今日の産経ニュース(2022年10/19、20分)(追記あり)

コロナ感染2カ月ぶり増加 「第8波」懸念 - 産経ニュース
 ということで今だコロナを甘く考えることは禁物でしょう。


SNS「いいね」賠償命令 自民・杉田議員 - 産経ニュース
 当然の判決であり、一審の不当判決が是正されました。勿論「上告の可能性はある」し最高裁で「不当判決」の恐れもありますがまずは素直に喜びたい。それにしても、コメント欄で指摘がありますが、自民党(岸田政権)も「安倍が死んだ」のに、いつまで杉田(安倍派所属)など厚遇する気なのか。公明党もよくこんな自民党の無茶を容認するもんです。
 何せ

暴言常習の杉田議員 政務官に/問われる任命責任2022.8.13
 自民党杉田水脈*1衆院議員が12日、総務大臣政務官に任命されました。
 杉田氏はこれまで、性暴力被害者支援事業をめぐり「女性はいくらでも嘘をつける*2」と発言し、LGBTQ*3に関連して「彼ら彼女らは、子どもを作らない、つまり生産性がない」と発言するなど暴言を繰り返し、厳しい社会的批判を受け、野党から議員辞職の要求を受けてきました。こうした人物を政務官に任命する岸田政権の見識と責任が問われます。

主張/杉田氏政務官起用/首相は差別的言動を許すのか2022.8.21
 岸田文雄首相が内閣改造に伴い、自民党杉田水脈(みお)衆院議員を総務省政務官に起用したことに批判が相次いでいます。杉田氏はLGBTなど性的少数者を差別したり、性暴力被害者を侮辱したりする言動を繰り返し、国民の怒りをかった政治家です。議員辞職を要求されたこともあります。杉田氏は、これまで批判を浴びた自身の発言について謝罪も撤回もせず、反省もしていません。総務政務官総務相、総務副大臣に次ぐポストです。岸田首相はどのような判断で、杉田氏を要職につけたのか。任命責任が厳しく問われます。
 杉田氏は2018年、月刊誌『新潮45』に寄稿し、LGBTの人たちに「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」などと侮蔑的な言葉を投げつけました。
 多くの国民から批判が集まり、自民党本部前では抗議行動も繰り広げられました。しかし、杉田氏は誤解を招いたと言い訳に終始し、自民党は形ばかりの「指導」で不問にしました。
 2020年、杉田氏は性暴力被害者の相談事業をテーマにした自民党内の会合で「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言しました。勇気をふるって自らの被害を語り始めた女性を深く傷つけ、尊厳を踏みにじる許し難い暴言です。政治家としての資格そのものが問われ、議員辞職を求める署名は13万人以上も寄せられました。
 ジェンダー平等の敵視は、同氏の持論です。自民党の前に所属していた「次世代の党」時代、衆院本会議で「女性が輝けなくなったのは、冷戦後、男女共同参画の名のもと、伝統や習慣を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因する。男女平等は絶対に実現しえない反道徳の妄想だ」(2014年)と述べています。
 杉田氏に注目したのは安倍晋三元首相らです。2017年の衆院選自民党公認となり、比例代表中国ブロックで当選しました。岸田政権下の昨年の衆院選では同ブロック単独3番目に同氏を登載し、当選させました。同氏を厚遇してきた自民党の責任は極めて重大です。

