今日の産経ニュースほか(2023年3/13日分)

菅前首相 萩生田政調会長らと会談 少子化対策などで意見交換 | NHK
 TBSラジオ森本毅郎スタンバイ」ではコメンテーター「山田惠資氏」は「岸田首相の指示で会い、政調会長として岸田支持を要請した」のではなく

 ポスト岸田(その際には総裁選に出馬)を見据えて、また「安倍派会長就任」をもくろんで萩生田が菅に接近

であり、岸田や「安倍派関係者(萩生田に近い人間は除く)」はむしろ「萩生田に不快感」を持ってる、と分析していましたが果たしてどうなるか。


袴田さんの再審開始認める決定 最高裁の差し戻しで東京高裁 - 産経ニュース
 東京高裁で、袴田巌氏の再審が決定した(袴田事件の現場にも行ってみようと思う) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)と同様にひとまずは素直に喜びたい。なお、この件では検察寄りの記事が多い産経ですら、【主張】袴田さん再審へ 検察は「引き返す勇気」を - 産経ニュースです。まあ証拠の着衣は捏造か 「みそ漬け実験」で検討 袴田事件 - 産経ニュースが書くように警察による証拠捏造の疑いが指摘されてますからね。


維新・清水議員を不起訴 政治資金規正法容疑 - 産経ニュース
 「維新=自民党の補完勢力」なので、自民に忖度して起訴を手控えたのかと疑いたくなります。


「『小1の壁』に向き合う」 育児と仕事の両立へ首相 参院予算委要旨 - 産経ニュース
 何処まで本気かはともかく岸田ですらこういうのに「安保バカ」松竹には「どんだけ育児問題とか、安保以外に興味ねえんだよ」「岸田と比べても論外、問題外の存在、それが松竹」「どう見ても政治家の器ではない」と心底呆れます。


政治家女子48党浜田氏が再び共産批判 「暴力革命方針を堅持」 - 産経ニュース
 反共暴言は論外ですが、それとは別に「政治家女子」云々と命名しながら「女性政治家の姿が目立ってるわけでもない」のだから全くNHK党らしい支離滅裂さです。


立民、追及路線に回帰 高市氏の苦戦に官邸も懸念 - 産経ニュース
 産経らしいアホさですが「疑惑を追及する」のは当たり前の話です。
 そもそも産経も「細川首相の佐川ヤミ献金疑惑」「鳩山首相故人献金疑惑」「小沢民主党幹事長の西松建設疑惑」は自民と共に叩いていたくせに良くも言ったもんです。


「巨星墜つ」 共産が大江健三郎氏に哀悼の意 - 産経ニュース
 大江を毛嫌いするウヨでも無い限り、別に左派の立場でなくても大江は巨星でしょう。
 なお、

【産経抄】3月14日 - 産経ニュース
「日本の自衛隊憲法違反であり、従って全廃しなければならない」。
 大江さんの自衛隊論には、まったく同意できなかった。
▼平成6年にノーベル文学賞を受賞した際は、日本人として素直にうれしかった。もっとも、まもなく失望に転じる。なぜ、文化勲章を拒否しなければならなかったのか。
▼「日本の若者が海外で人を殺し、殺されることになる」。
 集団的自衛権行使容認に反対する集会での大江さんの発言を知ると、頭に血が上ったようだ。
「小紙でもお読みになって、もう少し国際情勢を勉強されてはいかがかな」。
 コラムをこのように締めくくったら、案の定抗議が殺到した。

として大江に悪口する産経ですら

 58歳の若さで世を去った元エリート外交官の西山健彦さんの葬儀を取材した時だ。大江さんの講演に西山さんが鋭い質問を飛ばして以来、2人は親交を深めてきた。友との語らいに「文学の世界では見いだせなかった堅固な充足感」が満たされたという。大江さんの弔辞には、心の奥底から感動した

として「悪口で終わらせない」事が興味深い。やはり巨星に対する遠慮があるのか。
 なお、理由は様々ですが

文化勲章 - Wikipedia
河井寛次郎(陶芸):1955年(昭和30年)
 名利を求めない信条を貫いて辞退。河井は自身の作品にも銘を入れないほどこの姿勢に徹底しており、人間国宝芸術院会員への推薦も同様に辞退している。
熊谷守一(洋画):1968年(昭和43年)
 「これ以上人が来てくれては困る」と辞退。1972年(昭和47年)の勲三等叙勲も辞退。熊谷は孤高の画家として有名で、来客を一貫して避けていた。
大江健三郎(小説):1994年(平成6年)
 ノーベル文学賞の受賞発表を受けて文化勲章の授与と文化功労者としての顕彰が決定したが、「民主主義に勝る権威と価値観を認めない」と文化勲章そのものを否定して受章を辞退。
 但し、「アルベール・カミュ(1957年ノーベル文学賞受賞)」「サルトル(なお、サルトルは公的な賞は全て辞退しており、1964年のノーベル文学賞も辞退)」といったノーベル文学賞受賞者が辞退したフランスのレジオンドヌール勲章は受賞している。
 慣例として、ノーベル賞受賞者文化勲章未受賞の場合は、文化勲章が贈られるが、2017年(平成29年)にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ文化勲章が贈られなかった。政府はイシグロが文化勲章を受賞しなかった理由をコメントしていない。
杉村春子(舞台演劇):1995年(平成7年)
 「文化勲章は一番大きい勲章で、今後も出演を続けたいのに、もらえばおしまいになるような気がする」「戦争中に亡くなった俳優を差し置いてもらうことはできない」と辞退。
 公になっている辞退者は以上の4名である。

ということで「大江を含む」以上の人物が文化勲章を辞退しています。