「女性的な服装」をし出した氷川きよし&杉田水脈の悪質な差別暴言(LGBT関係でいろいろ)

【1】

氷川きよし、オーラ全開のインスタ画像に違和感?バストサイズアップ疑惑が確信に! – アサジョ2022.11.2
 2019年頃から中性的な衣装を身につけるようになり、ヘアメイクも美しい方向に振ったことで「隠すのをやめたのか」と噂された氷川きよし。その傾向はますます強くなり、インスタグラムで公開される写真はどれも女性らしいものばかりとなっている。
 そんな中、10月30日に投稿された写真にファンが騒然となっている。
 写真は氷川の立ち姿で、黒のローファーに白のズボン、黒のシャツと黒のニットというスタイル。肩まである長い髪を下ろし、まるでモデルのような1枚だ。群馬県伊勢崎市で行われたライブの後で撮影したという。
「黒いシャツの胸の部分が盛り上がって見える*1とネットで指摘されています。今回の写真は明らかにふくらんでいます。胸の下に服のシワがあるのがその証拠。カップでいえばBはありそう。もはや疑惑というレベルではないとの指摘があります」(芸能ライター)

 まあ、気になるところではありますね。興味本位の扱いは勿論すべきではないですが、一方でこうなると氷川や所属事務所から明確な説明をして欲しいところです。
 勿論、仮に噂が事実だとして

赤旗トランスジェンダー当事者が「国会」/選択できる法整備を/手術しないと性別変えられない2022.10.13
 生まれた時に割り当てられた性別と性自認が異なるトランスジェンダーの当事者や人権団体などは12日、参院議員会館で、トランスジェンダーの人権課題について議論する「トランスジェンダー国会」を開きました。主催は「Transgender Japan」です。

赤旗「多様な性」をアピール/東京トランスマーチに1000人2022.11.13
 出生時に割り当てられた性別と性自認が異なるトランスジェンダーの権利と尊厳を守ろうとアピールする「東京トランスマーチ2022」が12日、東京都新宿区で行われました。

等といった近年の動向が影響してることは間違いないでしょう。
 氷川が紅白歌合戦に「特別枠」で出るのもうがった見方をすれば「男性として白組で出ることに躊躇があるから」かもしれません。
【2】

杉田総務政務官 “保育所などで洗脳教育” 投稿撤回の考え示す | NHK | IT・ネット
 杉田水脈総務政務官は、午前の参議院予算委員会で、保育所の問題と共産主義者の組織を結び付けた過去のニュースサイトへの投稿について「事実を確認できなかった」として、撤回する考えを示しました。
 杉田総務政務官自民党から立候補する前の平成28年保育所の待機児童問題などに関してインターネットのニュースサイトに、「旧ソ連崩壊後、コミンテルン*2は息を吹き返しつつある。子どもを家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育*3をするという旧ソ連共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデルを日本で実践しようとしている」などと投稿しました。
 30日の参議院予算委員会で、立憲民主党塩村文夏氏は、「陰謀論を流しており、撤回して記事を削除すべきだ」とただしました。
 これに対して杉田政務官は、「日本の保育事業とコミンテルンを結び付けて言及*4したことは事実を確認できず不用意な発言だった。つたない*5表現によって関係者に不快な思いをさせ大変反省している」と述べ、撤回する考えを示しました。
 また杉田政務官は、平成26年衆議院内閣委員会で、「女子差別撤廃条約」をめぐって、「女性差別は存在していないと思う」と発言したことについて、「日本には命に関わるひどい女性差別*6は存在しないという趣旨だ」と釈明しました。
 そのうえで、「当時は別の政党*7に所属していたが、現在は政府の一員として、性別を問わず暮らしやすい社会の実現に尽力したい」と述べました。
 さらに、平成28年に、みずからのブログで、国連の会議に参加した時のことについて「小汚い格好に加えチマチョゴリアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場*8同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる*9」などと投稿したことについて「人権感覚は大丈夫か」と問われました。
 これに対して、杉田政務官は「まだ国会議員ではなく一般人であり、100人ぐらいの方々が私を取り囲んで罵声を浴びせた。このような感想を持つのはしかたがなかったと思っている*10」と答弁しました。

 これも「杉田の政治的後見人・安倍」に山上が「無慈悲な鉄槌(朝鮮中央通信風に)」を下し「LGBT差別や保育園否定のバックには安倍と癒着する統一協会の存在があること」が発覚した成果かと思うと複雑な心境です。
 テロは容認したくないが、「テロのおかげで正義が回復できた」という皮肉な状況ですのでねえ。杉田の暴言自体は「岸田政権下での行為」ではなく「安倍政権時代に既に判明していたこと」ですので。本来、安倍生前に追及されてしかるべき話です。
 まさに安倍晋三の死からしばらくたって、あらためて「日本の言論の自由なんてしれたものだ」と痛感する - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしょう。
 しかし、「杉田が所属する安倍派(松野官房長官、萩生田政調会長、高木国対委員長など)のごり押し」かもしれませんが、岸田もよくもまあ杉田なんぞを政務官にし、未だに更迭しないもんです(呆)。

