今日のロシアニュース(2022年11月26日分)(追記あり)

【産経抄】11月28日 - 産経ニュース

 「面の皮の厚さ番付」があれば(中略)番付上位には、政治家のあの人やこの人の顔が思い浮かぶが、外国人横綱*1には、ロシアの外務次官に出世*2あそばされたガルージン前駐日大使を推挙したい。何しろ(ボーガス注:プーチンの言いなりに「ウクライナ侵攻は自衛権の発動」等と強弁する)この人の面の皮は、銃弾をも撥(は)ね返すだろう

 「番付上位」には

東条英機元首相(戦犯として死刑判決)など部下を犠牲にすることで保身に成功した昭和天皇
◆「モリカケ桜」「レイプもみ消し」「統計捏造」「統一協会との癒着」など疑惑まみれの安倍
◆反共を理由に「霊感商法統一協会と野合して恥じない日本ウヨ(産経も含む)

が入ると思いますが、そういったら激怒するのが産経でしょう。


ウクライナが投降のロシア兵射殺? 「正当防衛だった」 双方が非難 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
 第一に「ポーランドへのミサイル誤爆」でのウクライナの不誠実な態度(米国やNATOウクライナ誤爆としているのに、ろくな根拠も挙げずに誤爆を否定)を考えれば「ウクライナ側のロシア軍捕虜虐殺の可能性」は十分あり得るでしょう。「偽装投降なのでやむを得ず殺した、正当防衛だ(ウクライナ側主張)」は「南京事件での中国軍捕虜虐殺」否定(例えば東中野氏「再現南京戦」(3)参照)など、過去の虐殺否定でもあった「ありがちな否定論」なのでうかつには信用できません。
 まずは「虚心坦懐な中立的調査」が必要です。
 第二に「ロシアの侵略が不当」だろうとロシア軍捕虜への虐殺は許容されません。
 第三に「ウクライナによる虐殺が認められた」場合でも、そのことは当然ながら「ロシアのウクライナ侵攻」を正当化しません。


プーチン氏、「痛みを共有している」 戦死したロシア兵の母親と面会 - BBCニュース
 拙記事積極支持ではない消極的支持(諦め)であれ、「デマ扇動やメディア統制による詐欺的支持獲得(いわゆるポピュリズム)」であれ、国民の支持無しでは独裁は成り立たない(追記あり) - bogus-simotukareのブログの指摘を裏付ける出来事と言えるでしょう。国民の支持がどうでもいいのならプーチンは面会などしなかったでしょう。
 但し、勿論「面会すること」で遺族側が納得したのかは不明ですが。
【追記】
プーチン氏、動員兵の母親に「人は必ず死ぬものだ」…ロシア軍部は「10万人死傷」想定か : 読売新聞オンライン

「ロシアでは年間約3万人が交通事故で死んでおり、アルコールでも同程度、死者が出ている」「重要なのは、どのように生きたかだ(ボーガス注:つまりはウクライナでの戦死は意義ある死だと美化)」と訴えた。

 「そんなバカな?」とは思いましたが、さすがに「人は必ず死ぬ」とは赤字部分の前振りに過ぎなかったわけです。まあ、ウクライナ侵攻での戦死を「正義の死(プーチン発言)」とはとても言えませんが。
 それにしても日本ウヨの神風特攻美化や「先の戦争」美化(日本のおかげで東南アジアが独立)はもろに赤字部分なので、

◆ブチャの虐殺(大日本帝国だと例えば南京事件
◆傀儡国家建設(大日本帝国だと例えば満州国

などで感じていたことですが、改めて「プーチンロシア=大日本帝国軍」感がしますね。


ロシアはウクライナでなく日本攻撃を準備していた...FSB内通者のメールを本誌が入手(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース
 タイトルだけで「そんなわけねえだろ」で終わる与太話です。それが事実ならニューズウィーク日本版しか報じてないなんて事はあるわけがない。しかし米国の本社もこうした日本版の酷さを放置していいのか。

*1:ロシアをネタにするならむしろ「プーチンの子分でしかないガルージン」より「プーチン」を上げるべきでしょう。ガルージン発言は「クリル諸島北方領土)はロシア領土。日本の領有権主張は違法無効」「ウクライナ侵攻は自衛権の行使で、違法な侵略ではない」であれ何であれ、森友問題での佐川発言「不正などない」(「不正の存在を認めるな」という安倍の命令に従った)と同じでプーチンの命令に従った物に過ぎないからです。プーチンをあげない産経が意味不明です。また、話をロシアに限定しなければ「外国人の番付上位」には「未だに大統領選敗北について不正選挙を強弁するトランプ」「違法な手段で海外逃亡したカルロス・ゴーン」などもあげられるでしょう。

*2:要するにガルージンを「出世のために、プーチンの悪事に荷担するプーチン幇間」とバカにしてるわけですが、ここで「ガルージンはまるで森友答弁が評価されて国税庁長官に出世した佐川理財局長のようですね」「レイプもみ消しが評価されて警察庁長官(警察トップ)に出世した中村警視庁刑事部長(以下略:これについては例えば高校生、大学生、警察庁に入庁したばかりの中村格が現在の自分を見たら、ああいうクズにだけはなりたくないと思ったろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)」等というと怒り出すのが産経でしょう。佐川や中村の無法行為を容認した「安倍信者」産経にはガルージンを「プーチン幇間呼ばわり」する資格はどこにもないでしょう。