inti-sol氏と立民党を批判する(副題:アンチ維新の立民支持者にとっては「またまた残念な事態です(維新にすり寄る立民党)」)(2024年8月23日記載)

またまた残念な事態です | inti-solのブログ - 楽天ブログ
 紙屋除名問題で予想通りに共産党執行部に悪口するinti-sol氏です。
 なお、紙屋解雇を不当呼ばわりするinti-sol氏ですが「一般企業」ならともかく「政党職員」ですからね。反党行為で除名された人間を雇用するのはむしろおかしいでしょう。他党もそんなことはしないのではないか(除名それ自体を不当と非難するなら別*1ですが)。

 「紙屋研究所」の漫画評論は時々読んでいましたが、共産党員という認識はほとんどなかったので。安倍元首相のモリカケ疑惑の際、「ご飯論法」という言葉の発案者が紙屋氏であることを知って読み始めたものの、予想に反してそこに党派性を感じさせるものはほとんどありませんでした。

 マンガ評論だけ読んでれば、そう思うんですかね?。紙屋の文章なんて「松竹擁護の駄文」「党への当てこすりや恨み節」以外「ほとんど読んでない」のでよく知りませんが。
 ちなみに紙屋については以下の駄文を書いているので一応紹介しておきます。
紙屋研究所(紙屋高雪こと神谷貴行)』に突っ込む(2023年12月17日記載) - bogus-simotukareのブログ

松竹伸幸&紙屋研究所に悪口する(2024年5/11日分) - bogus-simotukareのブログ
「台湾住民の民意尊重」と「一つの中国」原則 - 紙屋研究所
 紙屋が「台湾有事は起こりうる」とバカ抜かしてるのには
金門島住民の状況が、中台危機(中台有事)が起きる蓋然性の実情ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
韓国(民)同様、台湾でも中国の台湾侵攻などというものを本気で警戒してはいないのだろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
でも読めと言いたいですね。
(以下略)
冤罪 - かみや貴行のブログ 1%でなく99%のための福岡市政を
 勿論(?)、冤罪とは袴田事件などではなく「俺を松竹シンパとして福岡県党(紙屋が所属)は迫害してる、冤罪だ」という悪口雑言です。
 「だったらとっとと離党しろよ」としか言い様が無い。何のためにこのバカ(神谷)は党に在籍してるのか(呆)。党への在籍は義務じゃないんですが。
(以下略)

 まあ、マンガ評論限定であっても、党専従職員だった男の文章が「党派性(政治性)をほとんど感じなかったら」むしろまずいんじゃねえの?と思いますが。
 紙屋がどんなマンガを評論してるか知りませんが、健康で文化的な最低限度の生活 - Wikipedia小学館ビッグコミックスピリッツ』に連載、生活保護がテーマ)等、社会問題を取り上げたマンガもあるわけですからね。

 それでも、以前に共産党に二度と票は投じない、と宣言したのは早々に取り消し、熱意低めながら、今後も2票に一票くらいは票は投じると思いますけどね。少なくとも自民、維新、国民民主よりはマシですし、あのような立ち位置*2の左派政党*3は必要である、というのが私の信念ですから。

 「少なくとも立民よりはマシ」と書かない辺り「ああ、やっぱり立民支持者なのね(社民連出身の菅*4最高顧問、社民党出身の辻元*5代表代行など立民党リベラル派に期待してる?)」ですね。
以前

今日の産経ニュースほか(2024年8/20、21日分) - bogus-simotukareのブログ
自民党勝利が約束されたみたい | inti-solのブログ - 楽天ブログ

 有権者は、自民党の不祥事、失政を、首相が退陣表明しただけで、すぐに忘れるのです。その代わり、民主党の不祥事、失政は10年経っても決して忘れませんが(笑)

とはinti-sol氏もどんだけ民主党(現・立民党)に甘いのか(しかし共産には異常なまでに厳しい)。「立民を評価しない」俺ならこんな「立民に甘い文章」は書くどころか思いつきもしません。
 「沖縄基地県外移設」「消費税増税はしない」と野党時代に言いながら、「鳩山政権誕生後、すぐに公約を反故にし、反対した福島少子化担当相(社民党首)を更迭し、社民党を政権から離脱させる」「野田政権時代に自民党と消費税増税に合意する」ような連中に対しては俺はそこまで甘くなれませんね。「自民を利したくないから我慢はします(野党共闘も容認します)」が。

と批判しましたが、inti-sol氏は「異常なまでに立民に甘い」。俺とinti-sol氏の違いは1)立民への評価(立民批判はまるでしないinti-sol氏と立民へ悪口することが多い俺)、2)共産への評価(共産非難ばかりするinti-sol氏と、支持者として赤旗前衛記事の紹介などする俺)があるかと思います。
 なお、以前、

