珍右翼・黒坂真に突っ込む(2023年1月9日分)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 日本共産党千葉県委員会として、この方のUSB等あらゆる記憶媒体を警察に提出し、余罪の有無についての警察の捜査に全面協力するべきです。その結果、千葉県の日本共産党の動向、組織の現状、一般党員の動向などを公安警察に把握されるのは仕方ない。

 「はあ?」ですね。彼の犯罪(盗撮)についての証拠収集が「党の活動状況」の把握につながったらそれこそおかしな話でありいわゆる「違法な別件捜査」でしかない。「盗撮写真」など犯罪に関係した情報(そんなものが彼の私物ならともかく、党に関係した記憶媒体にあるとも思えませんが)ならともかくそうで無い限り記憶媒体を出す必要はどこにもない(勿論警察もそんな違法捜査はしないでしょうが)。
 何もこれは共産党の今回の件に限らない。例えば「自民党の丸山・長野県議の妻殺害容疑(逮捕・起訴容疑が事実としておそらくは動機は夫婦間の私的トラブルで自民党は関係ない:長野県議会議員妻殺害事件 - Wikipedia等によれば丸山被告の不倫で夫婦間が険悪な仲だったとのこと)」などでも同じ話です。この県議の殺害の捜査で「自民党長野県連」に警察や検察がガサ入れして「県連の党員名簿」などを押収したらそれこそおかしな話です(勿論するわけもないですが)。
 黒坂も良くもアホなことが言えたもんです。

大野たかし
 コントとしか思えない、昨日の赤旗でした。
「ユーチューバー小池晃」今回のテーマは“受験痴漢撲滅”/ゲスト 作家アルテイシアさん・米倉春奈東京都議/共産党と市民連携 対策の強化へ一石
 しかも、動画の主催者は、女性*1へのパワハラで「警告処分」なるものを受けたにも関わらず、平然と「党の顔」として機関紙や各メディアに出まくっている*2人物です。
 「ジェンダー平等の党」などと自称*3するのは100年早いのではないでしょうか。

 黒坂がリツイートしていたので気づきましたが「言いがかりも甚だしい」ですね。例の千葉県党幹部の行為は個人的犯罪で党はそんな事実を認識してなかったわけです。
 この御仁、「日本共産党の推薦や公認で選挙に出たことがあります(いずれも落選)」だそうですが、それが今やこんなレベルの低い反共分子(松竹伸幸のように、未だに党員なのか、あるいは離党(筆坂秀世など)や除名(袴田里見萩原遼、兵本達吉、松崎いたるなど)で党を去ったのか知りませんが)に劣化するとはねえ。
 なお、対談相手のアルテイシア氏ですが、アルテイシアとは「ガンダムシリーズの登場人物の名前(ジオン共和国首相ジオン・ズム・ダイクンの娘アルテイシア・ソム・ダイクン。但し,ザビ家の暗殺を恐れ*4正体を隠しセイラ・マス - Wikipediaを名乗る)」だそうで、その点では、拙ブログにコメント頂くアンドリュー・バルトフェルドさんに似ています。
 彼女については以下を紹介しておきます。

アルテイシア|「マイナビウーマン」
 作家。神戸生まれ。著書『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由*5』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった*6』『アルテイシアの夜の女子会*7』『オクテ女子のための恋愛基礎講座*8』『恋愛とセックスで幸せになる官能女子養成講座*9』『59番目のプロポーズ*10』ほか、多数。

声をつないで:「性差別の被害者で加害者だった」 作家アルテイシアさんの悔恨 | 毎日新聞

黒坂真
 志位さんは、台湾有事とは中国共産党が台湾政府を破壊するために台湾を攻撃する事だと認められないのです。

 おいおいですね。志位氏は「日米、台湾は中台有事を引き起こしかねない反中国言動はやめるべきだ」と言っていてもそれは「台湾有事は米国が起こす」という話ではない。
 台湾有事があるとしたら「台湾の独立宣言→中国の侵攻→米国の軍事介入」のパターンが一番可能性が高いでしょう。
 また志位氏は中国に対しても「中台有事を引き起こしかねない反台湾言動は辞めるべきだ」とも言っています。関係国、当事者全てが「平和的な言動をすべきだ」というのが志位主張であって中国擁護など彼はしていない。

