「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年1/6日分:荒木和博の巻)(副題:荒木トークライブに突っ込む、ほか)

調査会20年、ご協力に感謝申し上げます【調査会NEWS3691】(R5.1.10): 荒木和博BLOG

 年末北朝鮮では幹部*1の粛清が行われました。

 仮に「粛清説」が事実だとして、そんな事が拉致被害者の帰国と何の関係があるのか?(呆)。なお、これは李容浩元外相のことでしょうが、現時点では北朝鮮が粛清を認めたわけでは無く、韓国政府の主張根拠も曖昧なので「粛清があったかどうか」は疑問符がつきます。
 過去にも「粛清」発表したのに、「表舞台に登場」し、「左遷」or「病気療養」で「表舞台から一時消えていた(しかし政治的復権or病気治癒で表舞台に登場)」にすぎなかったらしいことが判明したこともあります。

李永吉 - Wikipedia
 2016年2月10日、複数の韓国メディアは、消息筋の話として、李永吉が分派活動などを行った嫌疑で2016年2月の初めに処刑されたと報じ、同月21日には後任の総参謀長に李明秀が就任していたことが判明した。しかし同年5月6日から開催された朝鮮労働党第7回党大会を報じる5月10日付の党機関紙労働新聞において李永吉が党政治局員候補として健在であることが判明した。この際、大将から上将へ降格されていたこと、総参謀長から第一副総参謀長兼作戦総局長へ降格されていたことも判明した。
(中略)
 2023年1月1日、朝鮮労働党中央委員会第8期第6回総会の公報で、党中央委員会書記、党中央軍事委員会副委員長に就任したことが発表された。

という李永吉(1955年生まれ)も過去に「表舞台から一時姿を消した」ため、粛清説が流れた人物です。
 なお、粛清ではありません*2が『朴正天・朝鮮労働党軍事委員会副委員長』が解任されたらしいと言う報道もありますがこれまた拉致被害者帰国とは関係ない話です。

 サッカーワールドカップ、スペイン戦での「三苫の1ミリ」を見て、ともかく諦めてはいけないと実感した人は少なかったはずです。

 馬鹿馬鹿しい。サッカーと「荒木の政治運動」と何の関係があるのか(呆)。大体、ここで荒木が言ってることは「無内容な精神論」でしかない。ここで「我々はこういう方針で事態を打開しようと考えてる」と具体的なことが言えない点が実に滑稽です。