今日の産経ニュースほか(2024年8/8、9日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
維新 年金制度見直しへ 立民 長妻氏招き勉強会 | NHK | 年金(2024.8.8)
 勿論単なる勉強会の訳がない。政調会長という党幹部「長妻(鳩山、菅内閣厚労相など要職を歴任)」が未だに「第二自民党」維新に公然とすり寄って、共産に距離を置くのだから立民には心底呆れます。
 「アンチ維新」の俺としては「共産以外に支持できる政党がない」状況です(自民、公明、国民民主は勿論維新に批判的ではないし、維新に批判的ではあっても、社民やれいわは共産に比べ、「世論調査での支持率が低い」「議員数も少ない」、つまり「党勢が弱い」ので支持できない)。

ということで「維新主催の長妻勉強会」を拙記事で取り上げて立民を批判し、共産支持を改めて表明しましたが、今度は
立民・野田佳彦元首相、維新の勉強会講師に…代表選を視野に「連携見据えたもの」の見方も : 読売新聞(2024.8.20)
立民・野田氏、維新会合で講演 政治改革「一致点ある」 - 日本経済新聞(2024.8.23)
立憲・野田元総理「対話するだけでも与党には脅威」日本維新の会の勉強会に講師として参加 | TBS NEWS DIG(2024.8.23)
野田元総理 維新の勉強会で野党協力を呼びかけ(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース(2024.8.23)
ということで「維新主催の野田勉強会」だそうです。
 まあ、長妻勉強会の時に既に維新は「今後もこうした勉強会を開きたい」と言っていたので予想の範囲内ではありますが、維新批判派として「最大野党の体たらく」にげんなりします。
 アンチ維新の立民支持者(inti-sol氏やkojitaken、宮武嶺がそれにあたる?)にとっては「またまた残念な事態です」。
 宮武などは野田勉強会について以下の批判記事を書いていますね。

かつて民主党政権を壊した野田佳彦元首相が日本維新の会の勉強会で講師。「特に維新の皆さんとも協力して改革を進めていこうという呼び掛けなどをさせていただきました」。今こそ維新へ行き、そのまま帰ってくるな。 - Everyone says I love you !
 (ボーガス注:維新で勉強会する)こんな絵をマスコミに撮らせて平気、どころか立民代表選の選挙運動になると思っているところが救いがたい。
 野田佳彦元首相が2024年8月23日に日本維新の会の勉強会にのこのこ呼ばれて行って講師をしてきました。
 さすが野田氏は、国民の3分の2が反対した安倍国葬*6にものこのこ出かけて行って、そのあと衆議院での安倍追悼演説*7をゲットしただけのことはあります。
 野田氏は
「裏金事件に関わる今日的な問題のその問題意識の共有と、これからどうするかと。
 これは野党協力して、特に維新の皆さんとも協力して(政治)改革を進めていこうという呼び掛けなどをさせていただきました」
とも述べたんですが、この人はこの前終わったばかりの通常国会で、維新が自民党に助け舟を出して政治改革法案修正案を衆議院で(ボーガス注:立民、共産、れいわ、社民、国民民主が反対したのに)自民・公明・維新の賛成多数で可決・通過させたのをもう忘れてしまったんですか。
 野田氏でさえ、その内容を批判していたではないですか。
 そんな野田氏が立憲民主党代表選(9月7日告示、23日投開票)を巡り、維新の会へ出かけて行った8月23日に、出馬する方向で検討に入ったと報道されています。
 まず、8月26日にある立候補予定者への事前説明会に(ボーガス注:秘書など野田氏の)関係者を出席させるということです。
 つまり、日本維新の会が8月20日に野田氏を講師にとお願いする、23日に実際に野田氏が維新に行って講師をする、というこの全体構造がすべて野田氏の立民代表選立候補、いや立憲民主党乗っ取りプランの一環なわけです。
 実際に維新との連携を進めて立民への期待と支持率を落とした泉健太代表でさえ、維新の会の勉強会に行くなんてことはしたことがありません。
 維新が大好きな野田氏はマジで維新に去ってください。

