今日のロシアニュース(2022年12月31日分)

米、ウクライナ勝利に楽観論 「支援疲れ」懸念も:時事ドットコム

 モーニング・コンサルト社の世論調査によると、「米国はウクライナをロシアから守る責任があるか」との問いに対し、「はい」という回答は3月の47%から12月には40%に低下。「いいえ」は逆に34%から40%に上昇した。
 米議会でも一部で支援に批判的な動きが出ている。下院議長就任が有力視される共和党下院トップのマッカーシー院内総務は「白紙の小切手は支持しない」と強調し、支援縮小*1を示唆。ゼレンスキー氏の米議会演説には、欠席したり、立ち上がらなかったりした*2共和党議員が一定数いたと伝えられている。

 「支援支持が多数とは言え、米国で消極派も増加しつつある」と言う点は反ロシアの人間が無視しがちな点です。背景には1)戦争の長期化によるいわゆる「支援疲れ」、2)かなり米国やNATOがてこ入れしないと、ロシア軍全面撤退が無理だとしても、当面はキーウ陥落、ゼレンスキー政権崩壊のリスクが無いこと(そうしたリスクが出てきたら話も多少は変わるでしょうが)があります。


ベラルーシ、ミサイル着弾で批判 ウクライナ、参戦に警戒 | 毎日新聞
 「またウクライナミサイルの着弾があって、今度は犠牲でも出たら」、ベラルーシ政府の意向に関係なく、国内の反ウクライナ感情が燃え上がって「収拾がつかなくなり」、参戦せざるを得なくなる危険があるわけで抗議するのは当然の話です。
 幸い犠牲者も出なかったのでさすがに参戦理由にはしないでしょう。ウクライナが参戦云々を言い募るのは本当に参戦を恐れてる言うよりは「自分の非を認めたくないだけ」でしょう。
 それにしても

 ベラルーシからの抗議を受け、ウクライナ国防省も29日、調査を始めると表明した。同時に「クレムリン(ロシア大統領府)がウクライナへの侵略戦争ベラルーシを引き込もうと執拗に取り組んでいる」とも指摘。ベラルーシの参戦を狙うロシアがミサイルを撃ち込んだ可能性も否定できないとの見解を示している。

と言うのが事実ならウクライナ軍は無茶苦茶ですね。そんなことをロシアがしたとして米国やNATOが「今に至るまでその事実を把握できない」わけも無いでしょう。把握した上でとっくの昔にロシア批判しているに決まってる。
 むしろこんな居直りをすれば「ウクライナの方こそロシアの自作自演を装ってベラルーシ攻撃したのでは無いか」とか「ベラルーシを参戦させることで、NATO軍の介入を狙ってるのでは無いか(つまりベラルーシ参戦がロシアに有利だとは必ずしもウクライナが思ってない)」と疑われても文句は言えないと思いますね。
 それにしても弱体化するオリガルヒ ロシア侵攻で社会構造変化―ウクライナ(時事通信, 2022/12/20) - kojitakenの日記などでロシア批判とウクライナ礼賛しかしないid:kojitakenは本当にバカだと思いますね。
 kojitakenの「ウクライナ礼賛」の態度は「日本が侵略したから仕方ない」で「通州事件(中国)」「原爆投下(米国)」「シベリア抑留(ソ連)」といった「連合国側の問題行為」まで全面正当化する位馬鹿げてるでしょう。
 勿論拙記事新刊紹介:「前衛」2023年1月号(副題:改めて高世仁、勉誠出版、三浦小太郎に悪口する) - bogus-simotukareのブログで批判したように通州事件を持ち出すことで「日本は悪くない」と強弁する櫻井よしこのような態度は論外ですが。


キーウにミサイル攻撃か 1人死亡、朝日新聞記者1人含む20人負傷 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
 「日本人が死ななければいい」という話でも無いですが、同胞*3の無事(負傷はしたが命の危険は無い)はやはりほっとします。
 しかしこうなると「100%安全な場所」というのは(ゼレンスキーなど政府首脳のいるような警護の厳重な場所を除けば)ウクライナに無いと言っていいのではないか。


プーチン氏「祖国防衛は神聖な責務」…新年のテレビ演説で侵略継続の姿勢を強調 : 読売新聞オンライン
 プーチンの言う「祖国防衛」が何を意味するのか
1)NATO軍やウクライナ軍のロシア本土侵攻か(その可能性があるとプーチンが本気で思ってるのか、本気で思ってるとして客観的にその可能性があるのかはともかく)
2)ウクライナから併合した4州か
3)プーチン体制のことか
→ロシアに有利な形で終戦(あるいは停戦)しないと体制が危機に陥る(そして有利な形にするには当面継戦が必要)との立場に立った上で「祖国」とプーチン体制を同一視している
4)その他(と言っても俺には思いつきませんが)
が気になるところです(この記事だけではその点が不明)。


復讐の一念に燃えるプーチン氏 | | 赤松正雄 | 毎日新聞「政治プレミア」
 有料記事なので途中までしか読めませんが、「何故赤松氏にインタビューなんだ?」と疑問を感じますね。
 第一に彼(元衆院議員)は「公明党外交安全保障調査会長」の経歴があるとは言え、果たしてロシア通と言える人物なのか。
 第二に彼は現役の政治家では無い(2012年に引退)。彼の意見がどれほど公明党なり、岸田政権なりに影響しているかは疑問です。
 「政府、与党の意見」を知りたいなら「現役の外務三役」「現役の党外交部会長」などに聞くべきでしょう。

*1:支援縮小なんですかね?。「白紙の小切手は支持しない」だけでは「ゼレンスキーの言いなりでノーチェックなんてことはしない」程度にも理解できそうな気もしますが、他に別途何かマッカーシー発言があるのか?

*2:とはいえ「揚げ足取り(?)」すれば欠席や着席したまま「ゼレンスキーを全面的には評価しない」「ゼレンスキー演説に全面的に賛同しない」といえるとしても必ずしも「支援に消極的」とはいえないのでは無いか?

*3:なお、明らかに故意に日本人を狙った「ミャンマー軍による長井健司氏暗殺」と違い、今回は「無差別攻撃」であって外国人ジャーナリストを故意に狙ったわけではなさそうです。