 トークライブをやりました。ご質問にお答えしています。
調査会20周年記念?トークライブ - YouTube

 ということで動画を視聴し「ご質問への回答」とやらにコメントします。全部で約1時間8分の動画です。
 なお、この「トークライブ」、「拓殖大教員」荒木の口ぶりでは「拓殖大の研究室」でやってるようです。大学の業務でもないのに、そんなことを堂々と実行していいのか。まあ、そういう政治活動を平気で容認するのがウヨ大学「拓殖」なんでしょう。他のまともな大学ならこんな暴挙は許さないでしょう。
 さて荒木が質問前の挨拶で「調査会が20年も続くと思ってなかった」「数年で拉致問題を解決して、調査会を解散し、新たに別の問題(別の問題って何?)に関わるつもりだった」と明らかな虚言を放言してるのには呆れました。本気でそう思ってるなら「特定失踪者(国内で既に40人以上が発見され北朝鮮とは無関係、ほとんどが自発的失踪でそもそも犯罪でない)」なんて明らかなデマを放言しないでしょう。 「拉致問題が解決したら無能な俺にはやれることがない。だから何が何でも拉致は解決させない」と荒木が無茶苦茶なことを考えていたのは明白です。
◆質問「拉致での署名には何か意味があるのですか?。国に提出した署名が不当に流出する恐れがありませんか?」
 俺の感想を言えばもはや署名には意味はありません。少なくとも「拉致被害者救出を早期に実現して欲しい」なんて抽象的な署名には意味はありません。これが「平壌に常駐事務所を設置してください」のような具体的な要請なら話も別ですが。
 荒木も「署名の意義」について、「署名が減ったら運動が衰退する」という「本末転倒なことを言う」無様さです。
 「運動を盛り上げること」が署名の目的じゃないでしょうに。
 なお「署名の不当流出」なんて荒木に聞かれても答えようがないでしょう。一般論で言えばさすがに「杜撰な処理で外部に漏らす」なんてことはないでしょう。ましてや「荒木らウヨ連中」が良く放言する「自民党内の親北朝鮮派の圧力で朝鮮総連に流す」だのあるわけもない。
◆質問「岸田首相の外国訪問時に外国首脳に拉致解決への協力を要請したとよく報道がありますがどう思いますか。またスパイ防止法の制定や朝鮮総連の資産凍結ができないでしょうか」「私はスパイ防止法制定を主張する新党くにもり*3を支持しています。くにもりのような主張をしない他の保守政党(自民、維新、国民民主など?)はインチキ保守だと思う」
 俺の感想を言えば「北朝鮮と何らかの交渉パイプ、つながりがあると見られる国(6カ国協議参加国の中露韓、曽我さんが夫や娘と面会したインドネシア横田夫妻が孫と面会したモンゴル、ワームビア君救出に活躍したとされるスウェーデン)」を除けば要請したところで何の意味も無いでしょう。おそらく交渉パイプが無く、何もできることはないでしょう。とはいえ、まさか協力依頼した日本に対し「何もできない」と無慈悲に蹴るわけにも行かないので「できることがあれば協力します(でもできることがあるとは思いませんが)」とお茶を濁すだけの話です。
 後者について言えば「アホか」ですね。少なくともそんなことは拉致被害者救出とは全く関係ない。荒木らウヨが、単に朝鮮総連に嫌がらせがしたいとか、北朝鮮を口実にスパイ防止法を作りたいと言うだけの馬鹿話です。
 なお、「法律の是非はともかく」スパイ防止法という名称ではありませんが「スパイ行為を取り締まる法律」はいろいろと既にあります。例えばその一つが「特定秘密保護法」のわけです。何も無いかのような荒木の物言いは明らかにデマです。
