ちなみに赤旗が名前を挙げる
「酒造り*1」
「和食*2」
「和紙(石州半紙(島根県)、本美濃紙(岐阜県)、細川紙(埼玉県))」以外の20件は無形文化遺産 | 文化庁によれば
「能楽(狂言を含む)」
「人形浄瑠璃(文楽)」
「歌舞伎」
「雅楽」
「小千谷縮・越後上布*3:新潟県魚沼地域のカラムシ織物製造技術」
「奥能登のあえのこと*4」
「早池峰神楽(はやちねかぐら)*5」
「秋保(あきう)の田植踊*6」
「大日堂舞楽*7」
「題目立*8」
「アイヌ古式舞踊」
「組踊*9:沖縄の伝統的ミュージカル」
「結城紬」
「壬生の花田植*10」
「佐陀神能:島根県佐太神社の神楽」
「那智の田楽:那智火祭りの神聖なる舞台芸術」
「山・鉾・屋台行事*11」
「来訪神*12」
「伝統建築工匠の技(木造建造物を受け継ぐための伝統技術)」
「風流踊(ふりゅうおどり)*13」です。
海外では人気が高まる*14日本酒も、国内の消費量は落ち込んでいます
酒業界にとっては辛いことでしょうが、酒(アルコール)は勿論「健康に悪影響(肝臓に負担がかかる)」なので一概に悪い事とも言えません。日本酒だけでなく酒類全般の消費が減ってるかと思います。
「物価高等による国民の生活苦(酒に限らず『生活必需品ではない嗜好品』は減らされやすい)」「飲酒運転の取り締まり」(nordhausenさんの指摘)、「人口減少」「新型コロナの感染拡大をきっかけとして会食の機会が減ったこと」(nordhausenさんが紹介するNHK記事ユネスコ無形文化遺産に日本酒など日本の酒造りが登録!吉田類さんも祝杯 | NHK | WEB特集 | 観光、日本酒 焼酎 泡盛など 日本の「伝統的酒造り」ユネスコの無形文化遺産 登録決定 | NHK | 兵庫県の指摘)など「消費減の理由はいろいろ考えられます」が俺が思うに「大きな理由の一つ」は「健康志向」でしょう。
<主張>「酒造」が文化遺産 継承発展の契機としたい 社説 - 産経ニュース
近年の市場は厳しい。農林水産省の調べでは、日本酒の国内出荷量は昭和48年をピークに減少し、昨年はその4分の1以下だった。(ボーガス注:ウイスキー、ビール、ワイン等)多様な酒類との競合や健康志向による低アルコールブームなども要因だ。
も俺と同様の指摘(赤字部分)をしています。
アサヒビールの「スマドリ(スマートドリンキング)」キャンペーン(例えば【スマドリ】スマートドリンキング | アサヒビール参照)や「低アルコールビール(通常のアルコール度数5%のスーパードライとは別途、3.5%のスーパードライを販売)」等も「健康志向」の一例でしょう。
参考
もはや酒飲みは少数派 アサヒビールが10年仕事で挑む「スマドリ」:日経ビジネス電子版2023.6.29
スマドリとは「スマートドリンキング」の略。お酒を飲む人も、飲まない人も、気兼ねなく好きなドリンクを楽しめる「飲み方の多様性」を指す概念として、アサヒビールが2020年12月に提唱した。このスマドリを体感できる場として(ボーガス注:アサヒビールが)オープンしたのが、渋谷のスマドリバーだ。
提供するのはノンアルコールや低アルコールだけではない。スーパードライ*15やペローニ*16といった通常の生ビール、ボトルワインも注文できる。お酒を飲めない人から、多少飲める人、結構飲める人まで、みんなで一緒にワイワイ楽しめるのが特徴だ。
コンセプトは「飲めても飲めなくても、みんな飲みトモ」。酒類メーカーであるアサヒビールが、「飲めない人」「飲まない人」に着目したのはなぜか。それは、これまでターゲットとしてきた「飲む人」こそが社会の少数派であることに気づいたからだ。
アサヒビールが試算したところ、日本の20~70代、約9000万人のうち、お酒を日常的に飲む人はわずか2000万人にとどまった。(ボーガス注:日常的には飲まない7000万人のウチ)飲めるけど飲まない、そもそも全く飲まない人は計5000万人にのぼり、残りの2000万人も「家飲み」や「外飲み」が月1回未満という、ほとんど飲まない層だった。
「我々は、当たり前のように、お酒を飲む人の声に耳を傾けて(ボーガス注:ビール、チューハイ等を)開発してきたが、そもそもどれだけの人が日常的にお酒を飲むのか。誰も考えてこなかった」
こう振り返るのは、アサヒビールマーケティング本部長の梶浦瑞穂氏である。5000万人といえば、日本の飲酒可能人口のほぼ半数に当たる。裏を返すと、「世の中の半分が我々のお客さんになっていないということ。これはまずい」と社内に危機感が広がった。
(この記事は有料会員登録で続きをご覧いただけます)
*1:無形文化遺産の一覧 - Wikipediaによれば「日本酒」以外の酒では「ジョージア(旧称:グルジア)の伝統的なワイン醸造」「ベルギービール」が登録されている
*2:無形文化遺産の一覧 - Wikipediaによれば「和食」以外の料理では「フランス料理」「メキシコの伝統料理」「祭礼料理ケシケキ、トルココーヒー(トルコ)」「キムチ(韓国、北朝鮮)」「地中海料理(キプロス、クロアチア、スペイン、ギリシャ、イタリア、モロッコ、ポルトガル)」「アラビアコーヒー(アラブ首長国連邦、サウジアラビア、オマーン、カタール)」「ナポリピザ(イタリア)」「ボルシチ(ウクライナ)」「平壌冷麺(北朝鮮)」等が登録されている
