「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年1/30日:島田洋一の巻)

島田洋一
 「女たち」を(ボーガス注:ロシアという?)侵略者の殺戮やレイプから守るための(ボーガス注:ウクライナの?)軍事行動にも反対するのか。
『税金は軍事費ではなく暮らしに!女たちはすべての軍事行動に反対します』憲法9条改憲NO!ウィメンズアクション(1/28土 #ウィメンズアクション #憲法9条改憲NO #わきまえない女 #MeToo #StopFeminicides ) | 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動

 前後の文脈から考えてそんなわけがないことはわかりきってるのに良くもバカが言えたもんです。
 先日のテレ朝の刑事ドラマ『相棒』で主人公・杉下右京が『復讐殺人』をやろうとする登場人物に「殺人で解決する問題は無いと思う」と説得していました(例えば『相棒 season21』第14話 まばたきの叫び - 法華狼の日記参照)が、それに対して前後の文脈を無視し「正当防衛や死刑*1も否定するのか!」と杉下に因縁つけるくらいくだらない。
 あそこでの杉下発言はあくまでも「復讐殺人」を否定する文脈での言葉でしかない。今回も話は全く同じです。島田はもう少しまともな批判ができないのか。バカでくずだからできないんでしょうねえ。

島田洋一
 例えばアメリカで「専守防衛非核三原則」を唱えれば、その瞬間に大統領候補の資格を、おそらくは政治生命をも失う。

 仮にそうだとして「だから何?」ですよねえ。
 例えば、米国で島田洋一レベルの女性差別発言(いいかげん家族会も、島田洋一に対して苦言くらいは呈したらどうか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)をすれば、恐らく大学を首になるでしょうが、そう言われて島田は「俺はなんて酷い差別主義者か」と反省するかと言ったらしないだろうに良くも言ったもんです。

島田洋一
 バイデン家を巡る不正疑惑追及は下院行政監視委員会が主戦場になる。
 ジェームズ・コーマー新委員長(共和党)はバイデン一家の「いかがわしいビジネス策謀」(shady business schemes)を全て明るみに出すとしている。
バイデン氏息子の絵画販売、米下院調査へ 政府への影響焦点に:時事ドットコム2023.1.26
 ハンター氏が制作した絵画をめぐり、下院で過半数を握る共和党が販売先について調査に乗り出すことになった。
 ハンター氏は、ニューヨークのギャラリーを通じて自身の作品を販売している。下院監視・改革委員会のジェームズ・コーマー委員長(共和)は25日、ギャラリーのオーナー、ジョルジュ・ベルジェ氏に書簡を送り、購入者リストを提出するとともに、同委員会で来月証言するよう要請した。
 共和党としては、政策に影響を与えたいと考える資産家が、ハンター氏の作品購入の見返りに政府の歓心を買おうとする可能性があるとみている。
 コーマー氏は、ハンター氏の作品には最高22万5000ドル(約2900万円)の値が付けられていると指摘。「パブロ・ピカソでもないハンター・バイデン氏の無価値に等しい作品にこんな大金を払う者がいるだろうか」と、疑問を投げ掛けている。

 安倍のモリカケ桜疑惑追及を「野党の言いがかり」と言っていた男がこれです。心底呆れます。
 そして仮に「バイデン家を巡る不正疑惑追及」が「ろくな成果を生まなくても」、島田は「疑惑が事実だったか疑問符がついた」とは言わず、バイデンの疑惑を確定的事実扱いした上で「バイデン民主党のガードを壊せなかった共和党が力不足」「あらゆる手段を使って逃げたバイデンは卑怯」だの言うのでしょう。
 それにしてもそんな不正が本当にあったのか知りませんが「民主党支持者や政府機関がお手盛りでバイデンの息子の絵画を高値購入し、息子の懐を肥やしてやった疑惑」「政治献金を隠蔽するため、ろくに価値も無いバイデン息子の絵を高値で購入した上で、そこからバイデンへヤミ献金で金が流れた疑惑(当然、購入額とヤミ献金額の差額が実際の価値)」云々で俺が連想したのは「石原都知事(当時)の四男石原延啓 - Wikipedia(画家)を石原が都のイベントに活用し、『お手盛りではないのか』と批判された話」ですね。
【参考:バイデンの息子】

