今日の産経ニュース(2024年11/24日分)

名古屋市長に広沢氏初当選 河村氏後継、減税の訴え響く 与野党推薦の大塚氏ら及ばず - 産経ニュース
 河村が名古屋において、強い地盤を築いている(今回、河村は衆院選に転戦し当選)とは言え、後継市長(河村が後継指名)がトンデモ極右(河村所属の保守党が支援)とは全く残念ですが、諦めずに戦うほかはないわけです。


発達障害の受刑者立ち直り支援 大阪刑務所、拘禁刑導入控え12月から初試行 - 産経ニュース
 こうした試み(発達障害への対応)は大変いいことだと思うのでメモしておきます。


野球プレミア12、日本は大会2連覇逃す 台湾に完封負け - 産経ニュース
 「日本は予選で全勝だった(勿論台湾にも勝利)」ので「まあ日本が連覇だろう」と軽く考えてましたが、そうはならなかったわけです。(これは台湾だけでなくもしかしたら、日本が予選で勝利した米国等もそうだったのかもしれないが)思った以上に「力の差」はなく、最後に台湾が全力を出し切って勝ったと言うことでしょう。何か日本側に「重大な采配ミス」があったのならともかくそうでないなら俺個人はあまり批判する気はありません。「日本シリーズ」のような「7試合中4勝する必要がある」のならともかく「決勝の一発勝負」ならこういうこと(番狂わせ?)もあるでしょう。日本が負けたことは残念ですが、「野球の普及」と言う面では「日本に比べ野球後進国だった台湾がそこまで力をつけた」としてむしろ喜ぶべき事ですらあるでしょう。


大相撲・初場所は横綱同時昇進の可能性も 琴桜と豊昇龍について審判部 - 産経ニュース
 まあ今場所、どちらも好成績でしたからね。来場所成績にもよりますが、照ノ富士も怪我で休場が多いですからね。
 いつ照ノ富士が引退して「横綱不在場所」になってもおかしくないわけで、早く新横綱が出て欲しいし、その場合「二人昇進」が一番喜ばしい。正直、照ノ富士も「横綱不在でいいのか」で引退を口にできない面もあれば、相撲協会も同様の理由で「彼に引退を勧告できない(まあ、出場すると優勝するなど好成績を上げることも少なくないですし)」という面もあるでしょう。


国連で戦っている民間人たち 「捏造で日本が潰される」 サンデー正論 - 産経ニュース

 女性差別撤廃委員会で特定失踪者問題を取り上げるのは、特定失踪者には若い女性が多いからだ。
 だが、最終見解に拉致問題への言及は一字もなかった。

 そもそも特定失踪者なんて「日本国内で40人も発見されてる(全て北朝鮮とは関係ない)」と言うインチキ極まりない代物であり、そんなもんを国連が扱うわけもないでしょう。まあ、仮に「本当の北朝鮮拉致」だとしても「女性差別」と言う話ではないと思いますが。
 なお、日本は女性差別撤廃条約の「個人通報制度(選択議定書)」については加入していませんが、この辺り「右翼民間人達のロビー」を高評価する産経がどう考えてるのか聞きたいところです。

「〝赤い〟専門家がメンバーの委員会に対し、〝赤い〟日本人が情報をインプットして、条約に沿って(ボーガス注:夫婦別姓女性天皇などの)〝赤い〟勧告が出る。」

 「女性天皇夫婦別姓に否定的な自分たち」に都合が悪いと国連を「左翼の巣窟」呼ばわりとはいつもながら呆れます。そもそも「英国」「オランダ」など欧州の君主国の多くが「女帝容認」なのに「女性天皇=左翼」とは認識の歪みが酷すぎる。


国連の幻想 左派の主張だけお墨付き、「日本人の声」として発信される危険性 葛城奈海 戦うことは「悪」ですか - 産経ニュース

 「女性が皇位を継げないことが女性差別を助長する」とは、かなり無理のあるこじつけとしか私には思えない。

 こじつけどころか女性差別以外の何物でもないでしょう。なお、そうした主張者には「左派」もいるでしょうが、「右派(リベラル保守)」が主張してもおかしくない話です。

 それを女性差別というのであれば、むしろ、現在の法体系では一般女性が皇族と結婚して皇室に入ることはあるが、その逆はないこと、つまり一般男性が皇族と結婚しても皇室に入ることはあり得ないので、これを男性差別となぜ言わないのか。

 その件はむしろ「皇族男性が一般女性と結婚しても皇族離脱しない(一般女性が皇族入りする)のに、皇族女性が一般男性と結婚すると皇族を自動的に離脱する(存命の人物としては池田厚子氏、島津貴子氏(いずれも昭和天皇の娘)、黒田清子氏(上皇明仁の娘)など:臣籍降下 - Wikipedia参照)のは皇族女性に対する女性差別ではないか」と主張すべきではないかと思いますがそれはさておき。
 「ならば産経は女性宮家(現状では認められてない)を認め、過去はともかく*1、一般男性の皇族入りを今後認めるのか」「皇族女子の婚姻による皇籍離脱を、国連女性差別撤廃委員会が『合理性のない女性差別だから止めなさい』と勧告出せば認めるのか」と言えば認めないくせによくもこんなことが言えたもんです。

 (ボーガス注:夫婦別姓にせよ)いずれにせよ左派の主張に共通していたのは、「日本はこんなにもひどい国です。国連さん、助けてください」という基本スタンスだ。

 そりゃ「日本ではこういう女性差別(例えば夫婦同姓)があると思う。ついては国連女性差別撤廃委員会で勧告を出して欲しい(そうした個別的主張、具体的主張の是非はひとまず置きます。夫婦別姓については個人的には全くその通り、女性差別だと思いますが)」という話なんだから当たり前の話です。それの何が悪いのか。


<主張>資金パーティー券 「外国人購入」には罰則を 社説 - 産経ニュース
 以前も別記事で書きましたが、問題は1)パーティー券購入が企業・団体献金より規制が緩いこと、2)そのあげく、開催していない架空パーティーや会場定員を大幅に超えるパーティー券販売まであることなので「外国人」云々は「排外主義への迎合」&「話の本質から目をそらせる話のすり替え」です。
 つまり、すべきことは「企業・団体献金規制と同じくらい厳しいパーティー券購入規制にする(こうすれば企業・団体がパーティー券購入する動機がなくなる)」か「企業、団体のパーティー券購入をそもそも禁止する(個人の購入のみ可とする、勿論個人名を借用しての企業・団体購入は禁止し、違反者には罰則を科す)」かでしょう。個人的には規制が楽なので「企業、団体のパーティー券購入を禁止」すべきだと思いますが。
 そうしたところで「個人購入が可能ならパーティー参加の支障はない」し、企業・団体の政治献金を「禁止しない限り」パーティー券購入とは別の形で企業・団体は献金可能だからです(個人的には企業・団体献金を全面禁止すべきだと思いますが、それはひとまず置きます)。
 また、本当に外国人を購入禁止にすると「外資企業のパーティー券購入が消えて、自民が困ることになる(既に現状で外資企業がパーティー券購入してる)」ので抜け穴(外資企業が別団体を作ってそこからパーティー券を購入するなど)ができることも確実でしょう。

*1:まあ過去(黒田清子氏の夫など)についても遡及して皇族入りを認めることはそうした制度さえ作れば可能でしょうが。