それは戦後タブー視されてきた多くの課題*16に取り組んだ証(あかし)でもある。
「バカか?」ですね。安倍が批判されるのはそういう話(安倍の極右性)よりも「モリカケ桜疑惑」「レイプもみ消し疑惑」「統計捏造疑惑」「河井夫妻の公選法違反問題」「統一協会との癒着」と不祥事まみれだったからです。単に極右政治家に過ぎなかったらここまで批判されない。
「ウォーターゲートでのニクソン批判」「ロッキード事件での田中批判」「リクルート事件での竹下批判」などと全く変わらない。
しかし「自称登山家・野口」も完全に「ただのプロ右翼活動家」になりましたね。こうなると「元から登山家として評価できる人間だったのか」も疑問符がつきます。
「当然だ」共産・志位委員長が立民役員の国葬欠席を歓迎 - 産経ニュース
「当然」と言う表明は「歓迎」というのとは少し違うでしょう。
*1:1938年生まれ。著書『凡人たちの社会主義:ユーゴスラヴィア・ポーランド・自主管理』(1985年、筑摩書房)、『ユーゴスラヴィア多民族戦争の情報像』(1999年、御茶の水書房)、『社会主義崩壊から多民族戦争へ』(2003年、御茶の水書房)、『二〇世紀崩壊とユーゴスラヴィア戦争』(2010年、御茶の水書房)など
*2:1931年生まれ
*3:1930年生まれ。著書『現代イギリスの金融と経済』(1988年、東洋経済新報社)、『新しい社会経済システムを求めて』(2005年、世界書院)など
*4:1939年生まれ。著書『中期マルクスの経済学批判:「要綱」とヘーゲル「論理学」』(1985年、有斐閣)、『三木清』(2004年、御茶の水書房)、『新版「経済学批判要綱」の研究』(2005年、御茶の水書房)、『啄木と秋瑾』(2010年、社会評論社)、『「資本論」のシンメトリー』(2015年、社会評論社)など
*5:著書『社会形成と諸国民の富:スミス経済学研究』(1991年、岩波書店)、『経済学史と対話する』(2008年、御茶の水書房)、『内田義彦』(2016年、社会評論社)など
*6:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)など歴任
*7:鳩山内閣財務副大臣、菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)、立民党最高顧問など歴任
*8:『会計測定の再評価』(2008年、中央経済社)『たかが会計:資本コスト、コーポレートガバナンスの新常識』(2016年、中央経済社)と言う著書から見るに恐らく「会計学者」でしょう
*9:第一次安倍内閣総務相、第二~四次安倍内閣官房長官などを経て首相
*10:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)を経て首相
*11:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済政策担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~四次安倍内閣副総理・財務相などを経て現在、自民党副総裁
*12:小泉内閣沖縄・北方等担当相、、福田内閣金融等担当相、第二次安倍内閣経産相、自民党選対委員長、政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣経済財政担当相、第四次安倍、菅、岸田内閣外相などを経て自民党幹事長
*13:第三次安倍内閣復興相、自民党国対委員長、総務会長(第二次安倍総裁時代)など歴任
*14:第三次安倍内閣農水相、自民党国対委員長(第二次安倍、菅総裁時代)を経て、現在、選対委員長
*15:小泉内閣国交相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任