今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年11月7日分)(副題:山本美保氏についてデマ記事を流すマスゴミ連中に呆れる)

◆山本美保デマを流すマスコミに呆れる

「母が元気なうちに会わせて」山本美保さんの妹が訴え 山梨で拉致問題を考える国民の集い - 産経ニュース
 北朝鮮による拉致の可能性を否定できない「特定失踪者」山本美保さん(58)=失踪当時(20)=の双子の妹、森本美砂さん(58)が6日、山梨県富士川町で開かれた「拉致問題を考える国民の集い」で、「私の母が元気なうちに再び美保に会わせてほしい」と訴えた。
 甲府市在住だった山本さんは昭和59年6月4日、「図書館に行く」と言って、オートバイで出かけたまま行方不明となり、失踪から4日後「新潟県柏崎市の荒浜海岸で彼女の所持していたセカンドバッグを拾得した」との連絡を受けた*1

拉致問題「政府は本気で交渉を」 山梨の集いで被害者家族:東京新聞 TOKYO Web
 甲府市出身で、拉致の可能性を否定できない「特定失踪者」の山本美保さん=失踪当時(20)=の双子の妹、森本美砂さん(58)が登壇、「母が元気なうちに会わせてほしい。政府は本気で交渉していただきたい」と声を詰まらせた。
 山本美保さんは1984年に甲府市で消息を絶った。

横田拓也さんなどが講演 拉致問題を考える国民の集い | TBS NEWS DIG (1ページ)
 甲府市の特定失踪者山本美保さんの双子の妹、森本美砂さんも登壇し「母が元気なうちに娘に会わせてほしいというのが私たち家族のささやかで最大の願い。政府には本気で交渉してほしい」などと語りました。

 以上の記事には心底呆れました。というのも

山本美保 (拉致被害者) - Wikipedia参照
 2004年3月5日、山梨県警察本部の丸山潤警備一課長(役職は当時)に呼び出された山本美保の家族は、丸山から「山本美保失踪17日後の1984年6月21日、山形県飽海郡遊佐町(あくみぐん・ゆざまち*2)の海岸に漂着していた身元不明遺体(以下「Y」と略)の骨髄と、美保の双子の妹である森本美砂の血液のDNA鑑定を行った結果が一致した」と告げられた。水死体Yは、顔面の一部が白骨化していた為、肉眼では身元の判定ができなかった。遺体Yは山形大学での司法解剖ののち、1984年6月23日、火葬され、遺灰は遊佐町の帝立寺(ていりゅうじ)に埋葬されていた。当時の新聞報道では、Yは「死後1カ月から2カ月、20歳から40歳の女性」と報道されていた。

朝日新聞拉致疑いの山本美保さんは水死 双子の妹とDNA一致』2004.3.5
 1984年6月に失跡し、北朝鮮による拉致の疑いがあると家族が告発していた甲府市の山本美保さん(不明当時20歳)について、山梨県警は5日、失跡直後に山形県の海岸で見つかった身元不明遺体が山本さんであると断定した、と発表した。双子の妹とDNAが一致したという。
 山本さんについては、韓国に亡命した元北朝鮮特殊部隊員という男性が「平壌の特殊部隊で目撃した」と証言。調査団体・特定失踪者問題調査会が2003年9月に「拉致の疑いが濃い」と発表し、今年1月には家族が国外移送目的略取容疑で山梨県警に告発していた。
 県警警備1課によると、1984年6月21日、山形県遊佐町の海岸に漂着していた女性遺体が見つかり、山形県警が死因を水死としていた。2002年9月から山本さんの家族の要請で山梨県警が再捜査をし、保存されていた遺体の骨髄と、双子の妹の森本美砂さん(40)の血液のDNAが一致したという。
 山本さんは1984年6月4日、図書館に行くといって甲府市の自宅を出たまま行方不明になり、同8日に新潟県柏崎市でセカンドバッグが見つかっていた。

【拉致再調査】特定失踪者の山本さんDNA型鑑定書複写認めず 山梨県警 - 産経ニュース2014.10.1
 甲府市の特定失踪者、山本美保さん(50)=失踪当時(20)=について、県警は30日までに、山本さんを「死亡」と判断した根拠であるDNA型鑑定書のコピーを家族らに認めない方針を決めた。
 山本さんが行方不明になったのは昭和59年6月4日。4日後、新潟県内の海岸で山本さんのバッグが発見された。県警は平成16年、DNA型鑑定の結果を根拠に、失踪から17日後に山形県内の海岸で見つかった女性の遺体を山本さんと断定。家族らは、身体的な特徴や着衣などから、遺体は山本さんではないと主張している。

でわかるように山本美保さん(そもそも特定失踪者に過ぎない)の遺体が「山形県の海岸で発見された」と山梨県警が2004年(今から18年前)に発表しているからです。そうした事実について、上記のどの記事も触れない事には心底呆れます。
 まあ、さすがに荒木和博『山本美保さん失踪事件の謎を追う:拉致問題の闇』(2012年、草思社)や、双子の妹の森本美砂さん横田早紀江並みに非常識で迷惑な御仁)のように「山梨県警の発表は捏造」とはマスコミも報じたくない(まともな人間から呆れられ、『いかがわしい、胡散臭い』などと不審に思われるだけなので)でしょうが、だからといって「遺体発見の発表」を「隠してごまかす」とは不誠実にもほどがあり、ふざけています。

高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 NHKが「アエラ」と国会質問について触れていないのは、産経、アエラ、国会質問が同日に重なるということは、明らかに視聴者を不審に感じさせるので、それを避けるためである可能性があります(たぶんそうだろうと私は考えています)。そんな配慮(苦笑)をして、こんな政治工作の実態を隠そうとしてどうしようというのか(呆れ)。

というNHKの汚い所業と全く変わらない。
 「遺体発見(山梨県警が発表)の事実」を隠すくらいなら、最初からこんな記事は書くなと言いたい。
 産経がこうした記事を書くのは意外ではないのですが、 『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(共著、2016年、あけび書房)、『武器輸出と日本企業』(2016年、角川新書)、『フェイクと憎悪 : 歪むメディアと民主主義』(共著、2018年、大月書店)、『安倍政治100のファクトチェック』(共著、2018年、集英社新書)、『THE 独裁者:国難を呼ぶ男! 安倍晋三』(共著、2018年、ベストセラーズ)、『伏魔殿菅義偉と官邸の支配者たち』(2020年、宝島社)等の著者「望月衣塑子氏」が在籍し、世間一般にはリベラル扱いされる東京新聞や「関口宏サンデーモーニング報道特集」などで世間一般にはリベラル扱いされるTBSまでこんな記事を書くのかと思うと脱力します。どこまで報道機関として精神が腐りきっているのか。安倍が死んでもこれなのか?(呆)
 まさに拉致報道こそが歪むメディア伏魔殿でしょう。

*1:後述しますが、セカンドバッグどころか「山形県の海岸で遺体が発見されてる」のですが(呆)

*2:まあ難読地名ではあるでしょう。