公立校教員に残業代支給を検討 定額廃止案、勤務時間を反映(共同通信) - Yahoo!ニュース
以前報じられた「給特法の支給率アップ(4%→10%程度:例えば教員給与上乗せ 10%以上に引き上げの素案 中教審部会が提出 | NHK | 教育(2024.4.19)参照)」ではなく「法廃止により残業代支払いにシフト」が本当ならグッドニュースですが果たしてどうなるか。
衆院選での自公敗戦が理由なのか(法廃止を主張する立民との関係改善狙い?*1)、関係ないのか等色々気になるところです。
勿論「人件費が増えず、サービス残業が横行(給特法の支給率アップの方が支給額が多かった)」の危惧はありますが「残業代不払いが法律で正当化されてる現状」よりはましでしょう。
「残業代支払いを認めると言ってもこの人件費予算では無理だ、予算を増やせ」「サービス残業横行でまともに支給がないのでは、給特法時代より酷いじゃないか」等という批判の根拠にもなる。
規正法再改正は年内実現を 国民玉木氏、政活費廃止 - 産経ニュース
「絶対に自公にやってもらう」とまでいう「ガソリン税のトリガー条項」などと違って「他党が出さなくても、国民民主で法案提出する」ではなく「改正すべき」「廃止すべき」と他人事なのが玉木らしい。どう見ても本気ではない。
「政治とカネの問題には触れないのか、自公の議席減はまさにそれが理由ではないのか?」「トリガー条項とか支持者向けの利益誘導しか興味がないのか?」との批判に慌てて「一応言っただけ」だからこうなのでしょう。 まあ、国民民主が出さずとも立民や共産当たりが提出し、国民民主がどんな対応をするかは明確になるでしょうが。勿論、玉木が今後「立民などの提出法案」についてあれこれ言い訳しながら反対し、国民民主党案も出さないという「無茶苦茶」をしたとしても俺は何ら不思議には思いません。玉木とはそういう人間でしょう。
被害者支援の〝筆頭格〟が「マスコミ対策」という現実 日曜に書く 論説委員・木村さやか - 産経ニュース
いわゆる「メディアスクラム(集団加熱取材:メディアスクラム - Wikipedia参照)」の問題ですが、産経が触れるとは意外なのでメモしておきます。
なお、この問題については以前以下の通り記事を書いたのでこの機会に改めて紹介しておきます。
今日の産経ニュース(2024年5/26~28日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
産経新聞(ボーガス注:無神経なメディアスクラムが)「犯人の次に憎かった」 報道被害なくすため池田小事件遺族がたどり着いた答え
https://www.sankei.com/article/20240528-NEI2ZWJNR5I6XMY666FVUE7PBU/
確か、TBSラジオの番組『蓮見孝之・まとめて!土曜日』だったと思いますが「取材されるという迷惑」という話を聞いたことがあります(話をしたのは確か、宮本常一のような民俗学者ですが名前は覚えていません)。
何かというと、◆宮本常一に『調査されるという迷惑』という「私のような民俗学者が知らなかったら恥ずかしい」古典的著書があります。調査は研究者の権利だが被調査者の義務では無い。迷惑と思う人間がいても当然です。
報道も同じで『取材されるという迷惑(つまりはいわゆる報道被害)』がありはしないか。そのためには「迷惑をかけないように努力する」と共に被調査者(被取材者)*2に『調査(取材)を受けて良かった』と思われる成果を、あるいは一般人に『調査(取材)の成果だ』と評価される成果を出さないといけないと思う。
但しそれは「被調査者(被取材者)の言いなりになる」「被調査者(被取材者)と馴れ合う」ということではなく緊張関係は必要だ。非常に難しい話です。と言う話です。それを今思い出しました。
(以下略)
<産経抄>暦に取り戻したい「明治」 - 産経ニュース
予備知識のある方なら「タイトルだけで分かった」でしょうが戦前は「明治節(明治天皇の誕生日)」だった「文化の日(11/3)」を「明治の日にしたい」と言う話です(自民、維新、国民民主などウヨ政党議員による「明治の日」超党派議連もあるらしい)。「佐藤首相の明治100年」「安倍首相の明治150年」同様の「明治美化(そして戦前美化)」でしょう。
勿論「天皇誕生日→みどりの日→昭和の日(4/29)」にもつながる。とはいえ、佐藤や安倍の企みが「成功したとは思えない」(例えば佐藤の業績として主に挙げられるのは「日韓国交正常化」「沖縄返還」等で「明治100年」行事ではない)。
あるいは「昭和の日」が右翼が期待するほど「戦前美化に役立ってるとは思えない」ので仮に「明治の日」になったところでどれほどの意味があるか。
勿論俺は「明治の日」なんて反対ですが。
なお、興味深いのは戦前において「大正の日」などないですが、ウヨ連中が「大正の日」制定とは言わないことですね(なお、大正天皇の誕生日は8/31)。
大正時代はウヨ連中においては「日清戦争(台湾)、日露戦争(南樺太)で海外領土を獲得した明治時代」のような「栄光の時代」とは見なされてない*3と言うことでしょう(左派においては「大正デモクラシー(男子限定だが普通選挙制の実現など)」という形でそれなりに評価されていると思いますが)。
