今日の中国ニュース(2022年12月29日分)(副題:人民日報が伝える2022年の流行語ほか)

2022年の流行語トップ10はコレだ!--人民網日本語版--人民日報
 いくつか紹介しておきます。

4、大白(ダーバイ)
 「大白(ダーバイ)」とは、白い防護服姿で、新型コロナウイルスとの闘いの第一線に立っていた医療従事者やボランティアのことを指す。中国ではディズニーのアニメ映画「ベイマックス」に登場するケア・ロボット(ボーガス注:であるベイマックス)を「大白」と訳しており、その姿に似ていることから、白い防護服姿の人々を「大白」と呼ぶようになった。
8、雪糕刺客(アイスの刺客)
 今年の夏、「アイスの刺客」がインターネット上で話題をさらった。値段が明記されておらず、あらゆる種類のアイスが一緒に並べられているため、レジで会計をする時になってようやく数十元(1元は約19.1円)もしたり、なかには100元以上もするような目の玉が飛び出る値段のアイスが「刺客」のように紛れ込んでいることに気付く。しかし時すでに遅し。すでに支払い段階に進んでしまっているので、ほとんどの消費者が泣く泣く高額なアイスを買う羽目になるというケースが相次いだ。

 8、雪糕刺客(アイスの刺客)はどう見ても悪徳商法でしょう。
 それにしても、そうした高額アイスが売られるようになったとは中国も本当に経済発展したモノです。

参考

中国のアイスが高すぎる!「アイス刺客」という新たな流行語が登場|中国情報局@北京オフィス|note2022.6.23
 最近中国では一部のアイスがあまりにも高くて、ネットでは「雪糕刺客」という流行語が出るくらい激バズり中です。
 「雪糕刺客」とは、雪糕はアイスの意味、刺客は日本語と同じ意味で、コンビニやスーパーの冷蔵庫のたくさんのアイスの中に隠れている「見た目は普通だけどレジに行くととんでもない金額が表示されるアイス」のこと。まさに暗殺者のような存在で、レジに行ってからやっぱいらないというのが気まずくて仕方なく購入してしまい、その値段が心に刺さるという表現になります。

コンビニに現れたアイスの刺客。不安視される、消費しない仏系若者の増加 - 中華IT最新事情2022.10.6
 今年の夏、コンビニに刺客が現れた。暑い日には、コンビニに入って、アイスのショーケースを開け、アイスを買い、体を冷やすということは誰でもが行う。中国では棒アイスは3元から5元(約100円)であるため、多くの人が値段を考えず、美味しそうなアイスを手に取り、レジに向かう。
 ところが、今年の夏は、10元以上するアイスが多くなり、中には20元を超えるものも現れた。いつもの感覚で、値段を確かめずにレジに持っていき、値段を聞いてびっくりする。「刺客にやられた」ということで、「アイスの刺客」という言葉がネットで流行語になった。
 このような刺客は、単なる値上げではなく、多くの企業が高級アイスの製造を始めていることが大きい。果汁をたっぷり使ったり、形に工夫をしたりとさまざまだが、従来のただ冷たいだけのアイスは売上が伸びないため、各社が挑戦を始めている。
 さらにそこに原油不足などから製造コスト、物流コストが上昇をしたため、従来のアイスとはかけ離れた値付けになっている。


比、中国の経済協力に期待 大統領訪問で合意締結へ - 産経ニュース
 反中国・産経にとっては不愉快でしょうが、誰が大統領だろうと合理主義の観点にたてばこうなるでしょう。
 産経のような反中国は現実的では無い。


中国、香港最高裁判断覆す 国安法、外国の弁護士巡り - 産経ニュース
 せめて「全人代」と、どこの機関が覆したのかくらいはタイトルに書いて欲しい。
 この点で、中国全人代常務委、「国安法」への解釈権を初めて発動…外国人弁護士の弁護排除可能に : 読売新聞オンライン中国 全人代 香港の最高裁の判断を覆す決定 司法の独立が後退 | NHK | 香港 抗議活動が「全人代」とタイトルに書いている点は評価できます。
 複数政党制では無い(共産党一党独裁)とは言え国会(全人代)で覆した(首相、国家主席といった行政機関や党総書記といった党中央では無い)点は中国も「民主的に処理した」と言える形作りを考えてると言えるでしょう。つまり中国もそれなりに世間の目は気にしている。そんな中国が「独立宣言も無いのに台湾に侵攻すること」はまずないでしょう。