今日もkojitakenと松竹伸幸に悪口する(2022年9/24日分)

2022年7月8日、安倍晋三の銃撃死とともに「崩壊の時代」が終わった - kojitakenの日記

 たまにしかブログを更新できない状態はまだまだ続く

 「仕事か何かで多忙」か「体調不良」か知りませんが、id:kojitakenには「箸にも棒にもかからない駄文なんかいっそ辞めればいい」と言いたいですね。こんな駄文に星つけるバカがいることには唖然ですね。

 戦後の政治には戦前・戦中の政治の尻尾も残っていて、それが岸信介であり、安倍晋三だった。その安倍が撃たれて死んだことによって、現代に全く合わなくなった戦前からのアナクロな尻尾の大部分は終焉に向かうと思われる。

 いくつか上記文章にコメントしておきます。
【1】「東条内閣商工相で戦犯容疑者」岸元首相や岸の女婿・安倍晋太郎自民党幹事長)、孫・安倍晋三元首相以外にも以下の政治家連中も「戦前・戦中の政治の尻尾」の一例でしょう。
【あいうえお順】
◆板垣正
 自民党参院議員。元日本遺族会事務局長。戦犯として死刑となった板垣征四郎*1の息子で「板垣征四郎擁護」の立場。
賀屋興宣
 第一次近衛、東条内閣で蔵相。戦後、終身刑判決を受けるが後に仮釈放。公職追放も解除され政界に復帰。自民党政調会長(池田総裁時代)、池田内閣法相など歴任
重光葵
 東条、小磯内閣で外相。戦後、禁固7年。公職追放されるが後に解除され政界に復帰。鳩山一郎内閣で外相
平沼赳夫
 A級戦犯平沼騏一郎(元首相、戦後、終身刑判決で服役中病死し後に靖国に合祀)の親族で「平沼騏一郎擁護」の立場。村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相など歴任
 また「政治家ではないが戦後保守政治に影響を与えた人間(いわゆるフィクサー、大物右翼)」も「戦前・戦中の政治の尻尾」と考えれば「児玉機関の児玉誉士夫ロッキード事件で児玉の政界工作の一部が発覚)」「矢次一夫*2」などもそれに当たるでしょう。
【2】安倍が「元首相という大物右翼政治家」である上に「安倍の負の部分(統一協会との癒着)」が暗殺を契機に表面化した以上、奴の死は「右翼政治運動に大きなダメージ」でしょうが「戦前からのアナクロな尻尾の大部分は終焉に向かう」といっていいのか?。それは安倍の過大評価ではないか。何も「日本の右翼政治家=安倍」ではないからです。
 例えば小池百合子都知事が安倍の死後も「関東大震災での朝鮮人虐殺」について「虐殺否定論に迎合するような態度を取ってること(例えば朝鮮人犠牲者に追悼文を 党都議団、知事宛て申し入れ | 日本共産党 東京都委員会(2022.8.26)、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典 知事の追悼文不送付に実行委抗議文 | 毎日新聞(2022.8.29)、関東大震災の朝鮮人追悼、小池知事は今年も追悼文なし 主催者が抗議:朝日新聞デジタル(2022.8.30)参照)」をid:kojitakenはどう理解するのか?。
【3】安倍政権での「安保関連法(集団的自衛権行使)」「特定秘密保護法」は「戦前においては日本が敵視していた米国」の要請が「制定理由の一つ」でした。
 あるいは、安倍政権での「女性活躍推進法」「入管法改定」は「(少子化による労働力不足の克服のために)女性の社会進出や移民を進めよう(財界の要請)」というものなので「女性は家にいるべき」「移民反対」という「戦前的なアナクロな考え」とはかなり違います。
 何が言いたいかと言えば「安倍は単純なアナクロではない」ということです。
 安倍にとって一番大事なことは「権力(首相、安倍派会長など)の維持」であり「権力を失ってもアナクロに殉じる人間」では安倍はない。「権力維持に役立つ」と安倍が考える限りにおいては、安倍は「アナクロに必要以上には固執しない」(これは安倍に限らずほとんどの右翼政治家がそうですが)。
 勿論「女性活躍推進法」「入管法改定」等を過大評価してまるで安倍が「ジェンダー平等や多文化共生を支持」するかのように理解し、松竹伸幸のように「安倍は左にウイングを広げた*3」というのは馬鹿げています*4が、一方でid:kojitakenのように安倍を「単なるアナクロ」と描くのも適切ではない。

*1:関東軍高級参謀として満州事変を実行。関東軍参謀長、第一次近衛、平沼内閣陸軍大臣朝鮮軍司令官、 第7方面軍(シンガポール)司令官など歴任

*2:戦前、企画院委員、大政翼賛会参与、翼賛政治会理事などを歴任。1958年(昭和33年)5月に岸信介の個人特使として韓国を訪問して李承晩韓国大統領と会談。日韓国交正常化後の1970年(昭和45年)10月には朴正煕韓国大統領によって一等樹交勲章を受章した。金大中事件で日韓関係が拗れた際にも1973年(昭和48年)9月に岸と共に訪韓し、事件処理と経済関係を切り離すことで朴大統領と合意を取りつけた。1980年(昭和55年)5月には岸の個人特使として訪中し、中国の最高指導者である鄧小平と会談。中台統一に向けた台湾の蔣経国総統との仲介役を鄧から要請を受けた。岸の支援をもとに韓国・台湾政界とのパイプ役として力を発揮(矢次一夫 - Wikipedia参照)

*3:むしろ保守政党「立民」等との野党共闘に踏み切った共産党の方こそ「右に一定程度ウイングを広げた」といえます。

*4:こういう松竹のようなバカが共産党員と言うから呆れて二の句が継げません。松竹は離党すればいいのに。いっそ党が奴を除名してもいい。