今日も松竹伸幸に悪口する(2022年10/27日分)

日本共産党100年 理論と体験からの分析 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 他の共著者(木下ちがや*1、森田成也*2など)はともかく有田氏も恥知らずにもよくもこんな本が出せたもんです(呆)。
 「元立民党参院議員」で

◆有田『50分でわかる!立憲民主』(2019年、弓立社新書)

という立民党宣伝本も書いていた彼がすべきことは「共産党云々」ではなく「自らの参院議員落選&立民党(彼の所属政党)の参院選惨敗を総括すること」でしょうに。
 彼が今後も「立民党に所属して政治活動をする場合(特にまた国会議員なり、地方議員なりで選挙に出馬する場合)」は勿論、立民党を離れる場合も「立民と縁が切れたから敗戦を総括しない」で済む話じゃないでしょうに。松竹や共著者も「有田さん、あなたがやるべきことはこんなことじゃない」とは言わなかったんですかね?(再度、呆)
 まあ、そう言う意味では「元・第四インター(元・新左翼)」という森田某も「そうした過去(どう見ても第四インター日本共産党と比べれば失敗でしょう、比べるのも馬鹿馬鹿しい気がしますが)をどう総括しているのか?」と思いますが。
 勿論、そうした「森田の政治性」と「彼のマルクス研究の是非」は関係ありませんが、今回の著書は純粋な研究書ではどう見てもないので、「共産党を批判するならお前の方はどうなんだ、森田?」という批判は当然でしょう。
 しかし「ウヨの泉を好意的に評価する松竹(例えば立憲の泉さんは野党共闘深化に不可欠 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba参照)」が一方では「元第四インターで、今もマルクス関係の著書を出す、恐らく左翼の森田」とつきあう。意味不明すぎて頭痛がしてきます。泉と森田については「共産党側は多分好意を持ってない」という点では共通点はあるでしょうが(苦笑)。

 森田成也さんはマルクス経済学者で多方面で理論活動を行っていますが、社会主義協会の機関誌「科学的社会主義」(22年10月号)に、「中核と周辺の弁証法日本共産党の創立100年に寄せて*3」を寄稿されました。

 「社会主義協会って今もあって機関誌出してるんだ!(とはいえ「社会党に強い影響力を持った」向坂逸郎*4代表の時代とは違い社会的影響力は皆無でしょうが)」と言うのにも驚きましたが、元第四インターの森田の論文を載せたというのにもびっくりです。
 なお、社会主義協会ですが「社会主義協会」でググって一番最初にヒットする社会主義協会(恐らくこちらの方が規模が大きい)が出してる機関誌は『社会主義』です(社会主義協会 - Wikipediaによれば福島瑞穂氏が党首を務める社民党系らしい。実際、社会主義協会 - 月刊『社会主義』2022年度の特集テーマの記事執筆者には福島瑞穂 - Wikipedia新垣邦男 - Wikipediaといった社民党関係者の名前が見えます)。
 一方、機関誌『科学的社会主義』を出してる「社会主義協会(代表は石河康国*5)」は社会主義協会で「新社会党系」のようです。この辺りを松竹がきちんと説明しないのも実に不親切です。故意に説明しないのかもしれませんが。

【参考:第四インター日本支部

日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショナル日本支部) - Wikipedia
 1965年に結成。1991年に国際組織・第4インターナショナル統一書記局は、第四インター日本支部の男性メンバーが起こした女性メンバーへの強姦及び強姦未遂事件を理由に、日本支部から「支部」としての資格を剥奪した(ABCD問題 - Wikipedia参照)。この時点で組織としての日本支部は解体した。
 2020年に、第四インター日本支部の流れをくむ日本革命的共産主義者同盟 (JRCL)と国際主義労働者全国協議会(労働者の力)の二つのグループで構成された「第四インターナショナル日本協議会」が「第四インター日本支部」として承認を受け、国際組織・第四インターナショナル統一書記局に参加している(これについては第四インターナショナル日本支部としての活動再開にあたって | 週刊かけはし(2020.11.26)参照)。


