今日の中国ニュース(2024年12月1日分)

中国侵攻に合わせ「武装蜂起」計画、台湾で退役軍人ら起訴 解放軍10万人引き入れ画策も - 産経ニュース
 「スパイ行為」ならともかく「武装蜂起」とは現実的な計画とは思えず、にわかには信じられません。
1)台湾公安のでっち上げか
2)「誇大妄想狂の非現実的計画」のどちらかとしか思えませんが、今後色々と明らかになるのでしょう。


<主張>中国の核戦力増強 先制使用の脅威に備えよ 社説 - 産経ニュース
 「先制使用」云々言うならそれは何も中国に限った話ではなく「全ての核保有国(米英仏露、インド、パキスタン北朝鮮。なお、政府が公式には認めてないがイスラエルも核保有国とみられる)に該当する」のですがね。
 ちなみに中国は「核保有は、他の核保有国(恐らく主として米国を想定)に対する防衛目的であり、先制使用はしない」と公式に表明しています(未だそうした表明は撤回されていない)。一方、そうした表明は何もせず「舌先三寸」ですら「先制使用の可能性を否定しない国」の一つが米国です。核兵器の数も米国の方が中国よりもずっと多い。
 それでも米国は全く非難しないのだから産経もデタラメです。


習近平総書記が喬石氏生誕100周年記念座談会で重要談話--人民網日本語版--人民日報
 勿論「中国共産党織部長、中央政法委員会書記*1、副首相、中国共産党中央規律検査委員会書記、全人代委員長(国会議長に該当)」等の要職を歴任した喬石氏(1924*2~2015年)はそれなりの大物でしょうが、我々日本人にとっては「毛沢東中国共産党主席(1893~1976年)」「劉少奇国家主席(1898~1969年)」「周恩来・首相(1898~1976年)」ほどの知名度はないので「正直なところ、どんな扱いなんだろう?」感はあります。「悪意ある見方」をすれば「現政権指導部に喬石氏に世話になった人間が沢山居る」程度の可能性も「可能性としては」あるでしょう。


<主張>中国総領事の投稿 日本の選挙に干渉するな 社説 - 産経ニュース
 大阪総領事という立場を考えれば適切なSNS投稿とは言えないでしょうが、「米国大統領選挙でのロシアの謀略」など、「正体を隠して投稿」等の謀略的行為でもなく、選挙への影響もどう見てもないでしょうから、ここまで非難するほどの話でもないでしょう(中国政府が彼を更迭するなどはせず少なくとも表向きは問題視してないとは言え、恐らく個人的な行動であって政府の指示でもない)。
 むしろ「兵庫県知事選」での「SNSでのデマ流布」等の方がよほど問題です。

*1:警察、検察、裁判所を管轄するポスト(中国共産党中央政法委員会 - Wikipedia参照)

*2:この年に生まれた著名人としては「安倍晋太郎元外相(1991年死去)」「竹下元首相(2000年死去)」「ブッシュ父元米国大統領(2018年死去)」「石橋政嗣社会党委員長(2019年死去)」「カーター元米国大統領(存命)」「村山元首相(存命)」等がいる。