ということで今の杉田は「岸田内閣総務大臣政務官」ですからね(呆)。
 杉田の暴言については以下も紹介しておきます。

主張/杉田議員の暴言/どこまで尊厳踏みにじるのか2020.9.27
 自民党杉田水脈衆院議員が、性暴力被害の相談事業などがテーマになった党内の会議で「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言しました。性暴力に苦しむ被害者をおとしめ、女性を侮辱する許し難い暴言です。
 杉田議員の発言は、自民党の内閣第一部会・第二部会合同会議(25日)でのものです。内閣府が女性政策をはじめ2021年度予算の概算要求について説明し、性犯罪・性暴力被害者が直ちに相談でき必要な支援を受けられる「ワンストップ支援センター」増設の方針などが示されました。杉田議員の発言は、その質疑の中であったと報道されています。同議員は会議後、「そんなことは言っていない」と述べましたが、会議に出席した複数の関係者は、発言があったことを認めています。
 杉田議員は、自ら受けた性暴力被害を告発したジャーナリストの伊藤詩織さんを誹謗中傷するツイッターに賛同を示す「いいね」を押し、伊藤さんから損害賠償を求める裁判も起こされています。旧日本軍「慰安婦」問題でも、女性たちへの性被害は「ねつ造」であるかのような不当な攻撃をしています。女性の人権と尊厳を奪った行為を肯定し、痛みを感じない態度はあまりに重大です。
 杉田議員は2018年、LGBTsカップルに「生産性」がないなどとする差別的な暴言を月刊誌に寄稿し、国民の怒りをかいました。しかし、同議員は暴言を撤回せず、自民党は形ばかりの「指導」でうやむやにしました。今年1月の衆院本会議では、選択的夫婦別姓導入を求めた野党議員の質問時の杉田議員のやじが大きな問題になりました。自民党は、人権侵害の言動に無反省な杉田議員を不問にし続けるのか。2017年総選挙で比例中国ブロックに同氏を擁立した同党の責任が厳しく問われます。

主張/杉田暴言と自民党/政党としての責任が問われる2020.10.14
 ことは杉田議員個人の問題にとどまりません。比例代表選挙で公認し当選させた自民党にも、今回の暴言をどう考えるのか、どう党としての責任を果たすのかが問われています。
 杉田議員は過去にも、人権や個人の尊厳を踏みにじる暴言を繰り返してきました。しかし、その都度、党からまともな指導も処分も受けず、国会議員であり続けています。今回の暴言についても、下村博文*4政調会長が口頭注意をし、杉田議員がブログで弁明したことですませています。オンライン署名も、党としての受け取りを拒否しています。
 受け取り拒否の理由について野田聖子*5幹事長代行は「辞職という、実現できないことが書かれているものは受け取れない*6」と語っています。しかし、署名提出者が議員辞職を求めているのは、杉田氏の暴言が国会議員にあるまじき発言だという認識があるからです。その指摘を党として受けとめる意思すらないことは大問題です。署名受け取りを拒んだことに怒りはさらに広がっています。
 杉田議員に毅然とした措置がとれない自民党の姿勢には、同党の根深い女性蔑視の体質が示されています。

 所詮、野田もその程度かと呆れます。

杉田水脈氏 旧統一協会関係団体で講演 19年/自民との関係に批判の声2022.7.16
 杉田水脈衆院議員は2016年8月5日、ツイッターに「幸福の科学統一教会の信者の方にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない」と投稿し、開き直りました。
 それにとどまらず、杉田氏は2019年4月28日、旧統一協会の別動隊「国際勝共連合」と関係が深い団体主催の会合で講演し、「会場はお客様で満杯。懇親会までじっくりとお話しさせていただき、本当にありがとうございました」と投稿。同氏は昨年の総選挙で自民党から比例で当選しており同党の責任は重大です。

 統一協会批判を前にこの居直りはまともではない。


最高裁「見解差し控えたい」 連続児童殺傷事件の記録廃棄 - 産経ニュース
 責任問題を恐れて最高裁は逃げてるのでしょうが醜悪極まりない。小生自身は遺族や警察、検察がなんと言おうとも「正当な理由があるなら廃棄して一向に構わない」と思います。
 問題は「廃棄の時期や経緯が分からない」と家裁がとんでもないことを言ってることです。これでは「廃棄が適切だったのか」確認しようがない。廃棄が適切だったかどうかはともかく、「廃棄の経緯や時期が分からない(従って適切かどうか判断しようがない)」というのは事実なら論外でしょう。


信仰ただす質問の是非「コメントできない」立民幹部 - 産経ニュース

 立憲民主党長妻昭*7政調会長は20日の記者会見で、同党の打越さく良*8参院議員が山際大志郎経済再生担当相に対し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者であるかを尋ねた質疑の是非について「詳細が分からないのでコメントができない」と述べた。