 それにしても荒木が「スパイ防止法を主張してきた勝共連合統一協会)が山上事件でダメージを受け、防止法制定の機運が弱くなった」と言いだしたのには吹き出しました。「山上の安倍暗殺」や「それを契機に強まった統一協会への批判」がそんなに不愉快だったのか(呆)。可能ならば「統一協会を擁護したい」のか。
 「宗教法人法による統一協会解散より、何らかの方法で朝鮮総連を解散して欲しい」とまで放言する荒木です。
◆質問「フジ住宅のヘイト訴訟で裁判所が被告(フジ住宅側)のブルーリボンバッジ着用を認めなかったことをどう思うか」
 フジ住宅については澤藤統一郎の憲法日記 » フジ住宅ヘイトハラスメント訴訟。原告女性は何を求めて提訴を決意したのか。(2020年7月20日)、職場でヘイト文書配布 フジ住宅への賠償命令確定 最高裁が上告棄却 | 毎日新聞(2022.9.9)を紹介しておきます。賠償金が安すぎると思いますが原告の勝訴(フジ住宅の敗訴)自体は素直に喜びたい。
 荒木らウヨは「フジ住宅を仲間扱いしてるらしく」、裁判所に悪口ですが、俺の感想を言えば「拉致と関係ない」。
 ブルーリボンバッジ着用云々以前にあのヘイト訴訟は拉致問題と何一つ関係ない。そして、あの訴訟で「フジ住宅が正しい」と思う人間もまともな人間ではまずいないでしょう(とはいえ荒木と類友は「フジ住宅が正しい」と思う気違いのようですが)。
 フジ住宅を擁護などすれば荒木らが「気違い扱い」され、また拉致もどんどん風化しますがそういう常識は無いようです。
 それにしても家族会も「フジ住宅批判」くらいしたらどうなんですかね。あんなヘイト企業がこれ見よがしにブルーリボンバッジをつけることに怒りはないのか。
◆質問「李容浩元外相の粛清説や朴正天・朝鮮労働党軍事委員会副委員長』解任説についてどう思うか」
 俺の感想は既に上に書きましたが「拉致被害者帰国と関係ない」ので「拉致被害者帰国」を考える場で話すことじゃない。
 拉致被害者帰国という意味ではどうでもいい話です。
 さて、荒木が「田中実さんと金田龍光さんの一時帰国ができないか(田中さんらについては例えば田中実さんと金田竜光さん【調査会NEWS3621】(R4.6.20): 荒木和博BLOG間もなく田中実さんと金田龍光さんについての「その後」を考える集いです【調査会NEWS3679】(R4.11.16): 荒木和博BLOGなぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(12・結) - 高世仁のジャーナルな日々(2022.6.14)、安倍政権が拉致被害者の一時帰国を拒否 - 高世仁のジャーナルな日々(2022.9.18)、政府は2人の拉致被害者を見捨てた責任をとれ! - 高世仁のジャーナルな日々(2022.11.6)参照)」「寺越武志さんの一時帰国ができないか」と言い出したのには正論とは思うものの「吹き出しました」。荒木も昔とは随分変わったもんです。拉致の風化によほど焦ってるのでしょう。
 まあ、小生も「一人でも拉致被害者は帰国すべきだ。段階的帰国で何が悪い」「寺越氏が交渉パイプに使えないか?(あるいは高齢化したお母さんに会わせてあげたい)」とは思います。
 但し「北朝鮮がどう動くか」以前に、「即時一括全員帰国」に固執する救う会、家族会が反対するでしょうし、岸田政権はそれを無視して荒木の言うような方向には動かないでしょう。全く困ったもんです。
