「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年5/16日:島田洋一の巻)(副題:島田のLGBT差別に呆れる、ほか)

第20回 林外相の指示で首相と米外交委員長の会談キャンセル :: 島田洋一の先制攻撃 :: ウェブマガジン配信サービス「フーミー」

 5月7日の産経新聞に「岸田外交の品格 なぜ対中強硬派に冷たい」と題する私の寄稿文が載った。
 その中で、来日した対中ハードライナーのマイケル・マッコール下院外交委員長との戦略対話を、中国共産党政権を刺激することを恐れた岸田政権が意図的に避けたのではないかとの「疑念」を記した。
 その後、日程調整に直接関与した東京の日米外交筋に確認したところ、当初組まれていた岸田文雄首相との会談が、直前になって林芳正外相の指示でキャンセルされたとの証言を得た。外交的な大スキャンダルであり、由々しき事態と言わねばならない。

 「米国大使館のA氏」「外務省のB氏」など具体的な人物の証言ならともかく「東京の日米外交筋の証言」などという正体不明の代物では当然ながら
1)そもそもそんな証言は最初から存在せず島田の捏造、デマ
2)存在するが、その人物が島田に「オフレコ」を依頼したので島田が正体を明かせず、しかも「オフレコ」になった本当の理由は「完全なデマだから」
の疑いが否定できず、何の説得力もない。当然「キャンセルどころか最初からそんな会談予定はなかった」「会談予定がキャンセルされたが林外相とは関係ない」という可能性もあります。

島田洋一
 日本を壊す法案を進めようと動く孫の姿を、硫黄島で米軍と死闘を繰り広げた天上の栗林中将はどう見るのだろうか。
LGBT法修正案 自民が維新、国民に説明 両党、共同提出応じず | 毎日新聞
 自民党新藤義孝政調会長代行は17日、LGBTQなど性的少数者への理解増進を目的とする議員立法LGBT理解増進法案」の修正案について、日本維新の会と国民民主党に説明した。

 栗林が存命だとして「LGBT法案」をどう評価するか分からない(そもそも戦前にはそういう概念がない)のにまさに死人に口なしとはこのことだ(こんなことに黒澤明や中村哲を持ち出すな(呆れ)) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしょう。なお、島田が未だに「新藤政調会長代行の上司である萩生田政調会長(安倍派)をはっきりと名前を出して批判しない」のが滑稽です。過去に萩生田*1を「安倍の側近(第四次安倍内閣文科相)」として礼賛したために批判しづらいのでしょう。

島田洋一
 LGBT狂騒曲で多くの支持者が自民党から離れた。(ボーガス注:岸田総裁、茂木幹事長、萩生田政調会長等)中心的役割を果たした幹部らは、保守派の信を失った。しかもその「功」は、岸田首相がG7の場で「自民党LGBT法案を国会に出しました」と報告して、バイデン氏らから頭を撫でられたいというだけの卑小なもの。浅はかと言う他ない

 「保守派=島田等極右」の信頼はともかく「多くの支持者が自民党から離れた」ということはないでしょう。今時自民党支持層でもここまでLGBT差別者ではない。
 そもそもこんなことを言う島田も自民党内の極右議員に「LGBT法案が提出されても党執行部に公然と造反して反対票を投じろ、否決を目指せ」「除名されてもひるむな、この機会に保守新党を作れ」等と造反をけしかけるわけでもなければ、「自民党に失望した、他の右翼政党(維新、国民民主、参政、NHK党など)の支持に変える」でもないのでしょうから、結局「腰砕け」です。

島田洋一
 国会に議席を持つ政党中、女性や子供に害をなす*2LGBT利権法案に党として反対しているのが、誕生まもない参政党のみとは、日本政治の迎合体質は実に抜きがたい。

 参政党が「キチガイ右翼政党」ということが改めて明白です。
 なお「法律がないよりまし」で自民案に渋々賛成することはあり得ますが、
立民 岡田幹事長 LGBT法案 与党の修正案批判 超党派法案提出へ | NHK | LGBTQ
LGBT法 自民党修正案/ちゃぶ台返し許されない/小池氏会見
で分かるように立民や共産などは自民案に「内容が後退している」と批判的です。

島田洋一
 特別法は一般法に優先する、が法制の大原則。
 特別法たるLGBT利権法案が通ればトランスジェンダー*3の権利が女性の権利の上に置かれる。

 主張がデタラメすぎて唖然です。この島田の珍論なら「障害者関係の法律(障害者雇用促進法など)」は「障害者の権利を健常者の権利の上に置いてる」のか。
 「女性関係の法律(男女雇用機会均等法など)」は「女性の権利を男性の権利の上に置いてる」のか。

*1:第四次安倍、菅内閣文科相、岸田内閣経産相を経て自民党政調会長

*2:勿論そんな事実はありません。

*3:島田等ウヨ連中はLGBも勿論差別しているのですが「トランスジェンダー女性を詐称する変質者男性が女風呂や女子トイレに不法侵入」云々というデマが世間に受けていると勘違いしているのか、Tをやたらあげつらいます。もちろん「ならT抜きのLGB法案なら賛成するのかよ!」と言えば賛成しないわけです。