黒坂真
 宮本徹議員ら日本共産党の皆さんは、人民解放軍の攻撃で台湾政府が破壊され、台湾人が中国共産党に支配される事を社会進歩、歴史の法則的発展とお考えですか。
◆宮本徹
 CSISのシミュレーションでは「多くの場合、中国のプレーヤーは、⽇本を紛争に巻き込むことに慎重であり、すぐに攻撃しませんでしたが、⽶国が⽇本の基地に軍を構築し、中国軍を攻撃するための聖域として使⽤したため、中国のプレーヤーは攻撃を決定した」。戦争に巻き込まれないためには中立政策が重要*11

 宮本氏は「中台有事に日米は軍事介入すべきではない(特にそうした軍事介入が憲法九条に抵触する日本は)」とは言ってますが、それは「中国が台湾に軍事介入したら黙認する」と言う意味ではないのでデマも甚だしい。
 「中国も侵攻すべきではないし、台湾も独立宣言などして緊張を高めるべきではない」「当事者全てが平和外交に努めるべきだ」というのが宮本氏ら共産党の主張です。

黒坂真
 中村正男さん。確認書を拝見しますと、金正恩による核ミサイル攻撃にどう対処すべきかという政策はありませんね。
中村正男
 明るい民主大阪府政をつくる会とたつみコータローさんが交わした知事選候補擁立にあたっての「確認書」はこちらです。

 そもそも「北朝鮮のミサイル攻撃」の可能性自体が低いし、国政選挙ならともかく、大阪府知事選でそんなもんを公約に入れるわけがない(呆)。「私的発言」において「北朝鮮問題」について何か言う候補がいたとしても、過去においてそんな公約をした知事候補はいなかったでしょうし、今後もいないでしょう。
 「カジノ反対」「コロナ対応(維新に対して共産党無為無策と批判)」など地域に密着した話をするに決まっている(まあ、軍拡費用捻出を狙って、岸田政権による地方交付税削減、増税などがされ、大阪の地域経済や大阪府の行政運営に悪影響を与えかねないという理由から確認書において「軍拡反対」は主張されていますが)。

*1:田村政策委員長のこと

*2:書記局長を辞めたわけではないので党幹部として機関紙・赤旗等に出るのは何ら不思議ではない。小池氏に「議員辞職や書記局長辞職」でも求めてるんでしょうか?。まあ、そうした立場に立てばこうした批判は当然あり得ますが、そうした立場に立たなければこうした批判にはならない。俺個人は「小池氏の自己改革の努力」が必要だとした上で、あの謝罪で「ひとまずは了解」し、書記局長などの辞任は求めない立場です。

*3:正確には「他党に比べ女性候補も多いし、日本国内ではかなりジェンダー平等に努力していると自負している」ものの「そうした党を目指す」ですね。「ジェンダー平等が党内で完全に実現できた」とはさすがに誰も言っていませんし、こんなくだらない揚げ足取り、あげつらいをしても何の意味も無い。

*4:父の死については、アニメにおいて、確たる証拠はないものの「ザビ家の暗殺」が示唆されている。

*5:2020年、幻冬舎文庫

*6:2019年、幻冬舎文庫

*7:2018年、幻冬舎文庫

*8:2016年、幻冬舎文庫

*9:共著、2014年、KADOKAWA

*10:2005年、美術出版社→2016年、幻冬舎。2006年に日本テレビでドラマ化(59番目のプロポーズ - Wikipedia参照)

*11:指摘自体は興味深いモノの、国際情勢判断の盲点-「歴史の法則性」と「民主的国際関係」-|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページによれば米国右翼シンクタンクCSISの結論は非常識なことに「日本は中立であるべき」ではありません。