英保守党が新党首にベーデノック氏選出 ナイジェリア系黒人女性、党再生へ右派路線に転換 - 産経ニュース
「両親が移民」という黒人なのに「移民反対の右翼政治家」とは意外ですが「総選挙では移民反対の右翼政党に票を食われた→路線をより右に持って行く」とは「何だかなあ」ですね。
「労働党に奪われた穏健保守層」を取り戻すという考えになって欲しいところです。実際「その方が勝ち負けの観点」でも適切かと思います。こんなことをすれば「労働党に奪われた穏健保守層」は確実に戻ってこないでしょう。大体、敗戦の理由は「今までの保守党は左寄り過ぎた」なんて話ではなく例えば「経済問題、生活問題(物価高騰など)」でしょうに。
しかし「米国のトランプ」「フランスのルペン」などに続き、英国でも「極右政治家」が台頭するとは何ともかんともです。
国民民主は石破政権延命に協力せず 玉木代表「政策本位」と強調、手取り増額に重ねて意欲 - 産経ニュース
玉木がどう言い訳しようが「立民とは交渉すらしない」「自民との交渉にのめり込み(勿論石破退陣も求めない)」なのだから「延命に加担」以外何物でもない。「延命に加担しない」というなら「まずは石破氏に退陣して欲しい」と言ってしかるべきでしょう。
自民非公認で当選の萩生田光一氏「吹っ切れた。自分が前面に出てやらないといけない」 - 産経ニュース
自民党内では「萩生田*4ら裏金議員のせいで負けた」と総スカンだろうに安倍派次期会長や首相を目指すという意味らしい「前面に出る」「安倍イズム継承」発言には呆れます。とはいえ、アンチ安倍派の俺の願望込みですが、安倍派も「未だ最大派閥ではあるものの議員数を大幅に減らした(また、参院議員数を入れると最大派閥にすぎず、衆院議員数だけでは麻生派が最大派閥)」し、「現首相・石破」やその周辺は「安倍派の復権」を阻止しようとするだろうし、萩生田の思惑は実現しないのではないか。そもそも安倍派の連中も「萩生田を担ぐこと」で意見が一致してわけではなくだからこそ次期会長が決められず「安倍派五人衆の集団統治」だったわけです。
<正論>「憲法9条守る」と唱える虚しさ 駒沢大学名誉教授・西修 - 産経ニュース
明らかに「九条改憲ムード」などないのに、むしろこんな虚勢、強がりを言うことの方が「空しくないか」と聞きたくなります。
兵庫知事選、自民県連は斎藤氏の支援禁止せず 末松会長「あえて考え方言わなくても…」 - 産経ニュース
未だにパワハラ斎藤を支持しようとする奴が自民党内にいるのかと心底呆れます。自民も含めて全会一致で不信任可決だったはずですし、維新(斎藤が所属)すら斎藤を見限って「独自候補」を出すし、「出馬候補」が「斎藤以外は共産候補など自民がどうしても支持できない候補か」と言えば勿論そんなこともない。
というか、兵庫知事選「現状で最良最善」自民神戸市議団が清水氏推薦を決定 問われる維新との距離感 - 産経ニュースと言う報道もありますが、兵庫知事選 自主投票決めた自民県議団有志が出馬予定の稲村氏支援へ [自民] [兵庫県]:朝日新聞デジタル、
自民党会派の半数以上が稲村氏支援へ 兵庫県知事選挙 - サンテレビニュースでわかるように、自民県連主流はマスコミに寄れば「パワハラ斎藤」と「斎藤の生みの親・維新*5」を外した上で、勝利の可能性がそれなりにある(そして立民の支援*6を受けてるとは言え、反自民というわけでもない)稲村元尼崎市長の支援を決めたようです。しかし自民主流は稲村支持とは言え、候補を一つに統一できないのだから兵庫の自民も混迷していますね)。
さすがに斎藤は落選すると思いますが暗澹としますね。
まあ、俺としては
小松立騎
稲村和美は、あれはあれで尼崎市長時代*7に「稲村不動産」の異名をとるほど公共施設の統廃合を含めた都市開発に躍起になっていた。(ボーガス注:パワハラ疑惑、おねだり疑惑がないだけ、斎藤より人間的には勿論マシだが)政策的には斎藤元彦と大して変わらず、評価に値しない。
という指摘もありますし、勿論「共産候補の当選希望」なのですが「斎藤や維新が当選するくらいなら稲村の方がまし」とは思っています。今のところ彼女には「斎藤や維新ほどの醜聞」は出てないようですし。
*1:マスコミ報道によれば国民民主は専ら「ガソリン税のトリガー条項」「基礎控除引き上げ」ばかり言っており、国民民主はこの件とは関係ないでしょう。
*2:勿論、中には「俺の希望に添った調査結果(報道)でないと一切認めない」と言う狭量な人間(例:https://blog.goo.ne.jp/mccrearyが何度か批判している一部の犯罪被害者遺族)もいるでしょうが、理想は「被調査者(被取材者)に評価される成果」でしょう。
*3:大正時代に第一次大戦参加でパラオを植民地化していますが
*4:第四次安倍、菅内閣文科相、岸田内閣経産相、自民党政調会長(岸田総裁時代)を歴任
*5:「斎藤の生みの親」である維新と組むことは批判の対象になるし、この機会に維新と縁切りしたいと言うことでしょう。
*6:その後、国民民主も稲村支援を表明し、「自立国相乗り」の稲村が最も有利な地位になったと言えるのではないか。勿論俺的には「共産候補当選」がベストですが、一方で「斎藤や維新よりはまだ稲村の方がましではないか」とも思います。
*7:2010~2022年の3期12年