今日のロシアニュース(2022年10月12日分)

伊のベルルスコーニ元首相、誕生日にプーチン氏から「親切な手紙とウォッカ20本」 : 読売新聞オンライン
 「プーチンとの友好アピール」とは「イタリアもウクライナ支持側のはずなのに?」と首をひねります。「そうした主張の是非」はともかく、ベルルスコーニ*1は「プーチンとのパイプで停戦を実現する」とでも言うのか?。それとも「まさかとは思います」が何も考えてないのか?


ロシア 国立バレエ団が来日公演 軍事侵攻が続く中で反発の声も | NHK | ウクライナ情勢
 ロシアバレエ団とロシア政府、軍は違うので反発する方がおかしい。日本でのバレエ団公演に反対してもロシアがウクライナから撤退するわけではない。
 大体、この理屈なら「ブッシュのイラク戦争に反対→ハリウッド映画に反対」等になりかねないでしょうに。


【速報中】旅客機撃墜事件被告に懸賞金10万ドル、ウクライナ国防省 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
 本気の懸賞金と言うよりは政治的アピールでしょう。身柄引き渡しを拒否するロシアにとって拘束されること自体がある種の政治的敗北、自らの面子に賭けてもロシアが彼を守ろうとするです。


露艦隊救出「町の誇りに」 島根・江津で語り継ぐ祭り - 産経ニュース
 ウクライナ戦争を理由に祭りが中止されなかったことをまずは評価したい。


プーチン氏、ガス管損傷は「米欧側のテロ」認識示唆 - 産経ニュース
 当然「ウクライナ側のテロ」の可能性は十分あるでしょう。勿論「ロシアの自作自演」等、他の説もあるので、決定的証拠がない限り断言はできませんが。


新段階に入ったロシア・ウクライナ戦争|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ

 私が「またか」という思いで接したのは、クリミア大橋破壊(数名の死者を伴った)を行ったゼレンスキー政権については「一切おとがめなし」の西側諸国及び西側マスコミが、ロシアの今回の報復攻撃に対しては、「市民を標的とする無差別攻撃」と決めつけ

 【1】浅井先生が「ロシアに大甘なこと」、【2】ロシアの攻撃が「合法的な報復」という「ロシアの論理」を仮に認めたとしても「ヌンチャクVS木刀」のような「対等な武器」とはいえず、「日本刀での襲撃にマシンガンで反撃する」ような「合法とは言いがたい過剰攻撃の疑い濃厚なこと」を批判した上での話*2ですが、浅井先生が主張するように「クリミア橋破壊(「キーウ攻撃を正当化するためのロシアの自作自演説」がほとんど主張されてない*3ので、以下、ロシアの自作自演ではなく、ウクライナの犯行と前提しますが)」は果たして「政治的、道徳的、法的に容認できる物」なのか。橋はいかに「ロシア軍が利用していようとも」民間インフラであって、軍事施設とは言えないでしょう。
 ロシア発表を信じれば「民間人に死者が出た」そうですがそこを「米国」等「ウクライナ支援国」はどう評価するのか。
 「民間人の死者などいない、ロシアのデマだ」というのか。はたまた「民間人に死者がでても仕方がなかった」というのか。
 前者ならともかく後者はただの居直りでしかないでしょう。


首脳会議に相次ぎ参加のプーチン氏、狙いは孤立払拭 - 産経ニュース
 アンチロシア「産経」らしい記事です。実際プーチンにそうした思惑はあるでしょうが、「その思惑が容認されてる」以上、実際に「孤立はしてない」わけです。


“軍事侵攻の大義「祖国防衛の戦い」に” ロシアの専門家指摘 | NHK | ウクライナ情勢

 誕生日当日には、今年のノーベル平和賞の受賞者が発表された。プーチン氏に敵視され解散させられた「メモリアル」はじめ、ロシア、ウクライナベラルーシの人権団体と個人である。プーチン氏への抗議を意味するのは明らかである。

 金大中氏(2000年ノーベル平和賞受賞)といった「産経に都合の悪い受賞者」には悪口するくせに良くも言ったもんです。

 後年プーチン氏の伝記が世に出るとすれば、70歳前後の出来事がくわしく記されるだろう。非道の数々が歴史に残る覚悟ができているのだろうか。

 「統一教会との癒着」「モリカケ桜疑惑」など不祥事まみれの安倍を未だに礼賛する、あるいは「侵略戦争という非道を行ったA級戦犯」を正当化する産経が良くも言ったもんです。
 そもそも産経は安倍が「同じ未来を見ている」とまで安倍がプーチンに媚びたことをどう評価するのか?

*1:年齢(1936年生まれ、86歳)と過去の醜聞を考えれば未だに政治家であることが驚きです。ベルルスコーニに近い年齢である福田元首相(1936年生まれ、86歳)、河野元衆院議長、森元首相(いずれも1937年生まれ、85歳)、細川元首相(1938年生まれ、84歳)などは「その政治力は未だに無視できない」でしょうが、既に政界引退してますので

*2:そう断らないとid:kojitakenのような輩が「ボーガスがロシア擁護」と曲解しますので。まあこう書いても多分曲解するのでしょうが。

*3:ウクライナが今田公式には犯行を認めてないとは言え、報道に寄れば、ゼレンスキーが橋破壊を歓迎する発言をし、ウクライナ郵政公社も「橋破壊記念切手を作成する方針」だというので「自作自演説」がほとんど主張されないのも当然ですが。