今日の産経ニュース(2023年1/10~12日分)(追記あり)

入管法改正案、骨格維持し修正 政府、通常国会に再提出へ - 産経ニュース
 あれほど評判の悪かった代物をほとんどそのままで出すというのだからどこまで人権感覚や常識が無いのか。


盗撮容疑で共産党千葉県委幹部を逮捕 過去に衆院選出馬 - 産経ニュース
 植草一秀 - Wikipedia*1(元早稲田大教授)、矢野暢 - Wikipedia*2(元京大教授)など「社会的に一定の評価をされていた知名人」も性犯罪(植草は盗撮、矢野はセクハラ)で社会的生命を失うことでわかるように、いつもながら「性犯罪はある種の病気」ですね。
 それにしても

性暴力根絶対策急げ/池内議員 女子高生の被害告発2016.3.12
性暴力許さぬ社会を/衆院内閣委 池内議員取り組み要求2017.4.8
性暴力被害への支援/梅村氏 国の責任で拡充を2017.5.14
性暴力被害支援拡充を/本村氏 支援センター増設求める2018.4.10
性暴力被害者支援を/三重と静岡 センターの予算貧弱/本村衆院議員2018.7.28
性暴力被害者救援センター/交付金の対象広げて/辰巳氏2019.4.3
18・19歳AV被害防げ/本村氏 救済へ法整備を要求2022.3.30
自衛隊 性暴力なくせ/本村氏「徹底した検証を」2022.11.4

など、近年、共産党が「性暴力、性犯罪」に取り組む中、このような愚行を置かす馬鹿者には支持者としてげんなりせざるをえません。
 なお、小原長岡京市議の

おっはー(小原明大@京都・長岡京市日本共産党
 人間、誰しもとは言わないが、闇を抱えているものだと思う。素晴らしい感性とかと、両立すると思えないような闇が、同時にあったりする。
 その闇の部分を出さないですむかどうかは、その人個人の資質や努力だけにとどまらない、置かれた状況とかもあると思う。本当に辛い。

というのは、残念ながらはっきり書いてはいないものの,この件でしょう。「闇を抱える」のは小原氏が言うように「やむを得ないかもしれない」がそれを「自分で意識し是正していくこと」は当然必要です。今回のような犯行は全く愚劣です。
 一方で「周囲が何とかできなかったか」「今後何とかできないか」という問題もある。とはいえ、結局は当人の自己努力だと思いますが。周囲がいかに支援しても当人がやる気が無いのではどうにもならないでしょう。「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」と言う奴です。


共産、打倒維新に躍起 大阪府知事選 包囲網目指すには… - 産経ニュース
 既に指摘しましたが「あまりにも動きの鈍い自民や立民」に対する「本気度」のアピールでしょう。
 「何が何でも辰巳氏」と言う話ではない。「辰巳では押せない、というならお前らが一押しの人間を立てろ、乗れる候補なら乗る用意はある。俺たちは本気度を示すために辰巳を立てただけだ」と言う話ですが、今の大阪の自民、立民のていたらくでは「自主投票」や「維新との相乗り」で逃げる可能性は勿論否定できません。

 辰巳氏が単独で吉村氏に挑み、敗れることになれば、共産の孤立ぶりがさらに浮き彫りとなり、党勢衰退に拍車がかかりかねない。

 「反共」産経らしい物言いですが、「自民や立民」が候補を立てるのなら、ともかく立てずに「自主投票」や「維新との相乗り」で逃げるなら、「共産は候補を立てたのに自民や立民は逃げた」として、むしろ「大阪の自民や立民の党勢衰退に拍車がかかりかねない」でしょう。


馬場維新代表「解散は秋以降」 - 産経ニュース
 公明党ならまだしも、野党のはずの連中が何でこんなことを言うのか全く意味不明です。「大阪以外は地盤が弱いので、時間が欲しい。秋以降に解散してくれ」と言う要望か?。自民補完勢力として与党気取りなのか?。普通なら「いつ解散があるか分からない*3がいつでも戦えるよう常在戦場の気持ちだ」でしょうに。


イランで英スパイ死刑確定 機密情報漏らした罪 - 産経ニュース
 「情報スパイ行為での死刑」には「ゾルゲ事件での尾崎秀実」「ローゼンバーグ事件でのローゼンバーグ夫妻*4」という前例があることを考えれば「情報スパイ行為で死刑はいかなる場合でも反対(情報スパイはそれほどの重罪ではない)」「死刑反対*5」と言う立場に立たない限り、実際、情報スパイがあったのならイランを非難はできないかと思います(もちろん大逆事件のような政治的弾圧、あるいは英国との政治的バーター取引狙いの人質かもしれませんが)。
 また一般論としてなら「英国とイランは友好国というわけでもない」ので英国のスパイ活動の可能性はありうるでしょう。
【追記】
イラン 元高官の死刑執行 “英のスパイとして機密情報漏えい” | NHK | イラン
 実際に死刑が執行されたそうなので「無実か有罪か」「大逆事件のようなでっち上げとして、その理由は何か」はともかく、少なくとも「死刑回避の代わりに英国はホニャララしろ」との「バーター取引のネタ」と言う可能性は「極めて低い」のでしょう(勿論取引のネタだが、あえて死刑にしたという可能性もゼロではないでしょうが)。


日英、円滑化協定に署名 安保協力推進へ - 産経ニュース
 軍事大国化を進めようとする岸田と、それに加担する英国政府には怒りを禁じ得ません。


専門家組織、5類引き下げで見解公表 「段階的移行」指摘 - 産経ニュース
 5類引き下げなどしていいのか甚だ疑問に感じますね。とはいえさすがに岸田政権も今すぐでは無く「春(3月)の予定」だそうですが。


公明・山口代表、自民・萩生田氏の解散発言に苦言 「首相の専権事項だ」 - 産経ニュース
 この発言から考えるに、萩生田発言は1)岸田に無断でされた、2)岸田の了解を得ていたが、公明党の突き上げを食らった岸田が「萩生田の暴走」と見捨てた(つまり岸田にとって「公明党>萩生田」)、のどちらかなのでしょう。


【チャンネル正論】安倍氏の至言「財務省は経済分からず」 - 産経ニュース
 自らの経済失政を財務省に責任転嫁してるだけのアホ発言にすぎません。


埼玉・横瀬町長に富田能成氏 無投票で3選果たす - 産経ニュース
 再選も三選も無投票というのにはげんなりですね。

*1:著書『金利・為替・株価の政治経済学』(1992年、岩波書店)、『現代日本経済政策論』(2001年、岩波書店)など

*2:著書『「南進」の系譜』(1975年、中公新書)、『日本の南洋史観』(1979年、中公新書)、『東南アジア世界の論理』(1980年、中公叢書)、『南北問題の政治学』(1982年、中公新書)など

*3:与党でないのだから当たり前ですが。

*4:当時、証拠に乏しいことから冤罪の疑いが指摘されると共に「有罪だとしても重すぎる」と言う批判があったことはローゼンバーグ事件 - Wikipediaに指摘があります。なお、俺は無知なので何とも評価できませんがローゼンバーグ事件 - Wikipediaによれば「ソ連崩壊後公開された機密文書」から「情報スパイ行為は事実あったこと(冤罪ではないこと)」が判明したようです(もちろんだからと言って冤罪の疑いの指摘が間違いと言うことにはなりませんが)。

*5:英国は死刑廃止国なのでこの点で問題は無い。