今日の中国ニュース(2022年11月3日分)

リベラル21 習近平報告、もう一つの読み方(阿部治平)
 「6人の常務委員は皆、習氏の側近連→習氏は独裁的」云々と習氏に悪口してるだけの駄文であり、「特筆に値するユーモア」など、見るべき個性もないので「論評する価値」以前に「読む価値もない」といっていいでしょう。このレベルの悪口なら「産経新聞」等「反中国メディア」でいくらでも読める。


【主張】ブラジル左派政権 中国の浸透に一層警戒を - 産経ニュース
 以前も別記事で指摘しましたが、右派のボルソナロ前政権当時から、ブラジルは「経済的利益を理由」に中国とは友好的関係なのでデマも甚だしい。


【報告】第12回アジアの民主化を促進する東京集会 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会

 彼が、今年2月、GIA(モンゴル国中央情報機関)によっていきなり逮捕され、スパイ罪の容疑として機密裁判が進み、明確な罪状も判決文も明らかにされない中、この6月には10年の禁固刑が、そして9月には第二審でも同様の刑が下されたと述べました。
 ダイチン氏によれば、弁護士を通じて、この罪は「中国とモンゴル国との関係を悪化させた」「外国の諜報機関(インドともいわれる)から指示を受けて活動している」などであることを知ることができましたが、完全にこれは冤罪であり、中国の圧力によるものであること、現在モンゴル国は中国との経済交流が高まっており、次第にその勢力下に入りつつある危険性を訴えました。

 裁判判決の是非はともかくモンゴルがそこまで「中国にへいこらする」というのは信じがたい。実際には「(中国とは関係なく)モンゴル政府自体に独自に処罰したい理由がある」が「アンチ中国活動家」として「全てを中国の責任にしたい」のでこう主張してるだけではないか?


【報告】中国における集団虐殺と臓器収奪(国際人権弁護士デービット・マタス氏) | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会
 登場する国会議員に「党三役や閣僚の経験者等と言った大物が一人もいない」のが実に興味深い。法輪功だけが騒いでるネタ「臓器収奪」など胡散臭いので普通の人間はさすがに敬遠するわけです。


<独自>日中首脳会談を調整 3年ぶり 今月中旬にも - 産経ニュース
 今の日中関係では「会談することそれ自体に意味がある」と言っていいでしょう。共同声明など成果があればもっといいですが。


台湾有事に進出企業の半数が対応策 50社調査、備え拡大: 日本経済新聞
 「可能性を全否定できない(そもそも大抵の出来事は全否定はできませんが)」ので一応策定した程度に過ぎないのではないか。個人的には「中台有事」より「日本での大規模震災(過去の関東大震災阪神大震災東日本大震災)や原発事故」で「企業ダメージ」の方が可能性が高いとは思いますが。
 またこれは「日本企業の主観」にすぎず「客観的な中台情勢」とイコールではない点にも注意が必要です。


「外国報道より習氏発言」 中国高官、投資家に訴え:東京新聞 TOKYO Web
 「海外マスコミの報道(特に中国に否定的、敵対的なメディア)には一定のバイアス(偏向)がある。そうしたバイアスに影響されず、虚心坦懐に中国を見て欲しい」の意味だと「善意に理解すれば」中国証券監督管理委員会の方星海副主席の発言には一理あります(東京新聞のように一方的な非難はおかしい)。
 一方で勿論「中国政府」「中国政府に近いメディア(例:人民日報等)」の方にも「中国を好意的に見て欲しい」という「逆方向のバイアス」があります。そうした「バイアス」を除去し、虚心坦懐に理解することは難しいことではあります。


米駐日大使 “対中国の抑止力必要” 日本の主導的役割に期待 | NHK | 中国・台湾
 浅井基文先生も批判していますが、こうした米国の「中国敵視(そしてそれを理由とした日本やNATO諸国への軍拡のそそのかし等)」にも全く困ったもんです。もはやこれは「中国との覇権争い」という党利党略でしかなく、一定の正当性がある「人権問題での中国批判」とは意味が違います。もはや「人権問題を理由とした米国の中国批判」は「中国との覇権争い」を有利に進めるための「ただの口実、ポジショントーク」と言っても過言ではないでしょう。


台湾と団結し中国に対抗 列国議会連盟、蔡総統と会談 - 産経ニュース
 この記事での「列国議会連盟」とは「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)*1」であり、これとは別に「列国議会同盟 - Wikipedia(IPU)」と言う組織があるのでミスリーディングなタイトルです。デマ記事常習の産経なので故意にそうしてるのでしょうが。

*1:正式名称から分かるように単なる台湾ロビー団体でしかない。