石破氏の地位協定改定戦略 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
松竹が石破について「裏金問題」「夫婦別姓」「原発問題」「金融所得課税」(夫婦別姓と原発、金融所得課税については後で触れます)などを無視して安保にしか言及しないことには呆れますがそれはさておき。
石破氏に対しては、総裁選挙後これまで、「言行不一致」という批判が寄せられた。
そりゃそうでしょう。「言行不一致」は、松竹が触れてる「日米地位協定(総裁選で触れたが施政方針演説では一言も触れず)」だけじゃない。
今日のTBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」の「日本全国8時です」で月曜コメンテーター「山田惠資氏(時事通信で政治部長、解説委員長などを歴任)」が批判してましたが、まず第1に解散時期ですね。
総裁選当時は「早期解散を表明する小泉」に対し「それなりに審議してから解散する」かのような物言い(すぐ解散したがる若造の小泉と、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)など要職を歴任した俺は違うんだ、野党相手の論戦など怖くないとアピール)だったくせに実際は「首相就任後、史上最短の解散(予定)」です。
第2に保険証廃止方針についても総裁選では見直すかのような物言いをしていたのが早くも「廃止方針堅持」です。
第3に夫婦別姓。第4に原発問題。第5に金融所得課税強化(税率アップなど)。第6に女性天皇。
これまた総裁選では「夫婦別姓実施、原発廃止や金融所得課税強化、女性天皇容認の方向」に踏み出すような物言いをしながら施政方針演説では勿論そんな物は何も出てこなかった。
第7に「党首討論」。過去には「2時間ぐらい時間を取りたい」と言った男が、野党から「ならば2時間たっぷり党首討論しましょう」と(皮肉、嫌みを?)言われても、前言撤回で「80分(1時間20分)」だったようです。それすら「以前の党首討論は45分だった」と渋ったらしいから呆れます。
他にも色々あると思いますが、「以上の7つだけでも」いい加減、人間として石破は信用に値しないでしょう。
「8時です」では、山田氏も、MC森本氏も「前言撤回が多すぎる」「内閣支持率が低い(岸田、菅内閣が誕生当初50~60%台だったのに対して、石破は40~50%台)のも当然だ」と石破を酷評していました。昨今のマスコミでは「森本スタンバイ」は比較的まともで良心的な番組かと思います。
私は「自衛隊を活かす会」の事務局長をしている関係で、周辺には防衛省や自衛隊関係者の元幹部も少しいる。いずれも専守防衛論者であり、日米関係についても日本の主権を重視したいという方である。
そういう方のなかでは、石破茂氏への信頼が高い。
そうした松竹の主張が事実なら、その連中は
1)よほど人を見る目がないか、
2)石破のダメさを知りながら、石破に媚びることが利益になるので「太鼓持ちとして持ち上げてるか」のどちらかでしょう。
大体、石破は「小泉内閣防衛庁長官」「福田内閣防衛相」という防衛庁長官、防衛相経験者ですが、奴はそのときに「護憲派」にとって評価できるようなことを何かやったというのか?
