今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する(2023年2/27日分)

外国特派員協会での冒頭スピーチ(2023.2.27) | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 私は、日本共産党に党首選挙の実施を求め、実現した際は立候補することを表明した本を刊行したことをきっかけに、共産党から除名されることになりました。

 党執行部は「松竹が党内で意見具申せずにいきなり外部に持ち出したこと」「松竹の右翼的な安保施策(明らかに党方針に反する)」も問題にしていますし、一方で「立候補云々」は多分問題にしてない(党首選挙云々については問題にしてると思いますが)ので極めて不適切な発言です。故意にこう発言してるのでしょうが。
 なお、以前も書きましたが立候補云々とは「松竹って本当に自己顕示欲が強いんだな」と呆れますね。小生が松竹の立場なら「誰も出なければ立候補する用意はあるが、最善の候補を立てたい」「私が最善の候補だなんて思い上がってない」と言いますね。松竹は自分が最善の候補だという気なのか。どれほど思い上がってるのか。松竹には「出たい候補より出したい候補」という言葉を知ってるかと問い詰めたくなります。

 共産党から、「松竹は日米安保を堅持すると主張している」「自衛隊合憲論を提唱した」「専守防衛憲法違反だ」「松竹の立場は綱領に違反するものだ」と批判され、除名の一因とされましたようです。

 「除名の一因」「ようです」と書いてまるで「除名理由のメインは党首公選」であるかのように「根拠もなく表現し」、右翼的安保施策を軽く扱おうとする松竹には心底呆れますね。なお、俺も松竹の安保施策主張は「綱領に違反する」と思います。

 私の立場と共産党の立場には、そんなに大きな違いがあるわけではありません。

 本気で松竹がそう思うのなら何故志位氏に意見具申しなかったのか。何故いきなり党外に持ち出したのか。
 それは松竹が「意見具申しても志位氏に受け入れてもらえない」と思っていたからではないのか。そのこと自体が「大きな違いがある」と松竹が認識していたことの証明でしょう。松竹のような嘘つきには心底呆れます。嘘つきには政治家の資格などない。

 現在の綱領は、アメリカをなお帝国主義と位置づけています。

 実際、アメリカは帝国主義でしょう。「アフガン戦争(2001年開戦)」「イラク戦争(2003年開戦)」を松竹は帝国主義戦争ではないとでも言う気なのか。確かに「ウクライナ戦争」では「ロシアの侵略」を妨害する「正義の立場」ですが、これとて「ウクライナがロシアに支配されたら米国の国益に反する」という「帝国主義的観点」からのカギ括弧付きの「正義」でしかない。
 米国が本当に「正義の立場」なら例えば「エジプト軍政」を容認したりはしないでしょう(現在、エジプトには米軍が駐留している)。勿論例はエジプトでなくてもいいのですが。

 共産主義を自称する中国が台湾を武力解放する方針を持っていることであり、日本共産党に第一義的に求められるのはその方針を撤回させることです。

 世界最強の軍事大国「米国」ですら中国相手にそんなことはできないのに「政権与党(自民、公明)でも、最大野党(立民)でもないミニ野党」日本共産党にそんなことができるわけがないでしょう。松竹もどれほどアホなのか。
 なお、中国は「台湾が独立宣言すれば侵攻も辞さない」とはしていますが、それは裏返せば「独立宣言しない限り、現状維持に留まる限り侵攻しない」ということです。
 こうした中国の方針を松竹のように「武力解放」と表現するのは極めて不適切です。中国の方針はあくまでも「平和統一」です。
 そして「台湾侵攻を防ぎたいだけ」なら「中国は公約(独立宣言が無い限り侵攻しない)を守れ」「台湾は独立宣言というリスキーなことをするな」と言えば済む話です。

 この方向で共産党が変化すれば、国民からも信頼されます。他の野党と政権をともにするための「共通の土俵」ができるでしょう。

 馬鹿馬鹿しい。
 松竹の言うような路線を歩んだ社民党が「共産党を下回る議席数、支持率」に転落したことを松竹はどう理解しているのか。
 松竹は何故自分の路線が「共産党」の「第二・社民党化(つまり没落、衰退)」を招かないと思えるのか。
 そもそもそんなに松竹が自分に自信があるなら

社会党を離党して民社党を作った西尾末広
社会党を離党して社民連を作った江田三郎
社会党を離党して新社会党を作った矢田部理
自民党を離党して新党さきがけを作った武村正義

などのように「党内の松竹支持者」を引き連れて離党して新党でも作ればいいでしょう。松竹がそうすることを誰も止めはしません。結局「自分の支持者がいない」から離党しないのではないか。そんな野郎が「俺の方針なら国民の支持が増える」とはデマカセも大概にしろですね。
 松竹には「絶対に儲かります」と言って近づく詐欺師を連想します。そういう詐欺師には「ならお前が儲けて見せろ」と言いたくなりますが松竹にも「ならお前が離党して新党つくれよ、成功するんだろ!」と言いたくなります。
 松竹の「党のことを思ってる」と言うお為ごかしも詐欺師の「あなたのことを考えてこの儲け話を持ってきた」という詐欺トークを連想させます。俺にとっては松竹は「政治詐欺師」以外の何物でもない。
 また、「他の野党」について言えば松竹の言うようなことをせずとも例えば「愛知県知事選」では「社民、れいわ」との間に共闘は成り立っています。なお、党執行部が維新を野党扱いしてないことは言うまでもないでしょう(例えば維新と協力の余地ない/小池書記局長が表明参照)。立民との野党共闘の障害となっているのは勿論、そうした共産の方向性を無視して「維新にすり寄る泉執行部」が問題なのであって共産党が非難される話ではない。
 どうも松竹は「維新を共闘相手と考えてる」ようだから呆れますが。あんな極右政党と共闘できるわけがないでしょう。そもそも維新の方とて共産党と共闘したがるわけがない。
 また、松竹のように「安保政策以外は共産党と他野党(立民党)との隔たりが小さい」かのように言うのも大嘘です。
 例えば原発推進労組を支持母体とする立民党は「脱原発」を掲げる共産党とは違い、脱原発の立場ではない。
 消費税にしても増税反対の共産党に対し、立民前代表の枝野は「増税」を主張している(例えば昨年総選挙の消費税公約否定/枝野氏発言は不誠実/小池氏批判参照)。
 本気で松竹が「野党間の溝」を埋めたいと思うのなら、そうしたことも論じるべきでしょうが、そうしたことを論じないで「安保」しか論じない時点で松竹は「バカか不誠実か」どちらかとしか理解できない。どっちであれ松竹がろくでもないゴミ、カスであることに変わりは無いのですが。
 なお、あえて言えば「共産党の独自性」よりも「野党共闘」や「連立政権入り」が大事なのかという問題もある。
 過去の連立においては(万年与党自民、最大野党立民*1を除けば)今も存在してる「連立参加政党」は「自社さ連立の社民党」「自公連立の公明党」だけで「自社さの新党さきがけ」「民主党政権国民新党」は消滅しました。それは連立入りしたモノの「最大与党に自党の政策を飲ませることができず支持者の失望を招き、離反されたから」でしょう。そういう意味で俺は松竹ほど「野党共闘」や「連立政権入り」を重視していません。それよりも大事なことは「共産党の独自性」です。「政権入りのために独自性を捨てた」と支持者から反発を買い、離反されるようではかえって党勢が衰退し本末転倒です。

*1:政権与党当時は民主党ですが