憲法世論調査を読む(2023年5月3日記載)

現政権下で改憲「反対」47% 1年で賛否逆転 毎日新聞世論調査 | 毎日新聞2023.5.2

 9条を改正して自衛隊の存在を明記することについては、「賛成」が55%で、「反対」の31%を大幅に上回った。

 近年「自衛隊明記」賛成が増加してるのはおそらく「ウクライナ戦争の影響」なのでしょう。
 以前も別記事で書きましたが「ロシアの苦戦」は「(日本に限らず)ああした対外侵攻の可能性が低いこと」を示してるので「げんなり」です。
 とはいえ「同業他社の調査」とも比較しないと何とも言えませんが

 支持政党別に見ると、自民党支持層では「賛成」が6割、「反対」は2割弱*1だったが、公明党支持層では「賛成」、「反対」のいずれも4割*2程度だった。立憲民主党の支持層では「反対」が「賛成」を大きく上回ったが、日本維新の会の支持層では「賛成」と「反対」が拮抗した。「支持政党はない」と答えた無党派層では「賛成」が2割強に対し、「反対」は5割強だった。

と言う点は興味深い。
 維新支持層ですら「賛成と反対が拮抗」というのは、「維新支持=必ずしも維新の極右性の支持ではない」のでしょう。
 まさに維新の嘘の例。維新の悪政を漂白して維新ロンダリングをする不甲斐ない報道業者。 #維新に騙されるな #マスメディアへの不満 #マスメディアへの不信 - 村野瀬玲奈の秘書課広報室ということなのでしょう。
 また立民支持層では「反対が上回った」のに、ここしばらくの「泉立民」は「改憲右翼・維新」へのすりよりですからね。
 支持層の期待と逆のことをやれば今の低迷も当然でしょう。
 また「無党派層=反対5割」というのも護憲派としては嬉しいところです。この無党派層をどう護憲派(共産、社民など)が「得票」など具体的な成果にできるかが問題ではありますが。

*1:自民党も随分極右化したもんです。

*2:自民党に比べればましとはいえ、長い自公連立で、公明党もかなり右傾化していますね。