「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2024年9/17日分:荒木和博の巻)

訂正のついでに【調査会NEWS3854】(R6.9.17)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
 命の重さ【調査会NEWS3853】(R6.9.16)|荒木和博ARAKI, Kazuhiroの続きです。

 石原さんは救う会島根の発足時から参加して、同会が活動を停止せざるを得なくなった後は東アジアネットワークを立ち上げて活動を続けました。

 いつ「救う会島根」が活動停止したか、何故活動停止したか書いてませんが、「2002年の小泉訪朝以降、拉致解決が進まない」中、「会員の減少」によるマンパワー、資金不足で自然消滅したのか、はたまた「石原ら救う会島根幹部による活動費の私的流用など、重大な不祥事が認定」されるなど何らかの理由で「救う会中央から除名された」のか。活動可能なのにあえて活動停止したわけでもないでしょう。「停止理由」を書かないのは「理由が何であれ」恥ずかしいと思ってるからでしょう。
 運動を続けること(会員を増やし、活動費用やマンパワーを確保しないといけない)がいかに大変かと言うことであり、「続けるだけ、継続するだけ」でも「ある意味立派」だと言うことです。
 「続けるだけ、継続するだけ」でも「ある意味立派」とは、例えば「kojitakenなど反共分子(恐らく、多くはブログを書くなどするだけの、ただの口舌の徒で、デモ参加、選挙応援などリアルの政治活動はしてない)が悪口する共産党」を想定しています。「デモ参加、選挙応援などリアルの政治活動は全くしてない、ブログで政治ネタを書いてるにすぎない口舌の徒」の俺は本当にそう思います。まあ、でも「ブログを書くだけでも何か政治的な意味があるのではないか」「いや政治的な意味が無くても俺の考えを書いて残しておきたい」と思って書いていますが。
 まあ、救う会など「拉致を口実に日朝国交正常化を妨害するだけの団体(従って拉致が解決しなくていい)」にすぎないのですが、「拉致が解決しないこと」で組織が衰退し、そうした衰退が理由なのか、はたまた不祥事等による救う会除名か、「島根の会」に至っては活動停止とは滑稽です。

 病気を持った人間の多い調査会では、そういう人たちによる「徳俵ブルーリボンの会」を作っています。「徳俵」は相撲の土俵の東西南北で少しだけ外にずらしてある部分のことで、「徳俵で踏みとどまる」というように、ギリギリで持ちこたえてうっちゃることを意味したものです。その代表幹事が石原さんでした。残念ながら力尽きてしまいましたが、志は私たち皆が共有すべきものと思います。それが自分にできる最大のご供養かと。

 作りたければ勝手に作ればいいですが
1)内輪受けでしかないし
2)拉致解決には全く関係ない
馬鹿馬鹿しい話です。


命の重さ【調査会NEWS3853】(R6.9.16)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro

 石原倫理調査会常務理事が亡くなったとの連絡が入りました。享年67歳。

 荒木の類友だから当然、極右です。
 石原倫理 - Wikipediaにも石原が務めた役職として「維新政党・新風福岡県幹事長」と言う記載があります。
 俺はそういう極右に対しては「死もまた社会奉仕(山縣批判派の石橋湛山*1山縣有朋*2死去時に言ったとされる言葉)」ということにしています。

 調査会の役員で亡くなったのは三宅博さん*3・藤沢忠将さん*4・上野一彦さんに続いてこれで4人目

 こんなお涙頂戴をしたからと言って共感するのは荒木の類友極右だけでしょう。

 「時間がない」とか軽々に言う人がいますが、本当に時間がないのです。

 拉致被害者とその親兄弟ならまだしも「はあ?」ですね。荒木ら自称「支援者」が何人死のうが「拉致被害者救出」と言う意味ではどうでもいい話です。

 9月15日、テレビ朝日系の「サンデーステーション」で田中実さん、金田龍光さんのことが放送されました。

 と荒木が言っても全然話題にはなっていません。むしろ「自民や立民の党首選挙」など別の話題の方が放送されている。
 そもそも政府も公式には田中氏、金田氏について「北朝鮮から話があった」なんてことは一度も認めていませんし。

