今日の朝鮮・韓国ニュース(2023年6月11日分)

【正論 本欄50年に思う】拉致解決への決意を新たにする モラロジー道徳教育財団教授・麗澤大学客員教授 西岡力 - 産経ニュース
 タイトルで想像がつくように「北朝鮮から絶対に取り戻す!」と空虚な精神論が叫ばれるだけで具体的な解決策は何一つ提出されない駄文です。それにしても肩書きが「巣くう会会長」でない点は謎です(麗澤大はモラロジーが母体の大学、モラロジー日本会議に参加してる右翼系の疑似宗教団体)。


韓国与党、中国人の投票権制限へ 「嫌中」取り込み - 産経ニュース
 明らかに中国人差別であり心底呆れます。


東京都墨田区の朝鮮学校が17日に学校公開 校舎改修費の寄付募る:朝日新聞デジタル
「政府が朝鮮人を差別する雰囲気を醸成している」 関東大震災100年 朝鮮人虐殺の国家責任を問う集会:東京新聞 TOKYO Web
 こうした記事には共感するのでひとまず紹介しておきます。


岸田首相 曽我ひとみさんらと面会で調整 拉致問題 | NHK | 拉致
 会ったところで拉致が解決するわけでもなく実に馬鹿馬鹿しい。


NHKの軍艦島映像、フィルムは戦後製 - 産経ニュース
 産経らしいくだらなさです。当然ながら「いつ番組を作ったか」は「強制徴用の有無やその違法性」とは全く関係ない(というか強制徴用の有無や違法性を否定しているのは産経らウヨだけで、まともな人間はそんなバカなことはしませんが)。
 そもそも戦前に「強制徴用について批判的に触れる番組作り」などできるわけもないでしょう。
 勿論、現在において戦後証言が「戦前証言」と誤認識されていたのならそれはそれで問題ですが「戦後の証言」で番組を作ったことは何ら問題ではないし、ましてや産経らウヨが強弁するように「強制徴用の有無や違法性」が否定されるわけでもない。。


最高裁決定から1年「早く撤去を」 群馬の森・朝鮮人追悼碑前で集会 - 産経ニュース
 こうした歴史捏造主義ウヨのふざけた言動には怒りを禁じ得ません。またこうしたウヨの妄言を助長した「最高裁不当判決」にも「在日の方々に申し訳ない」という贖罪や屈辱の思いを禁じ得ません。


<社説>日本人拉致問題 政府は帰国へ道筋示せ:北海道新聞デジタル

 帰国を実現するためには、あらゆるチャンネルを活用した直接対話が欠かせない。米韓との連携だけでなく、北朝鮮の後ろ盾である中国も含め、交渉の糸口を探る努力を丹念に積み重ねるべきだ。

 赤字部分は拉致問題に対応するのに、中国と仲良くしていて損はない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も指摘するとおり「当たり前の話」ですが、救う会は「会長の西岡、副会長の島田」等、「アンチ中国の右翼」でそれに家族会も迎合してるのだから呆れます。

 家族会などは2月下旬、全ての被害者の帰国が実現するなら日本政府が北朝鮮人道支援をすることに反対しないとした新たな運動方針をまとめた。
 家族の側から譲歩を打ち出したのは、一刻も早く解決への道筋を付けたいとの願いからだろう。

 「段階的、部分的帰国の容認」ならともかく、「即時一括全員帰国」という非現実的な条件(しかも『全員』に国内で40人以上も発見され、どう見てもまともな認定根拠がない特定失踪者と言うインチキが入っている)では家族会や救う会の態度はとても譲歩とは言えません。
 「事実上、結婚拒否」を意味するかぐや姫の「求婚者への難題」を「譲歩」と言うくらい馬鹿げている。
 そもそも「本格的経済支援」ならともかく「人道支援(例:コロナワクチン支援、食料支援等)」は「政府と、食糧難やコロナで困ってる庶民は関係ない」「敵に塩を送る(但し、あの上杉謙信の逸話自体は後世の創作のようですが)」という人道精神で無条件で行うべき物です(不正流用を防ぐモニタリングは必要ですが)。
 所詮、これが「北海道新聞の限界」なのでしょう。

 注目すべきは、協議を呼びかけた首相発言を受け、北朝鮮側が、日本の態度変更を求める条件付きながら「両国が会えない理由はない」との談話を出したことだ。

 「日本側が本気で交渉する気があるなら対応する」と言うだけの話です。北海道新聞のように大喜びできる話ではない。
 そもそも特定失踪者なんて「インチキ」を北朝鮮に持ち出すようでは「日本に交渉意欲が認められないから交渉しない」で終わることは今から目に見えています。問題は北朝鮮ではなくむしろ日本側にあります。