 こういう辺りが立民のダメさですね。
 「プライベートな場での私的発言」ではなく党を代表して国会で発言した以上「ノーコメント」で済む話ではない。
 適切だと思うなら擁護すべきだし、不適切だと思うのなら、批判した上で「政調会長として申し訳ない」と謝罪すべきです。
 俺個人は「何ら不適切だとは思わない擁護派」ですが。


【主張】旧統一教会の調査 問題解決を長引かせるな - 産経ニュース
 岸田政権の支持率低迷にあの産経ですら「解散命令請求」「消費者庁や警察、検察による霊感商法等の規制、摘発」など「執るべきあらゆる手段を早急にとって統一協会被害をなくすべき」と言い出しました。


【産経抄】10月19日 - 産経ニュース

 月刊誌「MAMOR*9」に連載中の「女性自衛官たち」を愛読している。自衛隊の取材歴が30年に及ぶ、杉山隆男さん*10によるものだ。

 杉山ねえ、と吹き出しました。あの男が非常識右翼であることについては例えばそういうものは、新聞に掲載するようなものではない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。
 なお、「女性自衛官」と言う書き出しで、落ちを「五ノ井さんのセクハラ告発?」と思った方もいるでしょうがそれで正解です。
 しかし産経も

性被害 第三者による調査を/告発の元自衛官、防衛省に要請/宮本・本村氏同席2022.8.4
 性被害を告発している元陸上自衛官の五ノ井里奈さんが3日、国会内で防衛省の担当者と面会し、自身が受けた性被害について、第三者による公正な調査の実施を要請しました。日本共産党の宮本徹、本村伸子両衆院議員が同席しました。

赤旗自衛隊内での性暴力被害を実名で告発 元陸上自衛官 五ノ井里奈さん/誠実な謝罪を求めたが事実を消された 女性隊員が安全に働ける環境にしたい/東日本大震災で被災。避難中に出会った女性自衛官が憧れの存在に――2022.8.29(赤旗のインタビュー記事)

性暴力 第三者委調査を/元自衛官、防衛省に署名提出2022.9.1
 性被害を実名で告発している元陸上自衛官の五ノ井里奈さんが31日、防衛省を訪問し、自身が受けた性被害について第三者委員会による公正な調査の実施を求めるオンライン署名10万5296人分を提出しました。
 要請には、日本共産党の宮本徹*11、本村伸子*12衆院議員をはじめ立憲民主党社民党、れいわ新選組の国会議員が同席。

ということで「防衛省自衛隊」「政府与党である自公」「産経などウヨメディア」が彼女のセクハラ告発に対して当初、あまりも消極的態度であるが故に、彼女が「支援してくれる人、組織なら誰でもウエルカム」で野党(立民、共産、社民、れいわ)の支援を受けていたことについて「反省の弁はないのか」と言いたい。正直、彼女も「防衛省自衛隊」「政府与党である自公」が当初から真摯な態度なら、野党等に泣きつく必要もなかったでしょう。
 そうした反省もなしに脳天気に

 心の傷の癒えない五ノ井さんに、自衛隊に戻る意思はない。正義を信じて闘い抜いた五ノ井さんなら、後に続く女性たちがあこがれる自衛官になっていたはずだ。

と「自衛隊非難オンリー(自公非難ではない)」とは「産経はふざけるな」と言う話です。

【追記】
 コメント欄で指摘がありますがMAMORではほぼ毎度「自衛隊コスプレをした女性タレントが表紙」ですね。
 「ほぼ」と書いたのは2022年10月号は「男性が表紙」で「例外がある」からです。
 ちなみに最新号(2022年12月号)は「小林星蘭さん*13」、その前の号(2022年11月号)は「宮本佳林さん*14」(それ以前の紹介は省略します)。
 男性向け雑誌での「女性水着グラビア」等と同じ扱いなのでしょうが、女性自衛官もいる時代に自衛隊広報誌の対象は「少なくとも建前では男性限定ではない」ので「何だかなあ」ではあります。