 政府筋の話として番組の中で出ていたのは結局「世論が納得しない」という理由で受け取らなかったという話です。

 世論ではなく「家族会が」ですね(とはいえ家族会の反発が怖くて、そうは言えないのでしょう)。今の世論がそこまでアンチ北朝鮮かどうか。家族会が反対しないなら世論は反対しないでしょう。なお、今の「救う会言いなりの家族会」ではあり得ない話ですが「家族会が反対しない」なら救う会が反対しても政府は「受け取っていた」でしょう。
 それはともかく「受け取った」ら「帰国の意思を確かめて、帰国したいというなら帰国を受け入れる」のが筋でしょう。ところが家族会は「段階的帰国は絶対にダメ」と無茶苦茶なことを言っている。しかし「受け取った」のに「帰国を認めない」とは言いづらい。結局「即時一括全員帰国を家族会が主張してるから受け取れない」と言う話になったのでしょう。
 家族会の「段階的帰国は絶対にダメ」という主張がいかに有害か。
 まあ、政府がそんな家族会の主張「段階的帰国は絶対に認めない」を無視して「田中氏、金田氏の帰国」をさせれば良かった話ではありますが。

 気になったのは、北朝鮮側から「田中さん・金田さんを返したらこれでおしまいだ」というメッセージが出たという話が政府筋の発言として出ていないことです。

 これが
1)北朝鮮がそこまで言ったし、テレ朝に情報提供した人間(政府関係者?)もそこまで言ったがテレ朝があえて報じなかったのか
2)北朝鮮がそこまで言ったが、テレ朝に情報提供した人間(政府関係者?)はテレ朝にはそこまで言わなかったのか
3)北朝鮮がそもそも、そうは言わなかったのか
はこれだけではわかりません。
 また1)~3)だとしても、その理由は何か、例えば1)や2)の場合「家族会、救う会のテレ朝や政府への非難を恐れた」等の憶測はできるモノの、当事者が本心を語らない以上、憶測は所詮憶測でしかなく、当事者の真意は分からない。またそんな憶測をしても拉致被害者救出につながるわけでもない。荒木の行為は馬鹿げています。

 番組の中でも西岡力救う会会長が安倍総理から直接そう聞いたと語っています

 おいおいですね。多分「俺たち救う会は以前から田中氏、金田氏の話は政府から聞いて知っていた。何ら驚きではない」という虚勢でしょうが、仮にそれが事実なら「救う会として、田中氏、金田氏の帰国を妨害した」という不人情な話になることを西岡も「彼を会長とする救う会」も(そして救う会と交遊する家族会も?)何とも思ってないようで心底呆れます。
 勿論「虚勢」であり「安倍からそんな話はない場合(安倍が既に故人なので「死人に口なし」と考えた、あるいは今も存命でも安倍にとって触れたくない話なので安倍から「そんな話はしてない」という西岡への批判は来ないと見切った場合)」も「西岡は嘘つきである」という別の意味で問題です。
 いずれにせよ、こんな不人情なことを救う会会長が公言してるようでは、「救う会の個人攻撃」を恐れて救う会を批判しないにしても、まともな人間は一層救う会から距離を置くでしょう。

 言い方は悪いですが、横田めぐみさんや有本恵子さんが出てくれば「世論が納得」する、つまりそれで日本側が幕引きできる*5と考えたということでしょう。北朝鮮からのリストに横田めぐみさんや有本恵子さんらが載っていたとき「(ボーガス注:即時一括全員帰国の立場から、『他の政府認定拉致被害者(例:家族会事務局長・飯塚耕一郎の母である田口八重子さんなど)の名前が載ってない』から)これは受け取れない」としたとは到底思えません。

