今日のロシアニュース(2023年5月4日分)

ロシア下院議長は戦術核の使用を提案…無人機攻撃巡り「報復」で強硬論 : 読売新聞
 勿論、この下院議長は「与党統一ロシア所属」で

ヴャチェスラフ・ヴォロージン - Wikipedia参照
 2010年10月21日に副首相兼官房長官だったセルゲイ・ソビャーニンがモスクワ市長に転出したことを受け、後任(副首相兼官房長官)に就任。2011年12月27日に大統領府第一副長官に就任。
 2012年ロシア大統領選挙では、プーチン陣営の選挙対策本部長に就任。

というプーチンに近い人物の一人です。


ワグネル代表 “活動継続に必要な弾薬 供給を約束された” | NHK | ウクライナ情勢
 「弾薬の補給がないから撤退する→補給があったから残留」発言を
1)本気で撤退する気だったので、それでは困るロシア軍が慌てて弾薬補給
2)本気で撤退する気はなく、「ワグネルの地位を高める」ためのロシア軍に対するハッタリだが、マジで撤退されたら困るロシア軍が慌てて弾薬補給
3)ハッタリであることはロシア軍を見抜いていたが、ワグネルと関係を悪化させることはプラスでないと思い弾薬補給
4)その他
のどれと見るかで話は変わってきます(例えば、1)だとかなりロシア軍の戦況が厳しい状況)が、我々、部外者にはわからないところです。


ロシア西部で車が爆発 ウクライナ侵攻支持の作家がけが | NHK | ロシア
 現時点では勿論、事件の詳細は不明ですが、ロシアの主張通り「ウクライナの犯行」なら、「民間人へのテロ行為」であり、その民間人が「ロシアシンパ」というだけでは、さすがに許される行為ではないでしょう。


ゼレンスキー氏も関与否定 クレムリン無人機攻撃 - 産経ニュース
 「こうした攻撃にはNATO(米英仏独)は否定的」と見られるのでゼレンスキーの関与否定発言が「事実かどうか」はわかりません。実際に関与しているとしても、公然と関与を認めればNATOとの関係が悪化しかねないからです。
 過去の

ロシア思想家の娘暗殺、ウクライナ政府の関係者が承認か 米当局が把握と情報筋 - CNN.co.jp2022.10.6
 アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘が自動車爆弾の爆発で死亡した事件について、米諜報機関ウクライナ政府の関係者が犯行を承認していたとみている。(ボーガス注:誰が承認したとみているのかは明かさなかったが)複数の情報筋がCNNに明らかにした。

ウクライナ、今春に露軍トップ暗殺計画「直前に彼は去った」…米は「対立が激化」と中止求める : 読売新聞2022.12.19
 ウクライナ大統領府のオレクシイ・アレストビッチ顧問は18日、露軍制服組トップのワレリー・ゲラシモフ参謀総長が今春、東部ハルキウ州に入った際、ウクライナ側が所在を察知し、殺害しようとしていたと明らかにした。
 ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、アレストビッチ氏の発言に先立ち、米当局者の話として、米側が「ゲラシモフ氏を殺害すれば、対立を急速に激化させる可能性がある」とウクライナに殺害計画の中止を求めたが、間に合わなかったと報じた。

を考えれば現時点では「ウクライナ政府犯行説」も可能性は否定できないと思います。まあ、いずれ誰の犯行か、分かるのでしょうが。
 なお、今のところ「ロシア国内の反ウクライナ感情を高め、プーチンへの求心力を強める」「この攻撃に対する報復を口実としたウクライナ攻撃実行」等を目的とした「ロシアの自作自演説」は「有力ではない」ようです(つまりウクライナの犯行かどうかはともかく自作自演ではない)。
 ゼレンスキーも「ロシアの自作自演」とは言ってないようです。


米国務長官、露の主張に懐疑的 クレムリン無人機攻撃 - 産経ニュース
 「ロシアの自作自演」とは明確には言ってないので「?」ですね。どう理解したらいいのかよく分かりません。


「無人機攻撃」は露の自作自演か 反体制勢力が関与との見方も - 産経ニュース
 タイトルが「ロシアの自作自演説と、ロシア内反体制派説犯行説では全然違うだろ、はあ?」ですが本文を読むと「ウクライナ犯行説に疑義を呈してる記事」ということはわかります。
 ならば「ロシアの主張するウクライナ犯行説に対し疑念あり」というタイトルにでもすべきでしょう。