袴田死刑囚救援議員連盟が院内集会(2023年3/7日記載)

【追記】
東京高裁で、袴田巌氏の再審が決定した(袴田事件の現場にも行ってみようと思う) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 ということで再審決定が出たことをまずは素直に喜びたい。
【追記終わり】

袴田さん姉「再審開始を」 13日の高裁決定前に議員集会 - 産経ニュース2023.3.6
 静岡県出身で連盟会長の自民党塩谷立*1衆院議員は「(ボーガス注:1936年生まれの86歳*2という)巌さんは高齢であり、再審開始決定を早く出すべきだ」と述べた。

「司法が誤りを犯すこともある」国会議員が検察批判 再審求める袴田死刑囚支援で集会 13日可否判断|FNNプライムオンライン2023.3.6
 塩谷立議員は、「釈放後も審理が続き、元被告は本当の意味ではまだ釈放されていない」と検察の姿勢を批判しました。
◆救援議員連盟塩谷立会長
「司法の判断を尊重しなければなりませんが、司法が誤りを犯すこともあり、そうした被害者のために救援していくことは議連の趣旨」

赤旗袴田さん救済しよう/議員連盟が院内集会2023.3.7
 議連会長の塩谷立(りゅう)自民党衆院議員は「支援団体からの要請を受け、私たちも行動していきたい」と応じました。

 「事件が起こった静岡が選挙区」とはいえ「安倍派世話人会代表、安倍派会長代理」で

◆安倍派会長代理の下村*3政調会長
参院安倍派会長の世耕*4自民党参院幹事長
◆安倍派副会長・事務総長の高木*5自民党国対委員長
◆西村*6経産相
◆萩生田*7自民党政調会長
◆松野*8官房長官

といった世話人会メンバーと「安倍派の跡目争い」をしていると見られている塩谷が議連会長とは意外です。
 安倍派の中では「比較的まともな人間」なのかもしれない。
 なお、塩谷以外では「静岡選出の国会議員」では

「一日も早く自由の身に」 袴田さん救援議連 都内で集会|あなたの静岡新聞
 支援団体は議連の塩谷立会長(衆院比例東海*9)に対し、斎藤健*10法相宛ての要請書を手渡した。
 県内関係では(ボーガス注:塩谷議連会長の)他に、深沢陽一氏*11衆院静岡4区)、源馬謙太郎*12衆院静岡8区)、平山佐知子氏(参院静岡選挙区)が(ボーガス注:議連の院内集会に)出席した。

とのこと。深沢が「塩谷と同じ自民党(なお、塩谷が安倍派、深沢は岸田派)」、源馬が立憲民主党、平山*13が「首相指名選挙では岸田に投票したが、一応無所属」です。
 この4人以外は静岡県選出国会議員(例は誰でもいいですが、例えば静岡5区の細野)は出席しなかったのかと思うと残念ですが、一方で「大臣、三役経験者の塩谷を除けば大物議員とは言いがたい」とはいえ4人の静岡県選出国会議員が出席したことは「出席ゼロ」に比べればいいことです。

*1:麻生内閣文科相自民党総務会長(谷垣総裁時代)、選対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*2:1936年 - Wikipediaによれば1936年生まれの著名人としては長嶋茂雄巨人終身名誉監督福田康夫元首相、ベルルスコーニ元イタリア首相などがいる。

*3:第二次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)、政調会長(菅総裁時代)など歴任

*4:第一次安倍内閣首相補佐官、第二次、第三次安倍内閣官房副長官、第四次安倍内閣経産相など歴任

*5:第三次安倍内閣で復興相

*6:第四次安倍、菅内閣経済財政担当相などを経て岸田内閣経産相

*7:第四次安倍、菅内閣文科相、岸田内閣経産相などを経て自民党政調会長

*8:第三次安倍内閣文科相

*9:塩谷がこのように書かれてるのは「小選挙区に立候補しなかった」ということではなく「小選挙区では野党共闘候補(ちなみに静岡8区選出で、皮肉(?)にも袴田議連院内集会で同席した立民の源馬)に敗れ比例復活した」と言う意味です。

*10:第三次安倍内閣農水相などを経て岸田内閣法相

*11:岸田内閣で厚労大臣政務官

*12:立憲民主党副幹事長(国際局長兼務)

*13:1971年生まれ。1999年4月、NHK静岡放送局のキャスター採用試験に合格し入局。2001年から夕方のニュース「たっぷり静岡」のメインキャスターを務めるなど、足掛け16年間勤務。2014年4月よりフリー。2016年7月の参議院議員選挙静岡県選挙区に民進党公認で立候補し初当選(なお、2022年選挙でも再選)。民進党内では細野派(細野も静岡選出)に所属。2017年9月28日、先に民進党を離党した細野豪志(野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)など歴任、現在は自民)を応援するためとして離党届を提出。10月30日、同じ民進党出身で無所属の藤末健三参議院議員(野田内閣で総務副大臣、現在は自民)と新会派「国民の声」を結成。2018年10月22日、国民の声が解散し、無会派となった。2019年2月25日に院内会派「無所属クラブ」に入会。2019年7月30日には無所属クラブが解散し、無会派となった。細野との関係や、首相指名選挙での岸田への投票から「将来の自民党入り」が噂されるが現時点では、平山はその可能性を否定している(平山佐知子 - Wikipedia参照)。