 上に憶測は所詮憶測でしかなく、当事者の真意は分からない。と書いたように、そんな憶測をすること自体が馬鹿馬鹿しいですが、政府はおそらくそうは考えてないでしょう(そして恐らく荒木も「政府に悪口するため」にそう言ってるだけで、本当はそのようには考えてないでしょう。「荒木の考え」は後述する「俺の考え」と同じではないか。)。
 「俺の考え」では仮に横田めぐみ氏や有本恵子氏の名前が出ても「即時一括全員帰国を家族会が主張してるから受け取れない。このリストには例えば田口八重子氏の名前がないではないか。全ての政府認定拉致被害者の名前を出してくれ(日本政府)」としかならなかったでしょう。そしてそれをめぐみ氏の家族(母親の横田早紀江や弟の横田拓也(家族会会長))や、恵子氏の家族(父親の有本明弘)も本心か「同調圧力によって渋々」かはともかく「自分の家族だけ帰国させるわけには行かない。飯塚事務局長の母親(田口八重子氏)など、他の政府認定拉致被害者も一緒に帰国できないと駄目だ」「とにかく段階的帰国は駄目だ」としてそうした政府方針を容認したのではないか。
 実際、そこで「段階的帰国OK(めぐみ氏や恵子氏の帰国OK)」とした場合には「私の母親(田口氏)が帰国してないのに段階的帰国を認めるのか(飯塚事務局長)」などの「帰国できてない政府認定拉致被害者の家族」の反発は容易に予想できます。
 家族会の「段階的帰国は絶対にダメ」という主張がいかに有害か。
 まあこれも仮に横田氏らの名前が出たとして家族会の主張「段階的帰国は絶対に認めない」を無視して「横田氏、有本氏の帰国」をさせれば良い話ではありますが。
 当初は家族会の「段階的帰国はダメ」に同調していても、実際に帰国すれば「横田一家」「有本明弘」もさすがに「めぐみ(恵子)には申し訳ないが段階的帰国否定の立場から会えない」と不人情なことは言わず、会うのではないか。そして彼らがめぐみ氏、明弘氏と会えば、「彼らが家族会や救う会と関係を絶たなくても」面会だけでも「家族会、救う会への打撃は大きい」でしょう。
 勿論面会を契機に彼らが関係を絶った場合はもっと打撃は大きい。
 俺が北朝鮮政府関係者なら「家族会切り崩し」「救う会の打撃」を狙って「田中さん・金田さん」ではなく「横田めぐみ氏」「有本恵子氏」の名前を出します。しかし今に至るも「横田めぐみ氏」「有本恵子氏」の名前が北朝鮮から出てきたという報道がないのは
1)彼女らの名前を北朝鮮が出したのに、政府関係者からマスコミへのリークがない
のではなく恐らく
2)そもそも北朝鮮が名前を出してないのでしょう。
 俺ですら思いつく「家族会切り崩し」「救う会の打撃」の策を北朝鮮が打たないことは、死亡理由が北朝鮮の発表通りかどうかはともかく、「横田めぐみ氏」「有本恵子氏」の死亡発表それ自体は正しいこと(めぐみ氏らは既に故人であること)を窺わせます。

 命の重さに違いはないはずです。そして時間に限りがあるならばどんなチャンスも逃さずに、できるところからやっていくというのが当然ではないでしょうか。

 荒木が本心からこう言ってるとはとても思えませんが「段階的帰国の何が悪いのか」という主張自体には同感です。
 そして荒木が命の重さに違いはないというなら「いわゆる日本人妻の帰国」も主張すべきでしょう。

 その手段は外交交渉はもちろんですがときには裏取引でカネを渡すことも、あるいは逆に自衛隊を使って救出することも、全てをオプションにしておかなければならないと思います。

 「裏取引でカネ」は本心ではなく「自衛隊を使って救出する」を正当化するための前振りにすぎない(とはいえ、それでも荒木が「裏取引でカネ」をついに言い出したことは興味深いですが)でしょうが、「裏取引でカネ」に俺個人は反対しません。
 と言うか実際には「表取引で金(西山記者が暴露した沖縄密約などとは違い、金の支出自体は公然と実施、但し、拉致とのバーターだとはあえて言わない)」、つまりは「経済制裁の解除」「国交正常化後の日本政府の対北朝鮮ODA」「国交正常化後の日本企業の進出」でもいいですが。
 なお、「自衛隊で救出」には俺は反対です。イランアメリカ大使館人質事件 - Wikipediaでの軍事作戦「イーグルクロー作戦」が失敗して、結局外交交渉で取り戻したことでわかるように「軍事作戦は居場所が分かっていても失敗の可能性がありリスキー(従って居場所が分かっていても俺は軍事作戦には反対です)」ですが、「居場所が分からない」のだからどうしようもない。
 荒木ら救う会のように「居場所が分かるはずだ」「分からないのは政府や自衛隊などにやる気が無いからだ」と悪口しても何がどうなる話でもない。
 「居場所が分かるはずだ」「分からないのは政府や自衛隊などにやる気が無いからだ」とは「米国相手でも勝てるはずだ*6」と無茶苦茶な認識で戦争に突入した戦前日本政府と似たような暴論でしかない。まあ荒木は「戦前日本政府」とは違い、本心ではないでしょうが。

