今日の産経ニュースほか(2022年12/30~2023年1/3分)(追記あり)

【小池知事新春インタビュー】女性の課題解決「フェムテック」開発支援、来年度予算で - 産経ニュース
 ウヨの小池でもこういうときに宣伝するのが「太陽光パネルの普及(小池流エコロジー*1?)」「フェムテック(更年期障害など女性の健康問題を最新テクノロジーで解決:小池流フェミニズム*2?)」と共産党でも言いそうなこと*3だというのが興味深い。石原慎太郎や安倍などと違い小池は「右翼イメージをもたれることを嫌ってる」のでしょう(とはいえ小池は明らかに極右であり、右翼隠しとは姑息、卑怯にもほどがありますが)。
 なお、産経の方も何故か「右翼的話題(九条改憲など)」を質問してないようです。
【参考:太陽光パネル共産党

太陽光パネル義務化/都議会閉会 共産党 給食費助成提案2022.12.16
 東京都議会第4回定例会は15日の本会議で、大手住宅メーカーに対し新築住宅に太陽光パネルの設置義務を課すなどCO2削減を進める環境確保条例の改正案を日本共産党都民ファーストの会公明党立憲民主党などの賛成多数で可決し、閉会しました。自民党、維新、自由を守る会*4は反対しました。
 本会議の討論で原純子都議は、気候危機対策は待ったなしの課題で、太陽光パネル設置は有効な対策だと指摘。


【産経抄】1月3日 - 産経ニュース

<白きうさぎ雪の山より出でて来て殺されたれば眼を開き居り>。
 猟師の銃弾に仕留められたウサギの絶命の様子を凝視している。この歌を知って、ウサギのイメージがすっかり変わってしまった。昭和を代表する歌人の一人、斎藤史の作品である。昭和11年に起きた二・二六事件で決起し、銃殺刑となった青年将校*5は幼なじみだった。彼らの無念をウサギに重ね合わせたとも解釈できる。

 なお、斎藤史の父「斎藤瀏」は以下のような人物で単に栗原と親しいだけでは無く、226事件に深く関わっていました。

斎藤瀏 - Wikipedia
 1936年、二・二六事件で反乱軍を援助したとして禁固5年の刑となり、入獄。
【エピソード】
 1987年、NHKに保存されていた二・二六事件の電話傍受の録音盤の中の、栗原安秀が首相官邸からかけた通話の一つが事件終結直前の2月29日未明に斎藤へかけたものであることが匂坂春平(二・二六事件軍法会議主席検察官)が残した裁判資料から判明した。
 この通話で斎藤は、「あのね、もしかするとね、今払暁ね、攻撃してくるかも知れませんよ」と軍による討伐が迫ることを告げ、「内閣は真崎(甚三郎)*6じゃなきゃどうしてもいかんのかい?」「例えば河合(操)*7とかね、柳川(平助)*8とか」と栗原に問うている。それに対して栗原は「(真崎以外の総理候補は)今んとこありませんね」と返している。そして斎藤が「大活動起こそうと思ってね…」「何とかまだやるけどね」と政治工作に奔走している旨告げているのに対し、栗原は「間に合わんでしょうね。…ではまあ、お達者で。これで最後でございます。それでは皆さんによろしく言ってください」という別れの言葉を残して電話を切っている。


東京-箱根間往復大学駅伝、往路は駒大がV - 産経ニュース

 10月の出雲全日本選抜と11月の全日本を制し、史上5校目*9の大学駅伝3冠を狙う駒大が5時間23分11秒で19年ぶり4度目の往路優勝を果たした。

 ということで前評判通り、順当に三冠王に近づいた駒沢です。明日、駒沢の「復路優勝、総合優勝→三冠王」を往路で2位中央や3位青学(2022年は往路、復路とも優勝)が「復路優勝、総合優勝」で阻めるかどうか(追記:結局、駒沢の復路優勝、総合優勝でした)。


【橘ジュンの人生相談】ホストクラブ通いやめられない女子大生 - 産経ニュース
 真面目な話、『依存症の疑いが強い』ので「新聞の人生相談」ではなく、精神科を受診すべきでは無いか。
 とはいえ、回答者も「精神科を受診しては」と回答するのを躊躇した(相手が怒りだし*10、状況がかえって悪化しかねないので)のか、「周囲の人(家族、大学の先生、友人など)に相談しては*11」と回答しています。


NHK紅白視聴率35・3% 過去2番目の低さ - 産経ニュース
 と言ったところで恐らく裏番組には圧勝してるわけです。もはや、万人向けの歌合戦を作ることが難しいと言うことでしょう。


