【追記】
講談社だって、今後中国企業と関係しないで経営できるというものでもないだろう(呆れ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でこの拙記事をご紹介頂きました。いつもありがとうございます。
【追記終わり】
【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(897)小室さん合格 『新潮』の変わり身よ - 産経ニュース
週刊新潮の変わり身よりも花田紀凱は、過去の自分の仕事すら徹底的に裏切っていると思う(追記あり:inti-solさんの記事をご紹介) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する「統一協会批判(週刊文春編集長時代)→擁護(今)」という「花田の変わり身(変節)」の方がよほど滑稽で無様だと思いますが、それはさておき。
近藤大介さん(編集次長)がいるから『週刊現代』の中国関連記事だけは、いつも注目している。
今週(10/29)のトップは「習近平『毛沢東を超えたい男』の恐るべき計画、『日本侵攻』はもう始まっている!」。
〈’27年までの任期を手に入れた習近平は、ついに「虎」としての本性を現す。まず狙われるのは、国力が衰微し軍事力も脆弱*1、西側世界で最も御しやすい*2、ちっぽけな島国、日本である〉
半導体技術者などのヘッドハンティング、企業買収、不動産取得など「目に見えぬ侵攻」は既に始まっている。
今日の中国ニュース(2022年10月24日分)(副題:週刊現代のアホさに呆れる、ほか) - bogus-simotukareのブログでも批判しましたが週刊現代の酷さには心底呆れます。
そもそも「ヘッドハンティング、企業買収、不動産取得」の何が「侵攻」なのか。
「はま寿司からかっぱ寿司にヘッドハンティングされた人物がはま寿司の機密情報を不正に持ち出し、逮捕(例えばかっぱ寿司 逮捕の運営会社社長の辞任発表 取締役会が受理 | NHK | 事件参照)」のような「違法、不当な行為」がない限り、これらは通常の商行為でしかない。
しかしこうなると近藤大介の著書
◆『「中国模式」の衝撃:チャイニーズ・スタンダードを読み解く』(2012年、平凡社新書)
◆『習近平は必ず金正恩を殺す*3』(2014年、講談社)
◆『中国人の常識は世界の非常識』(2014年、ベスト新書)
◆『中国経済「1100兆円破綻」の衝撃』(2015年、講談社+α新書)
◆『パックス・チャイナ』(2016年、講談社現代新書)
◆『習近平と米中衝突』(2018年、NHK出版新書)
◆『未来の中国年表:超高齢大国でこれから起こること』(2018年、講談社現代新書)
◆『二〇二五年、日中企業格差:日本は中国の下請けになるか?』(2018年、PHP新書)
◆『ファーウェイと米中5G戦争』(2019年、講談社+α新書)
◆『中国人は日本の何に魅かれているのか』(2020年、秀和システム)
◆『ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ』(2021年、講談社現代新書)
◆『台湾vs中国 謀略の100年史:なぜ中国共産党は台湾を支配したがるのか?』(2021年、ビジネス社)
◆『ふしぎな中国』(2022年、講談社現代新書)
もどこまで信用できる物か疑問です。勿論「著書が信用できる」場合は「週刊誌の記事は故意にデマを書いてる」ことになるわけで、どっちにしろ「近藤がクズであること」には違いはないですが。
1強・習近平氏を待つ「失われる30年」: 日本経済新聞
何を根拠に「失われる30年」とまで悪口するのかと心底呆れます。
新華社が英文で報じたように、胡氏がかねて体調不良を訴えていたとの見方は強い。
李首相が引退を余儀なくされ、「まな弟子」の胡春華副首相は党トップ24人の政治局員から外れた。不満が大きかったとは推測できる。「党内に不満が渦巻いていることを示すため、大芝居をうった」との声が漏れる。
ということで「強制退出」ではなく「不満をアピールするために胡錦濤氏が自分から退出した」と見る日経です。
7人の常務委員は全員60歳以上*4。5年後の次回党大会で習氏のあとを襲うとは考えられない。
「習の次は習」。
メッセージは明快だ。
勝手な決めつけでしかない。「今の常務委員が習氏の後継にならない」「大抜擢で常務委員以外から総書記を選出しない」と言うには根拠が乏しいでしょう。
「中国製造2025」「一帯一路」「共同富裕」。
習氏の経済政策はスローガンに彩られるが、結実したものはわずかだ。
「はあ?」ですね。「中国製造2025」はともかく「一帯一路」は明らかに成果を上げてるでしょう。
一方「共同富裕(格差是正)」は比較的最近に「長期計画」として言い出したものです。すぐに成果がなくても何ら不思議ではない。「共同富裕」について「成果がない」というなら、日経は岸田の「新しい資本主義」についても「成果がない」というのか?。多分「自民応援団」なので言わないのでしょうが。
中国から脱出続々 20年やる気満々の習近平政権が見せ始めた裂け目:朝日新聞デジタル
有料記事なので途中までしか読めませんが、タイトルからして読む気がなくなる反中国記事です。「その可能性は否定できない」とはいえ、いつ習主席が「4期20年やる」と言ったのか。しかも記事内容は「安田峰俊へのインタビュー」という「完全な丸投げ」です。まあ、「タイトルの反中国ぶり」から、安田が「反中国のアホ」ということはよくわかりましたが。