*3:どちらもカラムシ(苧麻)が原料だが平織のものは越後上布、縮織のものは小千谷縮と区別されている(越後上布 - Wikipedia参照)
*4:石川県奥能登地方の珠洲市、輪島市、鳳珠郡能登町、穴水町で古くから行われている新嘗の祭礼(アエノコト - Wikipedia参照)
*5:岩手県花巻市大迫町に伝わる民俗芸能の神楽(早池峰神楽 - Wikipedia参照)
*6:宮城県仙台市太白区秋保町に伝わる民俗芸能の田植踊(秋保の田植踊 - Wikipedia参照)
*7:秋田県鹿角市の大日霊貴神社(大日堂)に伝わる民俗芸能(大日堂舞楽 - Wikipedia参照)
*8:奈良県奈良市の八柱神社に伝わる民俗芸能(題目立 - Wikipedia参照)
*9:琉球王国時代の沖縄で玉城親方朝薫が創始したとされる歌舞劇(組踊 - Wikipedia参照)
*10:広島県北広島町壬生で、毎年6月の第1日曜日に豊作を願って行われる伝統行事(壬生の花田植 - Wikipedia参照)
*11:青森県の「八戸三社大祭の山車行事」、秋田県の「角館(かくのだて)祭りのやま行事」「土崎神明社祭の曳山行事」「花輪祭の屋台行事」、山形県の「新庄まつりの山車行事」、茨城県の「日立風流物」、栃木県の「烏山の山あげ行事」「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」、埼玉県の「秩父祭の屋台行事と神楽」「川越氷川祭の山車行事」、千葉県の「佐原の山車行事」、富山県の「高岡御車(みくるま)山祭の御車山行事」「魚津のタテモン行事」「城端(じょうはな)神明宮祭の曳山行事」、石川県の「青柏祭の曳山行事」、岐阜県の「高山祭の屋台行事」「古川祭の起し太鼓・屋台行事」「大垣祭の軕(やま)行事」、愛知県の「尾張津島天王祭の車楽舟(だんじりぶね)行事」「知立(ちりゅう)の山車文楽とからくり」「犬山祭の車山行事」「亀崎潮干(しおひ)祭の山車行事」「須成祭の車楽船(だんじりぶね)行事と神葭(みよし)流し」、三重県の「鳥出神社の鯨船行事」「上野天神祭のダンジリ行事」「桑名石取祭の祭車行事」、滋賀県の「長浜曳山祭の曳山行事」、京都府の「京都祇園祭の山鉾行事」、福岡県の「博多祇園山笠行事」「戸畑祇園大山笠行事」、佐賀県の「唐津くんちの曳山行事」、熊本県の「八代妙見祭の神幸行事」、大分県の「日田祇園の曳山行事」を「山・鉾・屋台行事」としてひとまとめで登録。「遺産登録が増えすぎること」を懸念するユネスコに配慮してまとめているとみられる(山・鉾・屋台行事 - Wikipedia参照)
*12:「吉浜のスネカ(岩手県)」「米川の水かぶり(宮城県)」「男鹿(おが)のナマハゲ(秋田県)」「遊佐(ゆざ)の小正月行事(アマハゲ:山形県)」「能登のアマメハギ(石川県)」「見島のカセドリ(佐賀県)」「甑島(こしきしま)のトシドン、薩摩硫黄島のメンドン、悪石島のボゼ(鹿児島県)」「宮古島のパーントゥ(沖縄県)」を「来訪神」としてひとまとめで登録。「遺産登録が増えすぎること」を懸念するユネスコに配慮してまとめているとみられる(来訪神 - Wikipedia参照)
*13:岩手県の「永井の大念仏剣舞(だいねんぶつけんばい)」「鬼剣舞(おにけんばい)」、秋田県の「西馬音内(にしもない)の盆踊」「毛馬内(けまない)の盆踊」、東京都の「小河内(おごうち)の鹿島踊」「新島の大踊」「下平井の鳳凰の舞」、神奈川県の「チャッキラコ」「山北のお峰入り」、新潟県の「綾子舞」「大の阪」、山梨県の「無生野(むしょうの)の大念仏」、長野県の「跡部の踊り念仏」「和合の念仏踊」、「新野(にいの)の盆踊り」、岐阜県の「郡上踊」「寒水(かのみず)の掛踊」、静岡県の「徳山の盆踊」「有東木(うとうぎ)の盆踊」、愛知県の「綾渡(あやど)の夜念仏と盆踊」、三重県の「勝手神社の神事踊」、滋賀県の「近江湖南のサンヤレ踊り」「近江のケンケト祭り・長刀振り」、京都府の「京都の六斎念仏」「やすらい花」「久多(くた)の花笠踊」、兵庫県の「阿万(あま)の風流大踊小踊」、奈良県の「十津川の大踊」、島根県の「津和野弥栄(やさか)神社の鷺舞」、岡山県の「白石踊」「大宮踊」、徳島県の「西祖谷(にしいや)の神代踊(じんだいおどり)」、香川県の「綾子踊」「滝宮(たきのみや)の念仏踊」、福岡県の「感応楽(かんのうがく)」、長崎県の「平戸のジャンガラ」「大村の沖田踊・黒丸踊」「対馬の盆踊」、熊本県の「野原八幡宮風流」、大分県の「吉弘楽(よしひろがく)」、宮崎県の「五ケ瀬の荒踊」を「風流踊」としてひとまとめで登録。「遺産登録が増えすぎること」を懸念するユネスコに配慮してまとめているとみられる(風流踊 - Wikipedia参照)
*14:というか「国内で売れないので海外に進出した」ということでしょう。