「許されない」「説明を」 杉田氏やゆ投稿にアイヌ民族憤り|秋田魁新報電子版
 杉田水脈総務政務官がブログに「アイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などとアイヌ民族をやゆするような投稿をしていたことについて、アイヌ民族の詩人で古布絵作家・宇梶静江さんは投稿を読み「6年前の文章だとはいえ、過去のこととしてはいけない。民族や文化、生活の営みの違いを無視したものの見方だ」と強く批判。国会議員で総務政務官という立場を踏まえ「絶対に許されるべきではない」と憤った。

 アイヌ関係者から杉田への批判が高まるのは当然の話です。これでも岸田が杉田をかばい続けるなら岸田の人間性が疑われます。
 しかしLGBT差別(新潮45を廃刊に追い込んだ生産性発言など)は知っていましたが「アイヌ差別」「嫌韓国」「コミンテルン陰謀論」まで放言とは無知なので知りませんでした。稲田、片山、高市と比べても杉田は「度外れて気が狂ってる」というべきでしょう。
 ということで、1)氷川の最近の言動がメディアやファンに注目されてること&小生も気になってること、2)「ジェンダー平等を党の方針とする共産党*11」の支持を表明する人間として、また「統一協会問題絡み」で改めて「自民(典型的には杉田水脈)のLGBT差別体質が批判されてること」で、この問題の素人とは言え、たまには「ジェンダー問題を取り上げた方がいいかな」という気持ちから今回、簡単な記事を書いてみました。まあ杉田についてはLGBT差別以外にも「嫌韓国」「アイヌ差別」「コミンテルン陰謀論」もありますが。

*1:豊胸手術や女性ホルモン注射」、ひいては「トランスジェンダー性自認が女婿)」の噂がある

*2:ソ連の崩壊が1991年、コミンテルン第三インター)の解散が1943年で、「ソ連崩壊のずっと前にコミンテルンは存在しない」のにこんなことをいうウヨ連中の脳内構造は理解不能です。

*3:むしろ、塚本幼稚園の方がよほど「安倍礼賛の洗脳教育」でしょう(例えば面白い動画だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。

*4:日本共産党コミンテルンを結びつけることも非常識ですが、「経営者に自民党支持者が少なくない保育園」に向かってコミンテルン云々とは一層常軌を逸しています。大体G7諸国(英米仏独伊)だって保育園はあるでしょうに。しかもネット上で指摘がありますが「杉田自身は母親として、保育園を利用していた」というのだから全くデタラメです。

*5:「つたない」のではなく事実無根のデマです。いずれにせよ、さすがに「こども家庭庁」と完全に矛盾する「保育所の意義」否定発言は居直れないのでしょう。

*6:1)戦前だって「タリバンのマララさん銃撃」のような「命に関わるほどの女性差別」はそうはなかった(例えば戦前日本で女性参政権がないことは別に命に関わるわけではない)でしょうし、また、2)「命に関わらなければ差別(女性差別に限らない)など大した問題ではない」という「政治家にあるまじき主張をしている」という意味でも言い訳になっていません。

*7:極右政党「次世代の党」のこと

*8:これに比べたらアイヌ団体から批判された「中曽根の単一民族発言」はまだマシです。安倍ですら首相在任中に「アイヌ新法&ウポポイ(国立アイヌ民族博物館等)設立」なのに、アイヌの民族衣装に向かって「小汚い格好」「気分が悪い」とは常軌を逸しています。

*9:むしろ杉田のようなゲスが、与党国会議員で、総務大臣政務官であることに同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる

*10:完全な居直りであり心底呆れます。「民団や朝鮮総連といった在日民族団体」「アイヌ団体」からの非難は避けられないでしょう。もはや野党各党も「杉田更迭」を明らかに目指してるでしょうし、岸田が杉田をかばい続ければ「統一協会疑惑の山際・前経済財政担当相」「死刑暴言の葉梨前法相」「政治資金疑惑の寺田前総務相」同様「当初擁護→支持率低下→仕方なく更迭→さらに支持率低下」となることは免れないでしょう。しかし岸田がこれほどのクズだとは思ってもみませんでした。あの男は完全に宏池会の歴史を汚しています。池田、大平、鈴木、宮沢首相、河野、岸田総裁といった歴代弘池会幹部はここまでのクズではないのではないか。

*11:これについては例えば、赤旗主張/ジェンダー平等/尊厳守り差別許さない政治を(2022.7.7)参照