常岡浩介がリツイート
◆山下真琴
2024年2月3日に行われた「2・3チェチェン連絡会議シンポジウムより常岡浩介さんのお話
ウクライナでのチェチェン独立派の動向|チェチェン連絡会議
この原稿は2024年2月3日に行われた「2・3チェチェン連絡会議シンポジウム 侵攻から2年、ウクライナをめぐる課題と北コーカサス山岳民共和国連邦再興構想」の中でジャーナリストの常岡浩介さんが話された報告をまとめたものです。
本来なら常岡が自ブログThe Chicken Reportsで「シンポでの報告」について「説明記事」を書くべきでしょうに、そうしないのが本当に謎です。
そもそもウクライナでのチェチェン独立派の動向|チェチェン連絡会議て誰が書いたんでしょうか?。常岡本人か。それとも「常岡報告の文字起こし」か。さてウクライナでのチェチェン独立派の動向|チェチェン連絡会議にもコメント。
ウクライナに関しては、2014年のマイダン革命から2カ月くらい経ったころにロシアに編入されたクリミヤに入りました。その後2017年まで6回に渡ってウクライナに取材に行き、チェチェン独立派の人びとと会っていました。
というなら、「2014年~2017年のウクライナ入り」について、本でも書くべきでしょうに、そうした成果が常岡にないのはお粗末です。
常岡には『ロシア・語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)と言う著書はありますが、ウクライナについての著書は何もない。
それにしても
ウクライナ・侵攻1年 桑子真帆が現地取材で出会った市民たちの声 - クローズアップ現代 - NHK2023年2月20日
「戦地ウクライナの現実を直視せよ」日本人ジャーナリストが“現地取材” 侵攻され1年4カ月…首都キーウ・虐殺の街ブチャ・地雷に悩むハルキウ近郊の村、そして孤児たち | 特集 | 関西テレビニュース | ニュース | 関西テレビ放送 カンテレ2023年6月21日
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻からまもなく1年4カ月がたつ。世界の戦地で活動するフリージャーナリストの西谷文和さん*1が5月、ウクライナを取材した。
記者に聞く ウクライナ現地取材と報道の課題 | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)2023年07月25日
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻開始前から現地で取材を重ねてきた朝日新聞国際報道部の喜田尚さん、ジャーナリストの古川英治さん*2と昨年5月に現地取材した日本テレビ放送網国際部担当副部長の横島大輔さんが登壇。
【ウクライナ現地取材:玉本英子】戦禍の現実“最前線の街”では | 日曜スクープ | BS朝日2023年8月13日
アジアプレス所属のジャーナリスト、玉本英子さんが戦禍のウクライナを現地取材しました。
「日本が同じ立場なら」との思いでウクライナを取材 ボーン・上田賞受賞の遠藤良介記者 - 産経ニュース2024.3.6
“兵士の生の声を伝える” ウクライナで前線取材を続ける日本人記者に聞く - 国際報道 2024 - NHK
(「国際報道2024」で2024年3月7日に放送した内容です)
ウクライナの英字紙「キーウ・インディペンデント」の記者、寺島朝海さん、23歳です。
ロシアによる軍事侵攻以降、前線でウクライナ軍を取材。過酷な戦闘に従事する兵士たちの生の声を伝えていることが高く評価され、去年(2023年)、国際報道で優れた成果をあげた記者に贈られる「カート・ショーク賞」を受賞しました。
軍事侵攻から2年。命がけで取材を続ける寺島さんが伝えたいこととは。
その思いを酒井美帆キャスターが聞きました。
(中略)
人的被害について公表を避けたいウクライナ軍から抗議の電話がかかってくることもあるといいます。
寺島さん
『 (批判してくる人は)『ウクライナはうまくいってる』、『勝利に向かって進んでいる』、そういう記事を書いてほしいんです。ちゃんと現実のことは書かないと現実から遠ざかって、自分のファンタジーワールドに住んでしまうから。たぶん、それはすごい危ないと思います。』
のような「2022年のロシアの侵攻以降にウクライナ取材してる人間(勿論、上記は一例であって彼らで無くても良い:なお、上記は「ウクライナ取材、日本人」でググってヒットした記事にすぎず、小生が彼らを高評価してるというわけではない)」ならともかく
常岡浩介 - Wikipedia
2019年1月にイエメン入りしようとした際、経由地のオマーンで入国を拒否され強制送還された。その後、スーダン経由で再度イエメン入りを試みたところ、2月に、旅券法の「渡航先の法規で入国を認められない場合、返納を命じることができる」とする規定により、外務省から旅券返納命令を受けた
