リベラル21と阿部治平のバカさに呆れる(2022年12月30日分)

リベラル21 大声で軍拡反対を叫ぶだけでよいのか阿部治平
 記事のタイトルや内容がリベラル21と阿部治平のバカさに呆れる(2022年12月13日分) - bogus-simotukareのブログで批判したリベラル21 「敵基地反撃能力」反対をいうだけでは無力である(阿部治平:2022.12.13)とほとんど変わらない点にげんなりします。
 特定の人間が1月に2本以上も記事を書き、その内容が「タイトル、記事本文」共にほとんど変わらないとはどういうことなのか。
 リベラル21は阿部の個人サイトでは無い。阿部など特定個人によるサイト私物化があまりにも酷すぎる。
 とはいえ、今回、若干の違いはあり「中台有事ガー」だそうです(「北朝鮮有事ガー」と阿部が書かない理由が、その可能性が中台有事より格段に低いと思っているのか、何なのかは分かりません。軍拡はともかく「敵基地攻撃能力論」で明らかに正当化理由に使われてるのは専ら「北朝鮮のミサイル発射実験」であり、「ロシアのウクライナへのミサイル攻撃」や「中国のミサイル保有」ではない、つまり想定攻撃対象は北朝鮮なのですが)。
 「中台有事ガー」は「虚構の話」といっていい。まず第一に「当事者である台湾」自体が岸田のような大軍拡をしてない時点で「中台有事」は軍拡の正当化理由にはなりません。
 第二に何で「中台有事」に日本が軍事介入することが当然の前提になっているのか。
 「ウクライナ有事」において日本は「対ロシア経済制裁」はしても、軍事介入などしてないのだからそれと話は同じでしょう。
 「在日米軍の介入」というならそもそも「そんな介入を許していいのか」「そもそも在日米軍をいつまでも置いていいのか」が問題でしょう。
 第三に中台有事の可能性自体が低い。
 中国は「台湾が現状維持に留まり、独立宣言、国連加盟申請など独立を目指す動き(以下、面倒なので全て独立宣言と表現しますが)をしない限り侵攻しない」としています。
 この国際公約を無視して、侵攻すればほぼ確実に「ウクライナ戦争での対ロシア経済制裁、国連総会ロシア非難決議」と同様の「対中国経済制裁、国連総会中国非難決議」が待っている。
 また「米国の軍事支援を受けるウクライナ」にロシアが苦戦してるように「米国の軍事支援を受ける台湾」に中国軍は苦戦することになるでしょう。
 また「蔡英文民進党」は中国に敵対的ですが、最大野党・国民党はそうではない。しかし侵攻などすれば完全に国民党も敵に回ってしまう。
 「独立宣言が無いのに侵攻すること」にはあまりにもデメリットが多い。こうしたリスクを無視して侵攻することを中国政府はしないでしょう。そもそも国民の賛同も得られるかどうか。
 「ゼロコロナ緩和」の是非はともかく「国民の反発」で「ゼロコロナ緩和」に、中国政府が動いたように文革期と違い、「政府の圧力で何でもできる」という時代では中国はもはや無いでしょう。
 大体「香港デモ」に、「国際的非難を恐れた」のでしょうが、機動隊(警察)は投入しても軍隊はついに投入しなかった中国が何で台湾侵攻すると思えるのか?
 勿論「台湾が独立宣言すれば話は別」ですが「侵攻できるモノならしてみろ」という挑発行為「独立宣言」をそもそも台湾政府はしないでしょう。本当に中国に侵攻されたら被害は甚大だからです。
 独立宣言は「身代金支払いに応じなければ人質を殺す」という犯人に「絶対に金は払わない、殺せるモノなら殺してみろ」と挑発しているに等しい無謀行為です。
 また、仮に独立宣言をしたところで「天佑(ハルノートについての日本陸軍タカ派)」としてすぐさま攻撃することは無いでしょう。
 中国とて「そもそも軍事的に勝てるかどうか(負ける可能性もある)」「侵攻を国際社会や国民世論が支持するかどうか(支持しない可能性もある)」を考えたら戦争は避けたいでしょう。
 まずは対抗措置として「経済制裁」「断交ドミノ」など非軍事的な措置を執る一方で「制裁解除して欲しければ宣言を撤回せよ」「いついつまでに宣言を撤回せよ、期限を過ぎれば軍事侵攻もあり得る」という態度を取るでしょう。
 つまり「中国はできる限り平和的な態度を取った。にもかかわらず台湾は独立宣言を撤回しなかった。独立宣言すれば軍事侵攻もあり得ると我々は警告していた。その警告を無視した以上、台湾に侵攻して何が悪い」というシナリオで動くでしょう。
 問題はそれに対して台湾が「絶対に撤回しない、侵攻できるモノならしてみろ」という挑発的態度をとれるか、それを台湾「国民(住民)」が支持するか、G7諸国など国際社会が支持するかでしょう。いずれも疑問符がつくのでは無いか。
 そして宣言が撤回されれば中国は侵攻しないでしょう。
 なお、以上は阿部記事に投稿しますが掲載拒否でしょうね。自称リベラルが聞いて呆れます。投稿承認制とは建前では「荒らし防止」であって「批判コメントの排除」が目的では無いでしょうに。
 また阿部らが「コメント掲載する場合」でもまずほとんど応答しないことにも呆れます。