紅白回顧 有観客は良かったが…過去曲頼み、弱点露呈 - 産経ニュース
 まあ最近は「ジャニーズ」「AKBグループ」「韓国ガールズグループ」など若者対象に傾斜し、演歌が少ないのが特徴であり、産経はここに不満を述べていますが、テレ東の裏番組『年忘れにっぽんの歌』が演歌ばかり(NHKとは逆に若者をあえて切り捨てている)であることを考えれば「演歌が見たければテレ東を見ればいい」とも思います。


「軍拡のしわ寄せ、弱い人々に」 れいわ新選組参院議員 舩後靖彦氏 外交努力が足りていない:東京新聞 TOKYO Web

 政府が目指す「対国内総生産GDP)比2%」の防衛費が現実となれば、現在と比べ、年5兆円もの増額になる。日本はロシアを超え、世界第3位の軍事大国になる。このことが国際社会にどのようなメッセージとなるか、国民的な議論が必要だ。本年度の障害保健福祉の関係予算は約2兆4000億円。その2倍相当が短期間で増額されることは、理解できない。
 敵基地攻撃能力をいくら「抑止力」「反撃能力」に言い換えても、相手からすれば軍事的な脅威であり、威嚇だ。「専守防衛」から逸脱する、事実上の憲法改正だ。これほどの転換なのに、憲法学者が入らない一部の「有識者」を隠れみのにして議論し、安保3文書も国会閉会後に改定した。
 現政権は抑止力強化一辺倒で、外交努力が足りていないのではないか。

 概ね異論は無いですね。これが船後(副代表)の個人的考えに留まらず、この方針でれいわが動くのなら何ら問題は無い。


資産所得倍増プラン元年 「超緩和から超引き締めならリスク資産は大ダメージ」 - 産経ニュース
 「勤労所得(会社からもらう給与)」ではなく「資産所得(株式、国債投資信託などで資産を増やせ)」と言う辺りが全く腹立たしい。
 所得倍増と言っても「勤労所得倍増だった池田内閣」とはまるで違います。
 「富裕層以外にそんな余裕があるか、バカ」と心底呆れます。

*1:とは言えこういうときにエコロジー宣伝として脱原発などウヨの反発を買いそうなことは言わない点も小池らしい

*2:とは言えこういうときにフェミニズム宣伝として夫婦別姓などウヨの反発を買いそうなことは言わない点も小池らしい

*3:各論はともかく総論としてフェムテックに反対する人間はまずいないでしょう。

*4:2014年11月19日にみんなの党が両院総会で28日付で解党することを決めたことを受け、同党所属の上田令子都議が「自由を守る会」代表に就任し結成。その後、上田は2017年4月に党を解散し都民ファーストの会に参加することを発表。しかし2017年7月の都議選で都民ファーストが敗北すると、10月に上田は都民ファースト離党と「自由を守る会」再結成を発表。みんなの党代表だった渡辺喜美が特別顧問、みんなの党最高顧問だった江口克彦が顧問を務める。都議は上田代表だけだが、渡辺大三幹事長(小金井市議)など党所属の市議、区議が存在(自由を守る会 - Wikipedia参照)

*5:首相官邸朝日新聞社を襲撃した栗原安秀のこと

*6:1876~1956年。皇道派ボス。台湾軍司令官、参謀次長、陸軍教育総監など歴任。226事件後、予備役編入

*7:1864~1941年。陸軍省人事局長、関東軍司令官、参謀総長など歴任。226事件当時、枢密顧問官

*8:1879~1945年。1)皇道派ボス・荒木貞夫が犬養内閣陸軍大臣だったときに陸軍次官を務めた、2)「日本刀鍛錬会」において荒木が顧問、柳川が理事長を務めたため、皇道派幹部と見なされている。226事件当時は台湾軍司令官。226事件後、予備役編入。その後も興亜院初代総務長官、第二次近衛内閣司法相、大政翼賛会初代副総裁など歴任(柳川平助 - Wikipedia参照)

*9:箱根駅伝-大学3大駅伝によれば1990年の大東文化大、2000年の順天堂大、2010年の早稲田大、2016年の青山学院大。なお、今年の往路結果は青山学院大3位、早稲田大5位、順天堂大6位(シード圏内(10位まで)、また復路優勝の可能性あり)でこれらの大学は「過去の三冠の栄光」が今も残ってると言えますが、大東文化大は17位(出場チームは18校、復路優勝どころかシード圏内入りも厳しい)と見る影も無く衰退しています。

*10:そもそも人生相談に質問してる時点で「精神科受診」という回答を希望してないことは察しがつきます。とはいえ依存症が酷いと「人生相談すらしない(自分の行為に問題は無いと自己欺瞞する)」でしょうからまだこの女性はマシです。

*11:周囲に相談して解決するような御の字だし、解決しないようなら、周囲が説得して精神科に連れてくだろうという話ですね。さすがに人生相談の担当者に「説得して精神科に連れていくこと」を要求するのは無茶でしょう。