ということで「2019年2月の旅券返納命令以降は海外取材に行けない(当然、2022年2月の侵攻以降はウクライナ入りしてない)」という常岡に何で話をさせるのか、謎です。
「チェチェン連絡会議関係者が、常岡とは以前から親しい関係にあるから」という完全に「個人的なつながり」で話をさせてるという「馬鹿げた、くだらない話(つまりはただの身びいき)」では無いのか。
常岡浩介
エマニュエル*3大使が自分の「裁量」で「勝手に」やったようですね。本国に相談して判断を仰がなかっただけならまだしも、報告すらしていないとは。
長崎式典欠席「把握せず」 米ホワイトハウス:時事ドットコム
ジャンピエール*4米大統領報道官は7日の記者会見で、エマニュエル駐日大使が9日に長崎市で開かれる「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」を欠席することを問われ、「この特定の問題を把握していなかったので、何が起こったかを正確に確認したい」と述べた。
常岡浩介
エマニュエル大使、東北震災の際に米軍が作り上げた日米の信頼関係を汗一つかかずに長崎の一発でぶっ壊す*5ところが実に有能ですね
常岡は「全てエマヌエルが悪い、奴の暴走」でバイデン政権をかばいたい*6ようですが「森友問題は全て財務省が悪い(安倍首相は悪くない)」並の強弁で、「そんな訳ねえだろ」て話です。もしそうなら米国政府は彼を大使から既に更迭してるでしょう。また「エマヌエルのスタンドプレー」だったら「G7諸国(英仏独伊カナダ)やEU大使」まで彼に同調しないでしょう(勿論、G7諸国大使にしても本国の了解を得ており、大使のスタンドプレーではないでしょう)。
日本国内において「長崎市を支持し、米国を批判する声」が強いことに焦った米国政府が逃げを打ってるだけでしょう。
「米国への批判をかわすにはエマヌエル更迭やむなし」と見れば更迭するでしょうが、そこまでの必要は無いと見ればこれ以上、米国は何もしないでしょう。
また仮に大使を更迭したところで「荒井*7首相秘書官(経産省から出向、差別発言で更迭)」が
荒井勝喜氏、経済産業省が昇格人事…同性婚カップルが「隣に住んでいたら嫌だ」発言で更迭 : 読売新聞2024.6.25
経済産業省は25日、大臣官房審議官(通商政策局担当)の荒井勝喜氏を、通商政策局長に昇格させる人事を発表した。
荒井氏は首相秘書官を務めていた昨年2月、取材源を明らかにしないオフレコ前提の記者団の取材に「(同性婚カップルが)隣に住んでいたら嫌だ」と発言。岸田首相が更迭し、大臣官房審議官に事実上、降格していた。
ということでほとぼりが冷めた頃に通商政策局長に出世したように、いずれ復権するのが落ちでしょう。
また、仮に「エマヌエルのスタンドプレー」だとしてもそんな無茶苦茶な人間を大使にしたという任命責任がバイデンにはあります。常岡のように「バイデンは悪くない」といえる話ではない。
*1:著書『南ア・ボスニア・カンボジア』(1997年、ウィンかもがわ)、『報道されなかったイラク戦争』(2007年、せせらぎ出版)、『戦場からの告発:アメリカがイラクにこだわる5つの理由』(2008年、せせらぎ出版)、『オバマの戦争』(2010年、せせらぎ出版)、『戦火の子どもたちに学んだこと:アフガン、イラクから福島までの取材ノート』(2012年、かもがわ出版)、『後藤さんを救えなかったか』(2015年、第三書館)、『戦争のリアルと安保法制のウソ』(2015年、日本機関紙出版センター)、『「テロとの戦い」を疑え』(2017年、かもがわ出版)、『戦争はウソから始まる』(2018年、日本機関紙出版センター)、『こんなものいらない! 消費税、戦争、そしてカジノ』(2019年、日本機関紙出版センター)、『西谷流地球の歩き方(上)(下)』(上が2019年、下が2020年、かもがわ出版)、『ウクライナとアフガニスタン』(2022年、日本機関紙出版センター)、『イスラエル、ウクライナ、アフガン戦地ルポ』(2024年、かもがわ出版)、『お笑い維新劇場:大阪万博を利用する「半グレ」政党』(佐高信氏との共著、2024年、平凡社新書)等
*2:日本経済新聞モスクワ特派員、国際部次長(編集委員兼務)等を経て現在はフリー。著書『破壊戦:新冷戦時代の秘密工作』(2020年、角川新書)、『ウクライナ・ダイアリー』(2023年、KADOKAWA)
*4:初の「LGBTをカミングアウトした黒人のホワイトハウス報道官」(カリーヌ・ジャン=ピエール - Wikipedia参照)
*5:「エマヌエルの欠席」に関係なく「米軍基地被害」など様々な問題で米国政府に批判的な人間はいくらでもいるでしょうに常岡らしいアホさです。
*6:ということは常岡は長崎市の判断(イスラエル招待せず)を是として、「G7大使の欠席」を非とするのでしょう。
*7:経済産業省商務情報政策局情報通信機器課長、情報政策課長、大臣官房総務課長、商務情報政策局長、首相秘書官等を経て通商政策局長(荒井勝喜 - Wikipedia参照)