思いつきで根拠はないですが、むしろ「若さ(小林は1974年生まれ、小泉は1981年生まれ)」という属性がかぶる「小泉潰し」ではないか。
小林の方が「高市よりまとも」とは全く言えないでしょう。そして要職就任については「安倍の支援が大きい」とは言え「総務相(第三次安倍内閣)」「自民党政調会長(第三次安倍、岸田総裁時代)」という「要職経験」が小林より多い高市が支持されるのも「ある意味当然」でしょう。
都知事選での石丸伸二がネオリベポピュリズムの旋風を巻き起こして、それが自民党総裁選への立候補自体私が予想していなかった小泉進次郎の出馬につながり
前回(結局は石破と共に、総裁選に出馬した河野を支援し、俗に小石河連合と呼ばれた)だって小泉は「出馬を画策」してたでしょうし、石丸は関係ないんじゃないか。
また「世論調査で上位」なのだから「世論調査では上位ではないが今回出馬した加藤勝信元官房長官」等とは違い、出馬は「予想の範囲内」でしょう。
立民の石垣のり子に離党を強く働きかけるネットというかXの左派支持層に私は全く感心しない一方、彼らのXを多数ポストした上で、断固立民にとどまる意思表示をしている石垣は、こういう点での芯の強さはたいしたものだと高く評価している。
立民はもともと小池百合子(この人はネオリベポピュリストと極右ポピュリストとを兼ねている)の排除に対抗してできた政党*1だから、党の正統性はその流れにこそある*2。だから石垣が党にとどまって内部から失地を回復しようとしていることは正しい。
石垣批判ツイートとそれに対する彼女の応答ぐらい引用しろよと思いますがそれはともかく。
「親から継承した固い地盤を持つ四世政治家の小泉進次郎(曾祖父が濱口、第二次若槻内閣逓信相、祖父が池田、佐藤内閣防衛庁長官、父が首相)」等ならともかく多くの政治家は「政党に所属」しなければ当選できないのだから、全然「芯が強い」なんて話じゃないでしょう。「失地回復」なんてきれい事でもないでしょう。
単に「西尾末広(社会党を離党し民社党委員長)」「江田三郎(社会党を離党し社民連代表)」「矢田部理(社会党を離党し新社会党委員長)」「武村正義(自民党を離党し新党さきがけ)」「羽田孜(自民党を離党し新生党党首)」「菅直人(新党さきがけを離党し民主党代表)」「亀井静香(自民党を離党し国民新党代表)」等、過去の「離党政治家」のような能力やそれを支える有力支持者が彼女にいないだけの話です(まあこれらの離党組の多くは最終的には党は解散し、失敗に終わったのですが)。
まあ「批判ツイートはすぐブロックの河野太郎」よりは「メンタルは強い」のでしょうが。
ちなみに調べてみたら以下のような批判ツイートがありますが、それに対して彼女がしてるのは「身近な支持者は離党要請などしてない」程度の話でしかないですね。「第1回投票では吉田に、決戦投票では枝野に投票した」そうですが、内部から失地を回復なんてツイートはしてないと思います。
nagaya
石垣氏って新人ながら参院一人区で自民相手に唯一議席をとったくらい選挙に強い。でも立憲の新しい代表はその自民にすり寄ってでも、もう一度権力の座につきたい、できれば総理に、とかが言動から見え隠れする人ですよ。その人が看板で勝てますか。30人くらいで新党つくって戦ったほうがいい気がする
党風が違うのだから当たり前の話です(そもそも執行部だけでなく、党員、後援会員など支持者の多くもそんなことを望んでないでしょうが)。まあ、社民党と新社会党は「元は一緒」だし、もはや合同した方がいいのではないかと思いますが。なお、社民党について言えば実際に起こったのは「民主党(民進党、立民党といった後継政党を含む)への大量移籍」でした。
そもそも「右」の方だって今「政界再編の動き」などないでしょう。あえて言えば「前原無償会」の「維新への合流」の可能性があり得る程度で。
なお、過去の政界再編とて「最大野党・立民党として存続している民主党(鳩山、菅直人ら新党さきがけ、社会党離党組が結成した旧民主党に、その後、「羽田民政党、新党友愛(旧民社党)、小沢自由党など旧新進党系政党」が合流)」以外の「新進党(新生党(羽田、小沢グループ)、民社党、日本新党等が合同して成立したが選挙の不振で解散し、羽田民政党、新党友愛(旧民社党)、小沢自由党などが誕生)」等は失敗してるのだから「再編機運」がなくても不思議ではない。
単に「割る能力」がない「無能」なだけの話でしょう。「無能」だからこそ前回の代表選では「リベラル派」西村や逢坂が「右の泉」に負け、今回の代表選でも「リベラル派」枝野や吉田が「右の野田」に負けたわけです。俺が共産支持なのは「立民党リベラル派」があまりにも「うどの大木」「期待外れ」であることは大きい。
そもそも「党を割らないから偉い」のなら「公明党」「共産党」も非常に偉いことになる(kojitakenへの嫌み、皮肉)。
共産には失礼ながら「立民党リベラル派」が「それなりに信念と政治力があれば」俺は共産ではなく彼らを支持していたでしょう。
割って出るのは決まって右派だ。
右派には例え一時的成功にすぎなくても「自民離党組である日本新党(細川代表が首相)、新党さきがけ(武村代表が細川内閣官房長官、村山内閣蔵相)、新生党(自民党時代に中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相だった羽田党首が、新生党結党後に細川内閣副総理・外相、首相)、国民新党(自民党時代に橋本内閣建設相、自民党政調会長(小渕、森総裁時代)だった亀井代表が鳩山、菅内閣金融担当相)、都民ファ(東京都政与党)や維新(大阪府政、市政与党)の成功体験(?)」があるから「出たくなる」んですかね。
「自民離党組」小沢(自民党時代に中曽根内閣自治相、自民党幹事長(海部総裁時代))も今や「落ちぶれた」とはいえ一時は「新生党(細川、羽田政権与党)代表幹事、最大野党新進党党首、民主党(鳩山政権与党)幹事長」として羽振りの良い時期もありましたし。
まあ大昔(?)の左派には「西尾末広(社会党を離党し民社党委員長)」「江田三郎(社会党を離党し社民連代表)」「矢田部理(社会党を離党し新社会党委員長)」と言う離党がありましたが。
*1:「対抗」と言えば聞こえがいいですが、「そうしないと生き残れない(選挙に当選できない)」から「小池に排除された連中」が緊急避難的に一緒になっただけの話でしょうに。「共産支持の俺」は結党当初から立民なんか大して評価していません。2017年衆院選で議席数「立民55>希望50」となったから希望が衰退しただけで、逆に「希望>立民」なら「未来の党が選挙後消滅したように」立民党は消滅していたでしょう。立民が「信念を持った人間の集まり」とは最初から思ってない。
*2:仮にそんな正統性があるとしても、国民民主党多数派と合同し、国民民主出身の泉が代表になった時点でそんな「正統性」は失われたとみるべきでしょう。
*3:俺個人は「多い」どころか「立民党リベラル派は頼りない、使えない→だから共産支持」と思うことしかないですね。