「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年10/15日:島田洋一の巻)

島田洋一
 米中間選挙に向けて共和党は「女性のみが女性スポーツで競技できるよう保証し公正を守る」と生物学的男性トランスジェンダーの参加を認めない立場を公約*1

 勿論「通常、生物学的男性の方が生物学的女性より体力が強い」という「男女の体力差」を考えれば単純に「トランスジェンダー女性(いわゆる「性自認」は女性でも、生物学的な意味では男性)の参加を、常に無条件で認めます」で済む話でもないでしょうが
1)「男女の体力差による有利な立場獲得」を狙った詐称でなく「マジのトランスジェンダー女性*2」なら当人に非はない
2)スポーツによっては男女の体力差より「テクニック」が物を言うスポーツもある(男女の体力差はテクニックで十分対応可能)
3)男女の体力差が物を言う場合も「ハンデをつける」などの対応策が考えられる
以上、島田や米国共和党のように「トランスジェンダー女性の参加を常に全否定」も不適切でしょう。
 というか、こういう問題は「できる限りトランスジェンダー女性の参加を認める」方向で解決すべきとはいえ、「恐らくスポーツによってその特性が異なり、一律な基準作りが難しい」ので、基本的には「各スポーツ団体の自主性」に任せるべき話ではないか。
 それにしても、島田や米国共和党らウヨの場合、単にトランスジェンダーを差別してるだけでしょう。「トランスジェンダートランスジェンダー女性だけでなく「『性自認』は男性でも、生物学的な意味では女性」というトランスジェンダー男性も含む)の人権擁護」につながる話は何一つしませんからね。

島田洋一
家族会・横田拓也代表の正論
北朝鮮拉致被害者達を24時間厳重監視下で「いつ、誰が、どこで、何をしているか」を把握しています。行方が分からないという嘘の前提に立つ「調査委員会」や「連絡事務所*3」の立ち上げなど全く不要なのです。幕引きを狙う時間稼ぎに応じる事は出来ません》
 田中均氏や彼を導師と仰ぐ媚朝派には煙たいだろう

 拓也のバカさには改めて心の底から呆れます。「調査委員会」や「連絡事務所」を否定して何か意味があるのか。
 そして田中氏を誹謗する島田のバカさにも改めて呆れます。

島田洋一
 共に拉致された時、母ミヨシさんは46歳。まだ若い。
「お母さんの方は年寄りで使い道がないからすぐ殺された*4」などと言う政治家が何人もいたが、何重にも不見識だ。

 「何人もいた」て島田は「だったら名前挙げろ」という話です。何故名前を挙げないのか。
 俺の知る限り、そんな政治家は都知事時代の石原慎太郎しかいないし、石原が「九条改憲」等を主張する「右翼政治家」ということでろくに非難しなかったのが島田ら救う会右翼(島田は救う会副会長)と「救う会言いなりの家族会」です。当事者である曽我ひとみ氏すら、家族会や救う会に忖度したのか、ろくに石原批判しなかったのには本当に絶句しました。
 発言者が石原ではなく「河野洋平衆院議長」「菅直人元首相」「志位共産党委員長」「福島社民党党首」など島田らウヨが敵視する左派、リベラル派の政治家なら悪口雑言でしょうに。
 なお、「46歳」で拉致されたのが1978年(今から約44年前)。つまりは今年で90歳(1932年生まれ)ですので今も存命している可能性は決して高くはありません。
 勿論「小和田恒氏(元外務事務次官、元ICJ長官。皇后雅子の実父)」「本多勝一氏(元朝日新聞記者、元週刊金曜日編集長)」など、存命の方もいますが

1932年 - Wikipedia
【あいうえお順】
石原慎太郎(2022年死去、享年89歳)
 元都知事。作家。
◆ジャック・シラク(2019年死去、享年86歳)
 元フランス大統領
盧泰愚(2021年死去、享年88歳)
 元韓国大統領
横田滋(2020年死去、享年87歳)
 元「拉致被害者家族会」会長

ということで既に故人の「1932年生まれ」もいくらでもいます。

*1:こんなことをすれば確実に「LGBT権利擁護派」は共和党を支持しませんが「それでもいい」「むしろLGBT権利否定派の票が欲しい」という右翼政党と化したのが今の共和党なのでしょう。

*2:勿論「マジのトランスジェンダー女性」が女性スポーツ参加を希望すると言うことは実際にあるでしょう。

*3:調査委員会はともかく連絡事務所は単に「その方が便利」と言う話にすぎず「行方が分からないという嘘の前提」に立ってるわけでは全くありません。

*4:なお、北朝鮮がミヨシ氏について「田口八重子氏(拉致を認めたが自動車事故で死亡と主張)」「横田めぐみ氏(拉致を認めたが自殺したと主張)」等、「拉致を認めたが死亡(自殺、事故死、病死)を主張」と違い「そもそも入国が確認できなかった(拉致したかどうか不明)」と回答していることを考えれば拉致実行時に抵抗されたが故に「抵抗を封じようとして誤って殺した(しかし日本側の反発を恐れてそうは言えない)」可能性は「ないとは言えません(『拉致実行時に既に殺されたのだ』と断言もできませんが)」。ちなみにミヨシ氏のような「入国が確認できなかった」主張は他に久米裕、田中実、松本京子氏がいます(政府認定の拉致被害者|外務省参照)