◆質問「最近、荒木さんが拉致国民集会(例えば全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会報告4(2022/10/31)参照)に出席されないように思いますが、それが私の勘違いで無く事実だとして理由は何ですか?」
 荒木の回答は「(呼ばない理由は分かりませんが)主催者(家族会、救う会)が呼ばないからです」「招待されても欠席してるわけではない。呼ばれれば出席します」「呼ばれないのに行けません」「もしかしたら政府批判など不規則発言を私がすることを主催者が恐れてるのかもしれない」「(国民集会で以前、島田某氏なる事務方(拉致対策本部)の役人を公衆の面前で怒鳴ったから呼ばれないのではないか、という指摘に)そういえばそういうことがあった。忘れていたが無礼な対応があったので怒鳴った*4
 まあ、国民集会に「共産、社民、れいわ」から出席がないのも同じ話でしょう。「呼ばれないから」彼らも行かない。
 それにしてもこのトークライブ、「メールで来た質問を荒木が取り上げる」と言う方式なのでどんな質問が来たかは視聴者には分かりません。
 こんな質問は取り上げなくてもいい。しかし取り上げた辺り、荒木が救う会や家族会の態度に反感を感じてる事が分かります。
 とはいえ、「荒木ら特定失踪者問題調査会」も「救う会、家族会」も表向きは悪口の応酬などしませんが、内情は相当冷えた関係なのでしょう(そこまで関係が冷えた理由は不明ですが)。なお、そのように荒木と悪い関係でも「日朝国交正常化交渉妨害」に使えるからでしょうが「荒木の発明した特定失踪者」は平然と政治利用する救う会です。その辺りも「荒木の救う会への怒り」を高めてるのでは無いか。
◆質問「阿部雅美 - Wikipediaの1980年1月7日のサンケイ新聞記事(アベック3組(福井の地村夫妻、新潟の蓮池夫妻、鹿児島の市川修一、増元るみ子)の失踪を北朝鮮拉致疑惑と報道)が読みたい」
 それ、「当事者である産経や阿部」や「記事があるかもしれない地域の図書館」ならともかく、荒木に聞くべき事なのか?。
 なお荒木曰く、荒木の著書『拉致救出運動の2000日』(2002年、草思社)に記事の紹介があるそうです。荒木の物言いが曖昧なので「記事の写真掲載」か「記事の文章引用」かどちらかは分かりません。
◆質問「自衛隊法を改正し、拉致被害者を救出できるようにすべきだ」
 いつもの「自衛隊の特殊部隊で拉致被害者救出」という与太です。
 いい加減にして欲しい。第一に拉致被害者の居場所も分からないのにどこに自衛隊を投入するのか。
 世界最強の軍事大国である米国ですら居場所が分からないので「プエブロ号事件 - Wikipedia(1968年)で北朝鮮に拿捕された乗員の救出」「ワームビア君救出」は外交交渉でした。
 第二に居場所が分かってるイランアメリカ大使館人質事件 - Wikipedia(1979年発生、1981年解決)では特殊部隊による救出作戦が失敗し結局外交交渉で解決しました。居場所が分かってたって軍事的救出はそう簡単にできる話ではない。
 これについては産経新聞は、拉致被害者の自衛隊による救出はできないと書いていたじゃないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も紹介しておきます。
◆質問「山本美保さん(特定失踪者)DNA鑑定捏造疑惑はどうなってるのか?」
 荒木はあれこれ言い訳して、自己正当化に努めますが、結局「政府の動きが無いこと」を認めざるをえない。
 そもそも政府どころか、産経新聞ですらこんな与太はまともに報じません。
 「山本美保」でググっても