 もちろん日本側に「全ての拉致被害者」のリストがない以上、最終的には全ての生存している拉致被害者を救出するためには北朝鮮の現体制を倒すしかないのですが。

 おいおいですね。
 第一に何でそこで北朝鮮政権打倒論を放言するのか。そんなことをしたら北朝鮮との外交交渉が成立しなくなり、外交交渉による拉致被害者帰国が不可能になる。そして外交以外での現実的な「拉致被害者帰国」はあり得ない(勿論、中露が経済支援してる以上、当面、崩壊の可能性が低いという問題もある)。
 第二に「例は何でもいい」ですが、例えば「1991年のソ連崩壊」後、「シベリア抑留者の全貌が全てすぐに明白になったか、抑留者の遺骨回収が順調に進んだか」と言えば以下の通りそんなことはない。

「重みある」遺骨 出征から76年、古里の孫に返還 シベリア抑留死 | 毎日新聞2021.12.14
 シベリア抑留中に38歳で戦病死した旧八田村(現南アルプス市)出身の清水神力(しんりき)さんの遺骨が13日、孫の菊原千春さん(51)に返還された。

シベリア抑留中に死亡 男性の遺骨が遺族のもとに 登米|NHK 宮城県のニュース2022.12.19
 第2次世界大戦後に、旧ソビエトに抑留され死亡した登米市出身の当時26歳の男性の遺骨が、19日、遺族のもとに返還されました。
 返還されたのは、終戦後、旧ソビエトのシベリアに抑留されている間に死亡した、櫻戸貫夫さん(享年26)です。

シベリア抑留の元日本兵 遺骨が安芸高田の遺族のもとに |NHK 広島のニュース2024.3.7
 終戦後、シベリアに抑留されて亡くなった元日本兵の遺骨が、DNA鑑定の結果、広島県出身の男性のものであることがわかり、7日、安芸高田市に住む遺族のもとに返されました。
 身元が確認されたのは、終戦後にシベリアに抑留されて現地で亡くなった、旧津田町、現在の廿日市市出身の松田宗三さんで、7日、安芸高田市に住む長男の妻の節子さんなど遺族のもとに遺骨が返されました。

 ソ連崩壊(1991年)から30年が経ってやっと遺骨が日本に戻ってきた。
 あるいは「朴正熙が1979年に暗殺されて、その後、1988年に韓国が民主化されて、1998年にはついに朴に迫害を受けた金大中が大統領になったら」、金大中拉致事件など「朴政権の違法行為の全貌が全て明らかになったか」といえばおそらくそんなことはないでしょう。
 北朝鮮拉致も同様に「仮に北朝鮮体制が崩壊しても」どこまで真実が分かるかどうか。あるいは分かるにしても荒木が言うほど「簡単に分かる」ことはないでしょう。かなり時間がかかるのではないか。

*1:戦前、東洋経済新報主幹。戦後、政界入りし、吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相を経て首相

*2:陸軍卿、内務卿、第一次伊藤内閣内務相、首相、第二次伊藤内閣司法相、枢密院議長等を歴任。元老の一人

*3:1950~2017年。八尾市議(1999~2009年)、衆院議員(2012~2014年:維新の会→次世代の党)を務めた。また特定失踪者問題調査会常務理事、頑張れ日本!全国行動委員会大阪支部代表を歴任(三宅博 (政治家) - Wikipedia参照)

*4:名古屋市議(自民)。現在は妻の藤沢ちあきが地盤を引き継いでいる(藤沢ちあきオフィシャルサイト|名古屋市会議員参照)。まあ自民党議員でも特定失踪者問題調査会役員になるような人間はさすがに少数派でかなりの極右でしょうが。

*5:「段階的帰国について世論が納得(政府)」を勝手に「拉致問題の幕引き(勿論政府はそんなことは言ってないし、段階的帰国は何ら幕引きではないし、そんなことを言ったら段階的帰国ができなくなる)」と表現する荒木の無茶苦茶さには呆れます。これでどこが「どんなチャンスも逃さずに、できるところからやっていくというのが当然」なのか。まさに「語るに落ちてる(内心では荒木は段階的帰国に恐らく反対で政府攻撃のために金田氏らを利用してるにすぎない)」というべきでしょう。

*6:とはいえこの場合の「勝利」とはさすがに『ベトナム戦争でのサイゴン陥落』のような、米国首都陥落ではなく、ベトナム戦争での北ベトナム勝利(米国が撤退)やアフガン戦争でのアフガンゲリラ勝利(ソ連が撤退)のような『戦争長期化で厭戦気分が蔓延し、米国が和平に応じる』という形の勝利ですが