kojitakenに悪口する(2024年11/9日分)(追記あり)

百田尚樹、「SF」と称して女性は大学禁止、25歳以上は結婚禁止、30歳以上になったら子宮摘出させるとの暴言を炸裂(呆) - kojitakenの日記
 「クローン臓器の可否(小生は未読ですが、カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(邦訳はハヤカワ文庫))」などまともな「SF話」ならともかく、こんな「ただの女性差別暴言」は論外ですが、それはさておき。
 百田なら謝罪しないで居直るかと思いきや「保守党の面子(特に河村など国会議員)」から泣きが入ったのか、謝罪したのは意外です。

 文春への提訴を取り下げて(つまり自分の負けを認めて)テレビ出演復帰に意欲を見せた松本人志

 松本はそうした思惑かもしれませんが

◆俳優・木下ほうかの性加害(木下ほうか - Wikipedia参照)
 『週刊文春』2022年3月31日号が木下が演技指導名目で若手女優に性加害を行った疑惑を報道。この報道を受け、4月5日から放送予定のNHK総合の連続ドラマ『正直不動産』を降板。所属事務所からも解雇された。
→木下の名前でググっても最近の記事がヒットしないので、仮に芸能活動をしているにしても、文春報道前のような「地上波テレビドラマ出演」等の「華々しい活躍」はできてないのでしょう。
ジャニー喜多川性加害問題 - Wikipedia
 BBCが2023年3月7日にこの問題を取り上げた番組『J-POPの捕食者・秘められたスキャンダル』を放送。4月12日、被害者の一人である元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトが日本外国特派員協会で記者会見。これを契機にNHKが5月17日の『クローズアップ現代』で、「“誰も助けてくれなかった” 告白・ジャニーズと性加害問題」と題しジャニー喜多川を批判するなど、日本マスコミも徐々にジャニーズ批判を展開。ジャニーズ事務所は最終的に、藤島ジュリー景子社長(当時)の引責辞任(2023年9月5日)、『SMILE-UP』への社名変更(10月17日)、マネジメント業務を行う新会社『STARTO ENTERTAINMENT』の設立(12月8日)、被害者への謝罪と賠償に追い込まれる
◆お笑いタレント斉藤慎二ジャングルポケットメンバー)の性加害
 2024年10月に所属する吉本興業を解雇。斎藤の解雇によりジャングルポケットはおたけ、太田博久の2名体制に移行

等、最近は「性加害問題」での世間の目も厳しいですからね。いくら松本が人気タレントで、所属事務所「吉本興業」が

明石家さんま
 現在、日本テレビ踊る!さんま御殿!!』MC、フジテレビ『ホンマでっか!?TV』MCなど
今田耕司
 現在、テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』MCなど
川島明
 現在、TBSのワイドショー『ラヴィット!』MCなど
ナインティナイン
 現在、日本テレビぐるぐるナインティナイン』MCなど
博多華丸・大吉
 現在、NHKあさイチ』MCなど
東野幸治
 現在、日本テレビ『行列のできる相談所』MCなど