田鶴浜 住民ら武士団選手に手料理:北陸中日新聞Web2022.12.16
 七尾市田鶴浜スポーツクラブは十四日、今夏から同市を拠点に練習する男子プロバスケットボール金沢武士団(サムライズ)B3の選手らに手作りの昼食を振る舞った。
 今回が二回目で、選手を応援しようと、田鶴浜スポーツクラブ事務局の長田次夫さん(67)と山本美保さん(49)の家族や親戚五人が協力。

と「別人の記事」がヒットするほどです(苦笑)。
◆質問「山口敬之氏と対談して欲しい。山口氏が主張する『山上は安倍暗殺の真犯人ではない』『山上の銃は空砲』主張についてどう思うか?」
 意味不明ですね。山口と何を対談するのか。山口と荒木など「安倍信者」以外に共通点はないでしょうに。山口は拉致をライフワークにしてるわけでもない。まさか「安倍暗殺の真犯人は誰か?」なんて対談をするのか?。質問の後者にいたっては拉致と関係ないだけで無く、完全な陰謀論です。
◆質問「家族会、救う会の即時一括全員帰国主張についてどう思うか」
 荒木曰く「段階的帰国でいいと思うと言うことは私も家族会や救う会に言っている。あの方針では金田さんや田中さんが帰国できない」「私の知る限り救う会や家族会の中にも『段階的帰国でいい』と言う方がいる。でも主流派の『段階的帰国は不可、段階的帰国を認める奴は腰抜けだ』の声が大きすぎて黙ってる
 まあ、「特定失踪者デマ」荒木の言うことなので何処まで本当か分かりませんが、確かに私の知る限り救う会や家族会の中にも『段階的帰国でいい』と言う方がいる。でも主流派の『段階的帰国は不可、段階的帰国を認める奴は腰抜けだ』の声が大きすぎて黙ってるはありそうな話です。全員があんな非常識な方針「即時一括全員帰国」を「小泉訪朝から20年が経っても未だに心から支持してる」とはとても思えません。
◆質問「八尾恵の近況を知っていますか?」
 それ、荒木に聞くべき事なのか。そもそも拉致被害者救出と何一つ関係ない。もはや八尾も表舞台に出てくる気は無いようですし放っておけばいい話です。
 なお、荒木曰く「詳しい消息は知らないが、今は沖縄に住んでいると聞いている」「いずれにしても、もう表舞台に出ることはないでしょう。マスコミが取材申し込みしても受けないでしょう」
 まあ、そうでしょうね。自分から身を隠したわけでしょう。
◆質問「有名ユーチューバーとコラボして宣伝ができないか?」
 荒木曰く「可能ならしたいが、つてがない。つてがある方がいれば連絡して欲しい」
 有名ユーチューバーが誰を想定してるのか知りませんが荒木と手を組むような極右はまずいないでしょう。また、日本においてユーチューバーの影響力はどう見てもそれほどのモノではない(特にネットに不慣れな高齢者においては)。
 俺も「はじめしゃちょー - Wikipedia」「HIKAKIN - Wikipedia」なんてのは出前館のCMではじめて知りました。
◆質問「江頭2:50の過去の訪朝についてどう思うか(例えば江頭2:50、よど号事件のメンバーと北朝鮮で会談していた|日刊サイゾー参照)」
 「金丸訪朝」のような「大物政治家の訪朝」ならともかく、政治家でない江頭が数回訪朝した程度ではとても交渉パイプにはならないでしょうし、江頭もそんなことを頼まれても引き受けないでしょう。そういう意味では拉致被害者救出とは全く関係ない。
◆質問「韓国政府とは協力関係にあるべきで、嫌韓国言論は拉致解決の妨げになると思うがどう思うか?」
 「金大中盧武鉉文在寅北朝鮮シンパ呼ばわりし、太陽政策に否定的」「河野談話否定論を放言」など、嫌韓国言論の当事者「極右の荒木」によくもこんな質問をしたもんだとびっくりです。勿論荒木は「韓国に非があるから批判してるのだ」等、必死に言い訳し自らや「救う会の西岡会長、島田副会長」などの嫌韓国言論を正当化するわけですが。
 勿論俺はこの質問と同意見です。これについては韓国と良好な関係を保てないで、拉致問題解決や対北朝鮮対応などできるわけもない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も紹介しておきます。
◆質問「安倍氏統一協会と付き合っていたのは、統一協会北朝鮮の関係を利用して拉致を解決しようとしたという説をどう思うか?」
 まあ、安倍を擁護するための詭弁ですよね。拉致問題が浮上する以前から安倍は「祖父・岸」の時代から統一協会とズブズブだったわけです。
 仮にそれが事実だとしても1)拉致解決の成果は何もないし、2)そもそも「拉致解決のために統一協会を野放しにしていい」なんてふざけたことを誰が容認できるのか。
 しかし日本国内でウヨ(例:安倍)とつるんで反共攻撃する統一協会
統一教会が北朝鮮に献上した5000億円 文鮮明が金日成に「お兄さんになって」 | 文春オンライン
旧統一教会と北朝鮮 30年来の深い関係【礒﨑敦仁のコリア・ウオッチング】:時事ドットコム
赤旗北朝鮮兵器に使用か/田村貴昭氏 日本の資金、統一協会通し
と報じられてること(荒木への質問はこうした報道を勿論前提にしています)には「金のためにその地域の権力者(例:日本では安倍など、北朝鮮では金日成など)とつるんでるだけじゃねえか!」と心底呆れます。
 まあ、これでコメントをひとまず終わります。


