今日の産経ニュース(2023年5/29日分)

袴田さん再審めぐり検察側は再び立証方針示さず 2回目の3者協議開催 - 産経ニュース
 検察は無責任にもほどがあると思います。


【産経・FNN合同世論調査】内閣支持率50・4% サミット後も伸びず 衆院解散「再来年」最多32% - 産経ニュース
 1)内閣支持率が高いこと、2)「梅村の暴言」や「府議団長(当時)のパワハラ発覚」の後も政党支持率が「維新>立民」であることにはげんなりしますが「サミットのご祝儀効果」がなかったことは「不幸中の幸い」です。
 2)についていえば「三春充希氏などが批判する」ように、「泉の維新へのすり寄り」が最悪の結果になったと言うべきでしょう。このままでは「維新の最大野党化」「立民の崩壊」もあり得る。まずは「泉の代表辞任」ですが、その動きがないことには呆れます。本来なら参院選敗北時に泉を辞めさせるべきでした。


<独自>維新府議が2年連続で収支報告提出せず 過去にも発覚し一時離党 - 産経ニュース
 維新らしい無法ぶりでいつもながら呆れます。


維新・吉村代表「笹川府議は辞職すべき」 パワハラ問題、離党届は預かり - 産経ニュース
 といったところで現時点では除名するわけではないし、議員辞職勧告決議案を出すわけでもないのだから維新らしいデタラメさですが、批判を強め、議員辞職や党除名に追い込みたいところです。


岸田首相の長男、翔太郎秘書官を更迭 公邸内の不適切行動に批判 - 産経ニュース
 勿論更迭は当然ですが、バカ息子の無茶さをかばいきれないと判断したようですね。
 なお、これを「早期解散のために更迭した」と見るべきかどうかは何とも言えないでしょう。そもそも、「早期解散のため」だとしても、むしろ「かえって支持率低下」で解散延期(早期解散中止、見送り)の可能性もあるでしょう。
 

更迭の岸田首相長男は退職金受け取らず、ボーナスも支払われず 公邸内で不適切行動 - 産経ニュース
 「受け取れば袋だたき」は目に見えてるのである意味当然です。


【産経抄】5月29日 - 産経ニュース

 清掃員の日常を描いた映画「Perfect Days*1」で「平山さん」を演じた役所広司さん*2が、カンヌ国際映画祭で男優賞に輝いた。
 巨匠ヴィム・ヴェンダース*3監督がメガホンを取った作品なのだが、抄子もまだ見ていない。受賞まで配給元が決まらず、公開時期も未定である。いくつもスクリーンがある映画館でかかっているのは、無駄にカネをかけたCGが売りの洋画や(ボーガス注:『映画ドラえもんのび太と空の理想郷*4』(映画版第42作、東宝配給)、『名探偵コナン・黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』(映画版第26作、東宝*5配給)など)ヒットが約束されたアニメ*6だらけ。昔は目利きの興行師が、ゴロゴロいたのにどうしたことか。

 ベンダース映画のような「芸術映画」が日本では客の入りが悪く、そもそも上映自体が少ないことは以前からそうでしょう。
 「産経は何を言ってるんだ?」ですね。


トルコ大統領選で現職エルドアン氏が勝利 選管発表 - 産経ニュース
 1)第1回投票でエルドアンの方が僅差とは言えリード(事前予想では、ア)長期政権への飽き、イ)物価高騰(これはトルコだけでなく世界的にそうですが)、地震被害(欠陥建築の存在が被害を大きくしたとされる)で野党候補リードだったがそうならなかった)、2)第1回投票と同時に行われた国会選挙は与党が過半数(大統領選挙で野党勝利してもどれほど意味があるのかという沈滞ムードを野党側に生むと同時に与党側に「決選投票で勝つ」というやる気を作った)ということで「予想の範囲内」ですがエルドアン政権が続きそうです。
 それにしても「独裁的」とはいえプーチン政権と違い「国会野党を完全に体制内野党化」「一方で、新党(ナワリヌイなど)の動きは完全に弾圧」ではないようなのに、長期政権(2014年初当選、現時点で2期8年、今回の当選で3期12年)と「何故?」ですね。

*1:なお、役所広司主演映画と言えば『銀河鉄道の父』(宮沢賢治の父役)、『ファミリア』が今年2023年に公開されました(役所広司 - Wikipedia参照)

*2:1956年生まれ。1995年、『KAMIKAZE TAXI』(原田眞人監督)で毎日映画コンクール主演男優賞を受賞。1996年公開の主演映画『Shall we ダンス?』(周防正行監督)が大ヒットとなり、また1996年公開の主演映画『眠る男』(小栗康平監督)の演技が絶賛され、その年度の主演男優賞を総ざらいする。主演映画『うなぎ』(今村昌平監督)が1997年にカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞すると、1996~1997年の2年間で20以上の映画賞を獲得。日本を代表する俳優の一人となった(役所広司 - Wikipedia参照)

*3:1945年生まれ。1972年、友人でもあるペーター・ハントケ(1942年生まれ。2019年ノーベル文学賞受賞者)の同名小説を映画化した『ゴールキーパーの不安』でヴェネツィア国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞。その後も1982年に『ことの次第』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を、1984年に『パリ、テキサス』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを、1987年に『ベルリン・天使の詩』でカンヌ国際映画祭監督賞を、1993年に『ベルリン・天使の詩』の続編『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!』でカンヌ国際映画祭審査員グランプリを、1999年に『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でヨーロッパ映画賞ロサンゼルス映画批評家協会賞のドキュメンタリー映画賞を受賞するなど受賞歴多数(ペーター・ハントケ - Wikipedia参照)

*4:脚本は今年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の脚本等で知られる古沢良太映画ドラえもん のび太と空の理想郷 - Wikipedia参照)

*5:今年7月公開予定のジブリ映画『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)、8月公開予定の『クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』も東宝の配給であり、東宝が「ジブリ映画(但し、第1作『天空の城ラピュタ』、第4作『魔女の宅急便』は東映配給(スタジオジブリ - Wikipedia参照))」「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」「名探偵コナン」といった人気アニメ映画をドル箱化してることが分かります。

*6:アニメ映画を馬鹿にするのもいかがな物か。それにしても『名探偵コナン』(日本テレビ)、『クレヨンしんちゃん』『ドラえもん』(テレ朝)と「2023年公開の人気アニメ映画(今後の公開予定含む)」は「全てフジが無関係」なのでこうした文章が書きやすいと言うことはあるのではないか。とはいえ、「コナン」等ほどの「世代を超えた人気」はないとはいえ、2023年公開のアニメ映画『劇場版 PSYCHO-PASSサイコパス)PROVIDENCE』(配給は東宝)の元となったアニメ『PSYCHO-PASSサイコパス)』はもとはフジテレビ『ノイタミナ枠』で放送(第1期:2012~2013年、第2期:2014年、第3期:2019年)なんですが、多分この筆者は『劇場版 PSYCHO-PASSサイコパス)PROVIDENCE』について知らないのでしょう。もしかしたら『ノイタミナ枠』についても知らないのかもしれない。