今日の産経ニュースほか(2023年1/6~9日分)

防衛費増額で麻生氏「国民は増税含め評価」 - 産経ニュース
 何を根拠にそう言うのかと言えば、単に強弁してるだけでしょう。「何があろうと、選挙で大敗し、政権交代しない限り、強行する」というただの居直りでしょう。


【産経抄】1月9日 - 産経ニュース

 政権交代のどさくさに「河野談話」を出して慰安婦問題を決定的にこじらせたのは、どこの誰だったか。

 「はあ?」ですね。河野談話(宮沢内閣)後の「小渕政権」において、金大中大統領が訪日し、共同声明を出したことでもわかるように、河野談話を出したからこじれたのでは無く、「安倍が談話を否定しようとしたからこじれた」のでしょうに。
 また「政権交代のどさくさ」も意味不明です。細川内閣誕生直前に河野談話が出たのは事実ですが、別に「政権交代のどさくさ」ではなく「当初からその時期に発表する予定」だっただけでしょう。それこそ「政権交代するから」で一度決めたスケジュールをチャラにする方が問題でしょう。そもそも談話は河野氏官房長官として出したとは言え、歴代政権(細川内閣から今の岸田内閣まで)が「堅持する」としている以上、河野氏を非難しても何の意味も無い。またこの談話は「宮沢内閣としての談話」であって河野氏の個人的談話ではない。当然、談話当時(1993年8月)の「宮沢*1首相」「武藤*2外相」と言った政権幹部も当然関わっている。産経は宮沢氏や武藤氏をどう評価するのか。あるいは河野氏を外相という重要閣僚で処遇した小渕氏*3や森氏*4を産経はどう評価するのか。彼らについて「河野を図に乗らせた」と悪口するのか?


【正論】年頭にあたり 近現代史見直しを進めるインド 評論家・江崎道朗 - 産経ニュース
 モディ首相はチャンドラ・ボースを評価してるってそれが事実だとしても、「日本ウヨへの媚び」でしょう。そしてモディも「ならば、日本が起こした太平洋戦争は正義の戦争だというのか」という反発が英米から出たときに「その通りです」という度胸はないでしょう。
 「チャンドラ・ボースのしたことは間違っていたが、動機は純粋だった」などの言い訳を始めるのでは無いか。


今年の映画展望 山田洋次、宮崎駿、スピルバーグ、庵野秀明…話題作目白押し - 産経ニュース

 松竹は、なんといっても91歳の大御所、山田洋次監督の最新作「こんにちは、母さん」(9月1日公開)だろう。下町を舞台に吉永小百合大泉洋が母子を演じる。

 山田(1931年生まれ)が未だに現役監督であることにも驚きますが、吉永小百合(1945年生まれ、今年で78歳)ももう「大泉(1973年生まれ、今年で50歳)の母親役」という年なんだなとしみじみします。


立民の今井瑠々氏が離党届送付 岐阜県議選に自民推薦で出馬意向 - 産経ニュース
 過去にも「民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)だった細野」など自民入りした人間は珍しくないのでもはや驚きはないですが「政治的信念はないのか」と怒りを禁じ得ません。


「永守イズム」徹底し経営強化 日本電産・小部社長 - 産経ニュース
 永守が創業者とはいえ「永守イズム」とわざわざ社長がマスコミに言う辺り、会社が「永守独裁体質」なのかと疑いますね。本来なら永守が「私が独裁者と疑われるからそういうことは言うな」と言うべきでしょうが、そういう人間じゃ無いんでしょう。


◆改めて連合の反共右翼性にげんなりする

令和5年1月5日 連合2023新年交歓会 | 総理の一日 | 首相官邸ホームページ
 令和5年1月5日、岸田総理は、都内で開催された連合2023新年交歓会に出席しました。
「今年も*5連合の新年交歓会にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。」

小池知事、連合東京会合に出席 労働担い手不足の対応で連携確認 - 産経ニュース
 「予想の範囲内」ですが、新年交歓会にウヨの岸田や小池を呼ぶ一方で共産を敵視してるのだから連合の極右性には改めてうんざりします。

*1:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣財務相

*2:大平内閣農水相、海部内閣通産相、宮沢内閣外相、橋本内閣総務庁長官など歴任

*3:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相

*4:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*5:2022年にも岸田を呼んだことについては[B! これはひどい] 令和4年1月5日 連合2022新年交歓会 | 総理の一日 | 首相官邸ホームページで批判しました。