◆荒木ツイート

荒木和博 on Twitter: "令和5年1月7日土曜日「荒木和博のショートメッセージ」第998号。戦前の内務官僚の軍へのルサンチマンが戦後今のような形につながったのではないか、「葛城事件」はその一つの結果ではなかったのか、というお話しです。 https://t.co/qftetf2znI @YouTubeより" / Twitter
内務官僚の軍への恨みと警察の自衛隊支配(R4.1.7) - YouTube

 6分25秒の動画です。葛城(予備役ブルーリボンの会幹事長というプロ右翼、なお、荒木はこの会の代表)が予備自衛官から排除されたことをどう評価するにせよ、それは「内務官僚の軍への恨み」という話ではない。
 そもそもそんなモノがあるか疑問ですが。また「警察の自衛隊支配」つうのも「おいおい」です。
 自衛隊防衛省防衛庁)幹部に「警察出身者」がなったこと(例:後で紹介する海原治)はありますが、何も「警察出身者」だけが、自衛隊防衛省防衛庁)幹部というわけではない。昔なら旧軍出身者もいますし、今は防衛庁自衛隊出身者もいます。例えば現・防衛事務次官鈴木敦夫 - Wikipedia防衛省防衛庁)出身者です。
 今回の葛城の件も「警察出身の防衛省自衛隊の現役幹部や幹部OB」が「(荒木ら拉致右翼を敵視する?)警察に忖度して葛城排除に動いた」なんて話(荒木はそう主張しますが)の訳がない。
 それにしても「山梨県警への誹謗(山本美保さんDNA鑑定捏造)」にも呆れましたが、また警察への誹謗です。荒木のアホさに心底呆れます。
【参考:警察出身の防衛庁自衛隊幹部の例】

海原治 - Wikipedia(1917~2006年)
 1946年、内務省から警視庁に異動し交通課長、生活課長を歴任。1948年より国家地方警察本部に移り東京警察管区本部警備部長として自治体警察との調整、保安課長として当時武装路線をとった日本共産党対策、企画課長として警察法改正を、それぞれ担当する。1951年6月の朝鮮戦争勃発に伴うマッカーサー警察予備隊創設指令に基づき、創設準備に携わる。
 警察予備隊の創設に際しては国警本部より出向しその人事を担当、その後も、警察予備隊の後継組織「保安隊」、保安隊の後継組織「自衛隊」の創設に関わる。
 防衛庁では防衛局第1課長、防衛審議官、防衛局長や官房長を歴任、権勢をふるい、「海原天皇」とも形容された。
 1967年から国防会議事務局長に転任、以後5年間務めた。山崎豊子不毛地帯』の貝塚防衛庁官房長のモデルと言われる。

荒木和博 on Twitter: "金正恩の右の右「これで宗派分子どもを簀巻きにして大同江に放り込むんでございますよ」 と言っているかどうか分かりませんが労働新聞2019.1.8「敬愛する最高領導者金正恩同志におかれては金正淑平壌製糸工場に新たに作った布団生産工場と新たに建設された労働者合宿を現地指導された」+α。 https://t.co/oqWAldryPy" / Twitter

荒木和博 on Twitter: "真ん中「大変です。電気が来てます。機関車を動かせるかも知れません」 右「誰か機関士いないか。電気が来てるぞ」 左「ヨンギルならここら辺だ、この間電線売ってたから。誰か呼んでこい」 と言ってるかどうか分かりませんが労働新聞2015.1.6「人民経済の各部門により多くの物を積んで(以下略)」 https://t.co/hrLPlyTSK2" / Twitter

荒木和博 on Twitter: "金正恩「クッ、クッ、クッって、安倍ならこういうとき『ゲタ、ゲタ、ゲタ』って笑うのかな」 右後ろ「金正恩同志、日帝の首相は靴工場を現地指導しませんが…」 と言っているかどうか分かりませんが労働新聞2019.12.3「敬愛する最高領導者金正恩同志におかれては元山靴工場を現地指導された」+α。 https://t.co/6c0eHX43km" / Twitter

 パロディのつもりのようですがただのくだらない悪ふざけでしかない。

*1:何で荒木が具体的な名前を書かないのか謎です。

*2:粛清と言った場合「張成沢(粛清当時、北朝鮮国防副委員長、朝鮮労働党行政部長)」のような死刑を意味し、単なる解任(降格人事、左遷)は粛清とは言わないでしょう。

*3:先の参院選で一議席もとれなかった「非常識なマイナー右翼政党を支持」とはさすが、「荒木の支持者」です。心底呆れます。それにしても「現在の党代表があのチャンネル桜水島裕」と言うから絶句します。そんなマイナー右翼政党に小物議員だったとは言え、元自民党代議士で第四次安倍内閣復興大臣政務官だった安藤裕 (政治家) - Wikipediaが参加してることにも絶句しますが(新党くにもり - Wikipedia参照)

*4:まあ、非常識ですね。どれほど思い上がってるのか。