今日の「森本スタンバイ」の「石破酷評」を連中に聞かせたかったところです。
それにしても松竹が「石破を評価してる人間(防衛省や自衛隊の関係者)」の名前を具体的に書けないのが滑稽です。
◆柳澤協二
松竹が事務局長を務める『自衛隊を活かす会』の代表。防衛庁運用局長、人事教育局長、長官官房長等を歴任。松竹が編集したという『非戦の安全保障論』(共著、2022年、集英社新書)の著者
◆林吉永
航空自衛隊第7航空団司令など歴任。松竹が編集したという『非戦の安全保障論』(共著、2022年、集英社新書)の著者
といった連中だろうとは思いますが。
そもそも「専守防衛の立場の人間」が何で「石破評価が高い」のか意味不明です。石破は「三木武夫、宮沢喜一元首相」「加藤紘一氏(単なる偶然だが、防衛庁長官*1、政調会長*2、幹事長*3経験者という点で石破と共通する)」等のような「護憲派」どころか、「徴兵制は合憲(憲法学界通説だけでなく、政府見解も徴兵制違憲説)」と述べたこともある改憲右翼(当然、専守防衛の立場ではない)なのですが(例えば、赤旗戦争体験のない“新世代の国防族”/石破新防衛庁長官の危険な言動/公然と徴兵制合憲論(2002.10.2)参照)。
過去には「政府批判のデモ活動」をテロ呼ばわりする暴言をはいたこともある極右が石破です(例えばデモは「テロ行為」、秘密保護法案で石破氏発言 参加者ら憤り/横浜 | 政治・行政 | カナロコ by 神奈川新聞(2013.12.1)、赤旗弾圧立法の本質見えた/“デモを「テロ」”扱い 石破発言/秘密保護法案(2013.12.3)、石破茂首相「デモはテロ」と断言した「タカ派」の地金がジワジワ 「民意に寄り添う」は総理のイスに座るまで?:東京新聞 TOKYO Web(2024.10.4)参照)。
つまりは石破を評価するという「松竹の類友(松竹もか?)」は
1)石破が改憲右翼だと言うことが分からないほどのバカか
2)「石破を支持する改憲右翼」なのに護憲派ぶってる詐欺師
のどちらかでしょう。どちらであっても最低最悪ですが。
私が伝え聞く範囲のことであるが、石破氏は(ボーガス注:日米地位協定見直しに)本気だと思う。
本気なら施政方針演説で地位協定見直しに触れたでしょう(実際は勿論触れず)。
というかそれ以前に「小泉内閣防衛庁長官」「福田内閣防衛相」「自民党幹事長(第二次安倍総裁時代:閣僚では無いとは言え、幹事長が何か言えばそれなりの影響力はある)」といった時代に「地位協定見直し」に動かなかった石破の何が「本気」なのか?。大体「伝え聞く」て、松竹は誰から伝え聞いたのか。
「石破の政策秘書」等など「石破の側近」ならともかく「噂話」レベルでは話になりません。
松竹は一体「誰から伝え聞いた」のかきちんと書くべきでしょう。
そんなことをしなくても、日米地位協定改定は可能*5でしょう。「英仏独伊など」他の「米軍基地を置いてる国」の「地位協定」は「日本ほど酷くない」と言われますし、これらの国々は「米国に自国の軍事基地がある」わけでもないでしょう。本気で「日米地位協定」を改定したいなら、むしろ「英仏独伊など」他の「米軍基地を置いてる国」の「地位協定」が米国とのどのような交渉の上で、どのように制定され、改正され、運用されてるのかを研究し、日本の改定交渉に生かすべきでしょう。
そもそも何のために米国内に自衛隊の基地を置くのか。
「海外で自衛隊と米軍で共同軍事作戦をやる」というならそれこそ違憲行為でしょう。
「松竹はアホか?」と心底呆れます。こんな「右翼分子・松竹」が党を除名されるのは全く当然でしょう。松竹には「奴に迎合する類友」共々「ふざけんな」「くたばれ」という怒りや憎悪を禁じ得ません。
というか共産どころか、旧社会党、社民連、社民党、新社会党等といった左派政党や、保守政党でも「新党さきがけ」のような「護憲リベラル政党」であっても松竹のような「右翼的安保論」は支持されないでしょう。
それにしてもinti-sol氏は松竹が「石破をかなり高評価してること」をどう思うのか聞きたいところです。彼は「安保政策限定」ですら松竹ほど石破に好意的ではないと思いますが(安保政策以外も加味すれば、inti-sol氏は勿論石破には非常に否定的でしょうが)。
というか以前は「松竹に好意的な物言いをしていたinti-sol氏」も今や松竹には「興味も関心ももはやない」のかもしれない。何せ松竹も完全に「あの人は今」と化してますからね。マスコミも松竹のことなど報じないし、「共産に限らず」野党各党も相手にしてないようだし、奴を支持するのは「一部例外」でしかない。
なお、上記は松竹記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。「賛同コメントしか掲載しない」松竹のクズさには心底呆れます。