などの人気タレントを抱える大手芸能事務所で、また吉本の「松本に対する態度が大甘」であっても、そう簡単に復帰できるかどうか。
 松本に甘い態度を取れば「過去との整合性はどうなってるのか?」の批判を免れないでしょう。
 そもそも「請求を取り下げ」とは「文春報道を事実と認めた」と評価されても文句は言えないでしょう。
 一部(松本擁護派)には「請求取り下げには被告『文春』の同意がいる(被告に勝訴判決を求める利益があるため)。勝訴判決を求めて取り下げに同意しなくてもいい文春が、取り下げに同意したのだから真偽不明だ(もっと酷いのになると「松本の勝利」扱い)」と強弁する輩もいるようですが、それは詭弁でしょう。
 個人的には「取り下げに同意せず、徹底的に文春には戦って欲しい」ですが、仮に「松本の性加害」を「真実である(あるいは、真実と信じたことに過失はない)」として名誉毀損不成立と「文春が確信していた」としても裁判官がどう判断するかは正直分からない点があるでしょう。
 そして裁判をすることは「時間と裁判費用(弁護士への依頼料など)がかかる」。その時間と費用を嫌って文春が取り下げに同意したとしても、必ずしも批判できないと俺は思うし、ましてや「真偽不明」とは言いがたいでしょう(ましてや「松本の勝利」とはもっと言えない)。
 ならば「億単位の請求」を求めた松本が何故、取り下げを決めたのか。文春は勿論報道が間違っていたなどとは認めていません。
 仮に百歩譲って「真偽不明」としてもそれは「松本が清廉潔白だ」と言う話ではない。そんないかがわしい人間がテレビに復帰していいのか。
 しかし、「吉本所属」「性加害報道(不起訴になったとは言え、被害者の刑事告発書類送検された斉藤と違い、松本は被害者が文春に告発したもの、刑事告発はせず、刑事事件化はしてませんし、斉藤には性加害とは別途、借金トラブルも報じられていますが)」と言う点では共通する松本(未だ解雇せず)と斉藤(解雇)の「吉本興業の扱いの違い」には「何だかなあ」ですね。つまりは「『ダウンタウンDX』(日本テレビ、MC(ダウンタウンとしての出演))、『水曜日のダウンタウン』(TBS、MC(ダウンタウンとしての出演))、『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送、MC(松本の単独出演))等のレギュラー番組*1を持つ大物の松本は今後もタレントとして金になると思ってかばい、小物の斉藤は切って捨てた」ということですが。
 なお、問題は松本よりも「吉本とテレビ局」でしょう。松本が復帰を希望しても「吉本が松本を解雇」など、吉本やテレビ局が松本復帰に協力しなければいいだけの話です。
【追記】

三谷幸喜氏、訴えを取り下げた松本人志の今後を予想「あまり考えたくはないんですけど」と性格を考えた結末も…(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
「僕はあまり考えたくはないんですけど、松本さんってわりと、ちゃぶ台ひっくり返す人でもあるから。辞めちゃうんじゃないかっていう選択肢もなんか、彼の中である気もする」

 松本を評価してるのか、松本の復帰を望んでいるらしい吉本興業やテレビ局に媚びてるのかはともかく三谷には「おいおい」ですね。松本が仮に「島田紳助」のように引退したとして何が残念なのか。
 松本は「裁判取り下げ」により「自らの潔白」を証明することを断念しました。百歩譲って「文春も勝訴を目指さなかったから真偽不明」と評価するにしても、松本の現状を「潔白が証明できた」とはとても言えないでしょう。そんな人間がテレビ復帰していいのか。
 そもそも島田紳助が引退しても、日本テレビ行列のできる法律相談所東野幸治)」、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団(今田耕司)」等、後釜に別の芸能人(今田耕司東野幸治など)が座って人気を博してる。
 松本も引退はしないまでも「出演自粛中」は日本テレビダウンタウンDX(相方の浜田雅功のみ出演)」、フジテレビ「酒のツマミになる話」(お笑いコンビ「千鳥」の大悟が代役のMC)、「まつもtoなかい」(「だれかtoなかい」とタイトル変更した上でムロツヨシが代役のMC)と言う形で松本がいなくても番組はきちんと視聴率が取れている。松本がいないことについて一部のファンを除けば、大して不満はないことは明らかでしょう。まあ、これは島田紳助や松本に限らず「ほとんどの芸能人」はそうでしょうが。
 「不祥事を起こそうが、人気は絶大で、番組に必要な芸能人」なんてそんなご大層な人間はどこにもいない。

望月衣塑子
 三谷幸喜氏が、松本人志氏の提訴取り下げでこんなずれた発言をしていることにびっくり。松本人志氏は、闘っても勝つ見込みがないから取り下げたのだろう。性加害の問題に対する認識が甘すぎる。