【緯度経度】米政権襲うハンター事件 古森義久 - 産経ニュース
 ジョー・バイデン大統領の次男ハンター氏には、父親の副大統領在任中、ウクライナや中国の腐敗企業と不透明な関係を結び、巨額の報酬を不当に得たとされる疑惑がかけられてきた。

 というのが共和党の主張であるわけですが今のところ刑事訴追などにはなってないわけです。
 なお、長男のボー・バイデンはデラウェア州司法長官(なお上院議員だったバイデンの選挙区はデラウェア州)を2期務め「父バイデンの後継者」として期待されていたようですが、2015年に脳腫瘍によって46歳の若さで死去しています(ボー・バイデン - Wikipedia参照)。

【参考:石原の四男】

石原知事/「余人もって代え難い」/都事業 四男重用で開き直り2006.11.25
 石原慎太郎知事は二十四日の定例記者会見で、同知事の肝いり事業「トーキョーワンダーサイト」(TWS)に四男・延啓(のぶひろ)氏を深く関与させているという日本共産党都議団の指摘について「人事の面では近しい人間に頼んでいる」とのべ、その事実を認めました。
 延啓氏については「絵描きとして交際範囲もひろく、私は便利に使っている」「余人をもって代え難かったら、どんな人間でも使う」とのべました。
 ワンダーサイトに設置したステンドグラスの原画を延啓氏が描いたことについては「まあ、君やってみようって。数人に原案描かせたなかで息子のがましだったから、ぼくが選んだんじゃないが、館長以下が選んだ」とのべました。

 石原慎太郎*2の息子の中では親の七光りで政治家になった長男・伸晃*3(但し落選し、復帰の見込み無し*4、彼がボスだった自民党石原派も森山*5派に鞍替え)と三男・宏高*6、売れない画家らしい四男・延啓より「テレビタレントとして活躍」の次男・良純が一番まともな気がします。

島田洋一
 トランプ氏の最新演説。ポリコレを気にせず意気軒昂。
「バイデンはどんな第3世界の国より不法越境に甘い。凶悪犯もフリーパス。我々はジェンダー・カルトを倒す。男が女性スポーツでプレーすることを許さない。女性の尊厳と女性スポーツを守る*7」等

 「トランプが単に放言してるだけじゃん(呆)」ですね。
 「トランプはこうした政治的成果を上げた」と島田が言えない点が滑稽です。
 なお、「男がプレー」云々は予備知識が無いと「はあ?」「当たり前じゃん」ですが、以前も書きましたが、「いわゆるトランスジェンダー女性(性自認が女性と言う男性)」のことですね。
 勿論「詐病」のような「インチキ・トランスジェンダー女性(勝つことを狙ってトランスジェンダーを詐称)」は論外です。
 しかしトランスジェンダー女性は実際に存在する。
 であるならば「そうした女性」について
1)男女の体力の差が「身体接触がない」「体力より技術力が大きく物を言う」等のため、「負傷の危険」「トランス女性が圧倒的に有利」などの問題を生まないタイプの競技なら参加を認めてもいいのではないか
2)格闘技、ラグビー、アメフトなど「身体接触があり負傷の危険がある」「体力の差でトランス女性が圧倒的に有利」等、弊害がある競技でも「女性ホルモン投与」など何らかの条件付けで参加を認められないか
と言う議論が出てくるのは当然の話です。
 トランプや島田のように「一律にダメ」とする方がおかしいでしょう。

*1:俺個人は死刑廃止派ですが、どっちにしろ杉下発言は「死刑反対」と言う話ではない。

*2:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事など歴任

*3:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任

*4:これについては例えば石原伸晃の衆議院選挙落選で、半世紀以上続いた石原慎太郎とその子どもたちの日本政治(東京都政ふくむ)への影響も事実上終わったのだろう(石原宏高はそれほどの能力はないだろう) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照

*5:第三次安倍内閣農水相自民党国対委員長(第二次安倍、菅総裁時代)等を経て現在、自民党選対委員長

*6:第四次安倍内閣で環境副大臣

*7:中絶反対を主張するなどで女性権利団体から批判されてる人間が良くも言ったもんです。