「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年6/8日:島田洋一の巻)(副題:島田のLGBT差別に呆れる、ほか)

島田洋一
 次の選挙で支持しない自民党議員のリストを「新藤等(シンドーラ)のリスト」と呼んだ人がいた。
 逆に、LGBT利権法案に決然と反対票を投じた議員はしっかり支援したい。

 くだらない駄洒落はさておき

新藤義孝 - Wikipedia
 靖国神社へ毎年参拝している。平成研究会に所属しているが、平成24年自民党総裁選では清和政策研究会に所属する安倍晋三の推薦人になった。
 2011年8月1日、稲田朋美*1衆院議員、佐藤正久*2参院議員と共に韓国の鬱陵島へ向かおうとして、金浦国際空港で、韓国入管当局から出入国管理法第11条(「国益・公共の安全が侵害される恐れがある場合」)に基づき、入国拒否処分となる。
 2012年8月18日、19日、「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の国会議員や地方議員、右翼団体「頑張れ日本!全国行動委員会」、地元漁民ら約150人と共に尖閣諸島を洋上視察。
 青山繁晴櫻井よしこ*3西村幸祐などが呼びかけ、 2012年11月4日、米国ニュージャージー州の新聞「スターレッジャー」紙に掲載された「慰安婦意見広告」に賛同者として連名した。新藤は2013年5月の記者会見(当時、第二次安倍内閣総務相)で「慰安婦の強制連行は無かった」「慰安婦公娼制度の下で働いていた」といった意見広告の主張に賛同したと述べた。 

というウヨの新藤(現在、自民党政調会長代行)を「LGBT法案(勿論、立民・共産・社民案ではなく、維新、国民民主と修正合意した自民、公明案だが)支持」を表明*4しただけで随分悪口するもんです。これが「島田の支持する法案」なら「自民党執行部(特に島田が万歳する安倍なら)の決めたことが気に入らないなら離党しろ」でしょうが、今回は「自民党・岸田執行部独裁を許すな」だそうです(呆)。

島田洋一
 さすがは衆愚院。
日本語で議論する能力がないから、誰一人まともに定義できない(すなわち無限定に逆差別を招く)「ジェンダーアイデンティティ」で誤魔化す。

 「ジェンダーアイデンティティに賛成」は「自公維新、国民民主」の「四人組」であり「立民、共産、社民、れいわは賛成してない*5」ので「衆議院議員全体」を批判する島田は全く無茶苦茶です。なお、共産などは「性自認*6」と表現しています。 

島田洋一
 日本の法律において、中心概念を突如意味の曖昧なカタカナ英語に置き換えるとは、信じ難い不見識だ。
 性自認でも性同一性でもないジェンダーアイデンティティーとは何なのか。自民党議員の誰一人答えられないだろう。
 ふざけ切った話であり、即、廃案*7しかない

 意味不明な「ジェンダーアイデンティティー」ではなく「性自認」か「性同一性」と表現しろという点に限っては「島田と同意見」です。しかし昔は「ジェンダーフリー非難」からついには「フリー」のつかない「ジェンダー」にまで悪口していた自民が「ジェンダーアイデンティティー」ねえ(苦笑)。

島田洋一
 闇討ち的にLGBT利権法案を通そうとする自民党執行部。
 萩生田光一氏、高市早苗氏らにとっては決定的な勝負どころになる。
 はっきり阻止に動けば保守派の信を得るし、曖昧な態度を取り、あまつさえ賛成票を投じれば、完全に信を失う。

 経済安保相(高市)、政調会長(萩生田)と言った地位を犠牲にしてまで、彼らが島田らウヨの希望に応えて「岸田首相(総裁)、茂木幹事長」にLGBT法案問題で刃向かうとは思えませんし、高市らが希望通り動かなくても島田は「打倒高市、萩生田」とは恐らく言わずに黙りでしょう。
 せいぜい「反対票は投じないが、賛成票を投じるとウヨ支持層との関係が悪くなるので棄権で許して欲しい(高市等)→分かった(岸田等)」で「棄権したから許す(島田等ウヨ)」という茶番劇が一番ありそうです。

島田洋一
 阿比留瑠比氏が、安倍首相に直接聞いた言葉を月刊正論に書き記している。
「(岸田が総理総裁になって)自民党はリベラル化というより腰抜け化した」

島田洋一
 (ボーガス注:徴用工が働いていた)佐渡金山の文化遺産登録を進めると(ボーガス注:同様の問題が端島炭鉱(軍艦島)にもあって韓国ともめてるので)日韓関係が緊張しバイデンに怒られると岸田首相が盛んに気にしたため安倍氏が叱責*8したという(阿比留証言)。

 未だに「安倍の発言(勿論真偽は不明ですが)」なんか振り回すのかと心底呆れます。

*1:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相等を歴任

*2:第二次安倍内閣防衛大臣政務官、第四次安倍内閣外務副大臣等を歴任

*3:国家基本問題研究所理事長、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表という極右活動家

*4:政調会長代行という立場上、法案支持はある意味当然のことです(政府案であれ、議員立法であれ何であれ自民党が賛同する法案は基本的に全て政調会が了承する)。それにしても「萩生田政調会長(新藤政調会長代行の上司)」はまるで批判しない辺りが島田は滑稽です。「第三次安倍内閣官房副長官」「第四次安倍内閣文科相」時代に「安倍の側近」として持ち上げたので今更批判しづらいのでしょう。

*5:とはいえその反対理由は「逆差別(島田らウヨ)」などというデマではないですが

*6:なお、島田等ウヨは「性自認」と言う表現には否定的

*7:「維新、国民民主と自民の合作案」を廃案にした上で「自民党の当初案」か「立民、共産、社民案(あるいはそのベースとなった超党派案)」を可決した方がましというなら同感ですが、勿論島田は「LGBT法案はいらない」の立場です。

*8:「批判」「非難」でない辺りが島田らしい。