という望月氏の「三谷批判」には全く同感です。
【追記終わり】


「アウトだよね?」自民・大空幸星氏(25) 比例復活も選挙期間中の“戸別訪問”疑惑投稿が波紋…事務所が明かした「真相」(女性自身) - kojitakenの日記

 総裁選の上位3人の残り2人は高市早苗*2小泉進次郎*3ですからね。JNN世論調査で「石破*4辞任の必要なし」71%になったのはよくわかります。あとの2人があまりにもひど過ぎるから。

 果たしてそういうことなのかどうかは何とも言えないでしょう。
 「トリガー条項(ガソリン価格引き下げ)」「基礎控除引き上げ(減税)」を国民民主党が石破に飲ませる*5までは「石破政権でもいい」という極めて「自己中心的な話」かもしれない。
 なお、高市はともかく、小泉の首相就任の可能性は「小泉が選対委員長を辞任した時点」で「ない(選対委員長を引責辞任したのに首相就任ではおかしい)」のでこうしたkojitaken文章には「はあ?」ですね(なお、マスコミ報道に寄れば、後任の選対委員長は岸田内閣官房副長官だった木原誠二の見込み。岸田派取り込みが目的とみられる)。
 また、石破辞任なら「ポスト石破」は現状を大きく変えたくないであろう執行部連中(森山派領袖の森山幹事長など)によって、石破政権幹部から「林*6官房長官」「加藤*7財務相」(いずれも総裁選に出馬)あたりが担ぎ出されるのではないか。
 そうしたパターンは過去にも

鈴木善幸*8(前任の大平*9首相時代(大平は首相在任中に急病死)は自民党総務会長)
森喜朗*10(前任の小渕*11首相時代(小渕は首相在任中に急病死)は自民党幹事長)

等があります。
 それにしても辞めたのは「選対委員長だった小泉」だけで「石破首相」だけでなく「森山*12幹事長(森山派領袖)」「鈴木*13総務会長」「小野寺*14政調会長」等執行部が全て残留かと呆れます。

 解散をめぐるブレで、石破は思いのほか信念の弱い人だということがよくわかりましたね。あれでブレずに派手に党内抗争をやりながら選挙戦に臨んだら、もっとも極端な場合は2005年の郵政総選挙みたいになるかと一瞬恐れましたが、そもそも解散のタイミングだけでも党内で石破が妥協し倒したことを思えば杞憂でした。あまりにテレビでの候補者討論会とかけ離れた「最短解散」をやるという話を小川彩佳が最初聞いた時、フェイクニュースじゃないかと思ったとか言ってました。テレビのニュース番組のキャスターにここまで馬鹿にされるようでは

 まず第一に果たして「解散の時期」は「ブレ」なのか。そもそも「最初から石破は短期解散を考えていたのに、『短期解散』小泉との差別化から総裁選中、平然と嘘をついていた」可能性も充分あるでしょう。
 第二に小川の発言は彼女の主観的には恐らく『言行不一致はおかしい』程度の『普通の石破批判』であって「バカにしてる」わけではないでしょうし、客観的に見ても「バカにしてる」とはいえないでしょう。

*1:勿論、性加害報道後は出演自粛してますが

*2:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相自民党政調会長(第二次安倍、岸田総裁時代)、岸田内閣経済安保相等を歴任

*3:第四次安倍、菅内閣環境相自民党選対委員長(石破総裁時代)等を歴任

*4:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相等を経て首相

*5:勿論「飲まない可能性」もありますが

*6:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相、岸田内閣外相、官房長官等を経て、石破内閣官房長官

*7:第二次安倍内閣官房副長官、第三次安倍内閣一億総活躍等担当相、第四次安倍内閣厚労相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、菅内閣官房長官、岸田内閣厚労相等を経て石破内閣財務相

*8:池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(佐藤、田中、大平総裁時代)等を経て首相

*9:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、蔵相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)等を経て首相

*10:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)等を経て首相

*11:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相等を経て首相

*12:第三次安倍内閣農水相自民党国対委員長(第二次安倍、菅総裁時代)、選対委員長、総務会長(岸田総裁時代)を経て幹事長

*13:小泉内閣環境相、第四次安倍内閣五輪担当相、岸田内閣財務相を経て自民党総務会長

*14:第二次、第四次安倍内閣防衛相