 またまた残念な事態です | inti-solのブログ - 楽天ブログには「コメント投稿拒否設定*8」でコメントできないのでこちらに書いておきますが「維新にここまで悪口する御仁inti-sol氏」が『立民の党幹部』(長妻政調会長や野田最高顧問)が維新と勉強会*9を開いてもかつて民主党政権を壊した野田佳彦元首相が日本維新の会の勉強会で講師。「特に維新の皆さんとも協力して改革を進めていこうという呼び掛けなどをさせていただきました」。今こそ維新へ行き、そのまま帰ってくるな。 - Everyone says I love you !等と違い、「立民批判をまるでしない(一方で共産批判はやる)」つうのはどういう神経なのか。あまりにも立民に甘すぎないか。
 まさか「ただの勉強会で、維新と共闘を目指してるわけではない」「ただの勉強会なら維新相手に勉強会をしてもいい(ただの勉強会では無く、維新との共闘狙いであると誤解されてもいい:まあ誤解ではないでしょうが)」とはinti-sol氏も思ってないでしょう。野田が「維新以外の野党(共産、社民、れいわ)」に対してこんな勉強会講師をしたとは聞きませんし、時期が時期(立民党代表選直前)ですしね。
 読売の場合「維新応援団のウヨ=読売(社会部や家庭面はともかく少なくとも読売政治部はそうでしょう)」と言う点を割り引く必要はありますが、代表選を視野に「連携見据えたもの」の見方も(つまり野田が自らの代表選出馬を前提に維新との連携を目指してる*10、あるいは代表選に出馬しないが維新との連携を前提に『誰(泉や枝野など)を支持するか』代表選への対応を考えてる)という読売の見方は全くその通りでしょう。野田については「代表選挙出馬の噂」もある。
 実際に彼が出馬して、代表になれば、こんなことをやる野田では「ほぼ確実に」立民は共産、れいわ、社民、市民連合との関係を断ち、維新との共闘路線にシフトするでしょう。
 仮に出馬しなくても「現在、立民党最高顧問(また過去にも菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)等の要職を歴任)」の彼には一定の政治力がある。誰(枝野や泉など)が代表になるかという選挙結果や、選挙後の党執行部の方針に影響を及ぼしうるし、その結果が「維新との連携強化」「従来の野党共闘(共産、社民、れいわ、市民連合など)の終了」になりかねない。共産に悪口雑言ばかりしてないで少しは、かつて民主党政権を壊した野田佳彦元首相が日本維新の会の勉強会で講師。「特に維新の皆さんとも協力して改革を進めていこうという呼び掛けなどをさせていただきました」。今こそ維新へ行き、そのまま帰ってくるな。 - Everyone says I love you !のように立民批判したらどうなのか(とはいえ宮武も『立民党で悪いのは、維新にすり寄る泉代表、長妻政調会長、野田最高顧問(元首相)など一部の右派だけだ(上で指摘しましたが長妻、野田は維新の勉強会で講師)』『出馬した枝野前代表などリベラル派が代表になれば、維新とはきっぱりと縁切りするだろうから問題ない』として立民党にはかなり甘いのですが、立民批判をまるでしないinti-sol氏よりはマシです)。
 もう俺としては「党外のソフトな支持者なので熱意低めながら、少なくとも自民、立民、維新、国民民主よりはマシですし、あのような立ち位置の左派政党は必要である→今後も毎回、共産に投票」と思いますね。ええ俺は「立民に異常なまでに甘い」inti-sol氏と違い、共産は少なくとも立民よりはマシだと思っています。立民党リベラル派にも全く期待していない。

*1:まあ、inti-sol氏は除名も不当と主張してはいますが

*2:政党助成金を受け取らず廃止を主張(社民、れいわは受け取ってる)」「天皇制廃止主張」「日米安保廃止主張」など共産の「どのような立ち位置」を評価してるのか具体的に書いて欲しいところです。

*3:inti-sol氏にとってどこが左派政党なのか書いて欲しいところです。なお、俺個人は「共産党」以外では「社民党」「新社会党」「沖縄社会大衆党」は左派だが「立民」「れいわ」は「左派とは言えない(せいぜい左派寄りの中道:立民の場合、野田最高顧問のような右派政治家が多数いるので、中道と言えるかも怪しい)」と見ています。

*4:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相を経て立民党最高顧問

*5:社民党では政審会長、国対委員長を歴任

*6:というか立民党は党方針としては国葬を批判していたし、泉代表も出席してないのですが

*7:「病死した大平正芳首相の追悼演説には、社会党飛鳥田一雄委員長が登壇した(語り継がれる追悼演説 政局の危機、転換も【政界Web】:時事ドットコム参照)」ということで通常、最大野党党首が演説するところ、泉ですら引き受けなかったのでしょう。

*8:こんな狭量な人間inti-sol氏がよくも「紙屋や松竹を受け入れないのは度量が小さい」などと共産に悪口できたもんです。単に彼が「紙屋や松竹の支持者」なだけでしょうに。俺は彼については心底軽蔑してるし、呆れてもいます。

*9:過去に立民に「日本に必要ない政党」等と悪口していた維新が「立民にすり寄る」のは「維新の支持率低下」が直接の原因でしょう。とはいえ「過去の立民への悪口」を考えれば「維新、立民双方の支持者」ともにこうした野合には必ずしも好意的ではないでしょうが。果たしてどこまでこうした野合が進むことやら。

*10:というか野田が出馬を考えてるなら「泉から俺が代表に代わっても維新との連携路線は変えない(維新に考えが近い党内右派へのアピール)」と言う話(維新との連携に否定的とされる枝野との差別化)では無いか。