ウクライナ戦争は「外交の失敗」!? | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 戦争というのは「ウクライナ戦争」に限らず、常に「外交の失敗」なので「松竹は何を言ってるんだ?」ですね。
 勿論「外交の失敗」と言う指摘は松竹が曲解するように「侵略(例えばウクライナ戦争でのロシアの立場)の正当化」ではないし、「抵抗戦争の否定」でもないわけです。
 「外交の失敗」とは単に客観的事実の指摘に過ぎない。
 そして勿論「外交の失敗」について反省は必要ですが「過去の反省」と「今問題をどう解決すべきか(例えばウクライナ戦争の場合、継戦すべきか、停戦すべきか等)」は話が別なわけです。


野党共闘の次のテーマになるか? | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 冗談だと言うことはわかりますが「松竹とお仲間連中」が興味があるだけで「日本政界(与野党)」どころか「日本社会的にはほとんど注目されてない話」を「次の野党共闘のテーマ」とは「寝言は寝て言え」「お前はアホか(横山ホットブラザーズ)」「どこまで自己顕示欲が肥大化してるんだよ」と言う話です。
 勿論俺は松竹を「無能なくせにプライド(自己顕示欲)だけ高いアホ」だと思っていますが。

*1:1971年生まれ。明治学院大学非常勤講師、一橋大学特別研究員。著書『国家と治安:アメリカ治安法制と自由の歴史』(2015年、青土社)、『ポピュリズムと「民意」の政治学』(2017年、大月書店)、『「社会を変えよう」といわれたら』(2019年、大月書店)、『「みんな」の政治学』(2022年、法律文化社

*2:1965年生まれ。駒澤大学國學院大学非常勤講師。以前、西島栄というペンネームで、トロツキズムを掲げた日本革命的共産主義者同盟(通称:第四インターナショナル日本支部)が運営するトロツキー研究所の幹事を務めていた。著書『資本主義と性差別』(1997年、青木書店)、『資本と剰余価値の理論』(2008年、作品社)、『価値と剰余価値の理論』(2009年、作品社)、『マルクス経済学・再入門』(2014年、同成社)、『家事労働とマルクス剰余価値論』(2014年、桜井書店)、『ラディカルに学ぶ「資本論」』(2016年、柘植書房新社)、『マルクス剰余価値論形成史』(2018年、社会評論社)、『新編マルクス経済学再入門(上)(下)』、『ヘゲモニーと永続革命』(以上、2019年、社会評論社)、『『資本論』とロシア革命』(2019年、柘植書房新社)、『トロツキーと永続革命の政治学』(2020年、柘植書房新社)、『マルクス主義フェミニズムセックスワーク論』(2021年、慶應義塾大学出版会)、『「共産党宣言」からパンデミックへ』(2021年、柘植書房新社)、『トロツキーと戦前の日本』(2022年、社会評論社)、森田名義の翻訳としてトロツキー『わが生涯(上)』 (2000年、岩波文庫)、『レーニン』(2007年、光文社古典新訳文庫)、『永続革命論』(2008年、光文社古典新訳文庫)、『ニーチェからスターリンへ』(2010年、光文社古典新訳文庫)、『ロシア革命とは何か』(2017年、光文社古典新訳文庫)、デヴィッド・ハーヴェイ『〈資本論〉入門』(共訳、2011年、作品社)、マルクス『賃労働と資本/賃金・価格・利潤』(2014年、光文社古典新訳文庫)、マルクスエンゲルス共産党宣言』(2020年、光文社古典新訳文庫)、西島名義の翻訳としてジョージ・ブレイトマンマルコムX最後の1年』(1993年、新評論)、エルネスト・マンデル『1917年10月:クーデターか社会革命か』(2000年、柘植書房新社)(森田成也 - Wikipedia参照)

*3:正直、「ソ連べったりが過ぎて、ソ連崩壊後急速に力を失った社会主義協会の雑誌にそんなこと言われる筋合いねえぞ」感はあります。

*4:1897~1985年。九州大学名誉教授。著書『資本論入門』(1967年、岩波新書)など

*5:1945年生まれ。著書『労農派マルクス主義(上)(下)』(2008年、社会評論社)、『評伝・山川均(1)(2)』(2014年、2015年、社会評論社)、『向坂逸郎評伝(上)(下)』(2018年、社会評論社)、『櫛田民蔵』(2021年、社会評論社