*1:著書『なでしこ復活』(2014年、青林堂)、『慰安婦像を世界中に建てる日本人たち』(2017年、産経新聞出版)、『なぜ私は左翼と戦うのか』(2017年、青林堂)、『韓国人の皆さん「強制連行された」で本当にいいの?』(2017年、扶桑社)、『女性だからこそ解決できる慰安婦問題』(共著、2018年、自由社

*2:明らかに伊藤詩織氏への誹謗ですが発言場所が「性暴力被害者支援事業について議論する自民党部会」で「内閣府男女共同参画局の担当者を呼んでいた」と言う辺り、つまり「お仲間右翼しかいないので口が滑ったというわけではない」辺りが杉田のキチガイぶりを物語っています。

*3:Qとは「LGBT(レズ(女性同性愛)、ゲイ(男性同性愛)、バイセクシャル両性愛)、トランスジェンダー)以外の性的少数派一般」なので「LGBTQ」とは「LGBT等」とほぼ同義かと思います。

*4:第一次安倍内閣官房副長官、第二次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)、政調会長(菅総裁時代)などを歴任

*5:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣食品安全等担当相、第四次安倍内閣総務相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、岸田内閣少子化等担当相など歴任

*6:おいおいですね。なんで実現できないのか?。「議員除名決議可決は難しい」にしても「議員辞職勧告決議案可決」「自民党からの除名」「少なくとも次の選挙では公認しないと確約(勿論実際は比例の高い順位で厚遇)」など何らかの措置はやろうと思えばいくらでもできる話です。やる気がないに過ぎない。かつ「やる気がないから受け取らない」なんてそんなバカな話はない。

*7:鳩山、菅内閣厚労相民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党選対委員長(前原代表時代)、立民党選対委員長、副代表(枝野代表時代)などを経て現在、立民党政調会長(立民党「次の内閣」官房長官

*8:著書 『レンアイ、基本のキ:好きになったらなんでもOK?』(2015年、岩波ジュニア新書)、『なぜ妻は突然、離婚を切り出すのか』(2015年、祥伝社新書)など

*9:扶桑社が発行。防衛省が編集協力している事実上の政府広報

*10:著書『メディアの興亡』(1998年、文春文庫)、『きのうの祖国:東欧崩壊』(1999年、ちくま文庫)、『兵士に聞け』、『兵士を追え』、『兵士を見よ』(以上、2007年、小学館文庫)、『自衛隊が危ない』(2009年、小学館101新書)、『兵士に告ぐ』、『「兵士」になれなかった三島由紀夫』(以上、2010年、小学館文庫)、『兵士に聞け・最終章』(2019年、新潮文庫)、『3・11 兵士は起つ:自衛隊活動記録』(2020年、扶桑社新書)、『私は自衛官:九つの彼女たちの物語』(2022年、扶桑社)など

*11:日本共産党中央委員

*12:日本共産党幹部会委員

*13:2004年生まれ。2009年4月に、カルピスのCMで芸能界デビューした。同年5月、フジテレビ『サマヨイザクラ』でテレビドラマ初出演。2010年9月に、『君が踊る、夏』で映画に初出演。2012年8月に、同じ事務所の谷花音と「すたーふらわー」として歌手デビュー。2018年にテレビ東京等で放送されたアニメ『若おかみは小学生!』で主人公・おっこ(関織子)の声優を務めた(小林星蘭 - Wikipedia参照)。

*14:1998年生まれ。2008年、ハロプロエッグ(現ハロプロ研修生)のオーディションを受け、合格。2013年2月、ハロプロ研修生内ユニットである『Juice=Juice』が結成されメンバーに選ばれる。2013年9月、シングル『ロマンスの途中/私が言う前に抱きしめなきゃね/五月雨美女がさ乱れる』でJuice=Juiceとしてメジャーデビュー。2016年2月から放送された、フジテレビ系ドラマ『武道館』で連続ドラマ初主演。2020年12月10日、日本武道館で行われた『Juice=Juice コンサート2020 〜続いていくSTORY〜 宮本佳林卒業スペシャル』公演をもってJuice=Juiceおよびハロー!プロジェクトを卒業し、フリーで芸能活動(宮本佳林 - Wikipedia参照)